東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ホウレンソウ3 アクシデント発生とその収束と間引き(農:土肥裕花)

2016年10月27日 (木)

お久しぶりです。もっと早く投稿しようと思っていたのですが、部活と某実験のレポートに追われて延び延びになり、タイトルがこのように盛りだくさんになってしまいました。

まずはアクシデント発生とその収束からお話したいと思います。ちょうど一週間前の1020日、帰宅してみると朝ベランダに出したときには元気だったホウレンソウたちが、こんなにぐったりしていました。朝には適度に湿っていた土も乾いてしまっていました。

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ネットを調べた限り同じような状況になっているブログなどは見当たらず、また原因が何であるかはっきりとわからなかったため、完全に自己流とはなってしまいましたが対処を行いました。

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水をしっかりあげた後、写真のようにデスクライトで光を当てました。今までベランダに出しているので光は十分だと思っていましたが、ホウレンソウが徒長気味であること、よく考えてみると私の部屋は割と高い階にある上に西向きなのでホウレンソウを置いていた位置がほぼ日陰になってしまっていたことから、あまりにも光が足りなかったのではと考えました。本来ホウレンソウは光を当てすぎると花が咲いて食用に適さなくなってしまうようなので、今後は日中窓際に置く程度に留め、夜は覆いをしたいと思います。また、さらにこの後、土を買ってきて土寄せをしました。

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数日後、写真のように元気になり、無事本葉も大きくなり始めました。この対処法で本当に良かったのか疑問が残りますが、元気になってくれたので一安心です。

そして、ホウレンソウは無事成長を続け、本葉が二枚になったので間引きを行いました。ホウレンソウがぐったりしたときに、土寄せしても厳しそうな個体を3つ既に間引いていたので、6個体から3個体への間引きとなりました。

冒頭の写真も間引き後のものですが、この写真は上から見た様子です。子葉が伸びた方向が原因で、2つの個体が重なっているようにも見えますが、株自体は十分に離れているのでこのまま残しました。

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本葉は、鉢に残したどの個体もほぼ同じ大きさで1.3センチほどでした。

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先ほど観察したところ、新しい小さな葉が見えていました。今後の成長が楽しみです。

間引いたものは、先生が前におっしゃっていたように味噌汁に浮かべました。本当にほのかにですがちゃんとホウレンソウの味がしてちょっと感動しました。本来のサイズのものよりだいぶクセがない味だったので、ホウレンソウ嫌いの人でも食べられそうだと思いました。

最後に、次回予告です。実は、この講義で頂いた野菜の他に、コムギも育てることになりました。今週末播種をする予定なので、詳しい経緯や説明は日を改めて投稿します。

それでは、この辺で失礼します。

コメント

農学部・土肥さん

 おはようございます。遺伝の渡辺でございます。さて、少ししおれた(萎凋)した原因を考えてみましょうか。しおれたときの土の感じは、少し乾燥しすぎでしょうか。としたら、水をやるタイミングであった。ぼちぼち。で、10月20日の気温と日照がわからないのですが、気温が高い、日照がこの時期にしては、強くなかったでしょうか。特に、この時期、気温、日照が前日までより、急に強くなっていたら、一気に、水不足になった可能性はないでしょうか。毎日の気温などを書いている受講生もいますが、天気予報などを活用して、気温が上がりそうなら、急な変化があることを気にかけて下さい。うまくcareできたので、復活していますね。あとは、茎の部分に少し徒長している感じでしょうか。昨日の農学部の内野さんが土を購入していましたよね。それによって、植物がしっかりしているかと。少し分けてもらうとか、うまく横の連携を作って、継続して下さい。それから、しっかり、間引いたものを食して、その食感が「ホウレンソウ」であり、市販のものよりも薄い味と言うことに気がついているのがよいですね。味噌汁に浮かんでいる姿があれば、なおよかったです。次からは、ぜひ、その様子の写真もuploadしてみて下さい。

 次回予告、コムギの栽培ですか。楽しみですね。これまでのは、双子葉植物。コムギは単子葉。発芽の違いなど、また、おもしろいと思います。他の方々には、違った面で参考になると思います。同じ植物ですから。


 わたなべしるす