東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

寒くなったけど・・・(理:福島和紀)

2016年11月 2日 (水)

10日ぶりの投稿です。今回の上の写真は学祭で行った書道部の書道展の様子です。で学祭の準備やその他の課題にも追われ忙しい期間が終わり、やっと記事が書けるようになりほっとしています。


まずは、いつもとは順番を変えて先週収穫したブロッコリースプラウトについてから報告します。
前回の記事では光に当て始めるまでの報告でした。それから二日後の様子です。

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水滴がついてしまっていて見にくいのですが、比べてみると色は濃くなっています。
写真を撮る時に水滴を拭いておくべきだったと記事を書きながら気づき、反省しています。
そして、27日の朝収穫して食べてみました。
どんな調理の方法があるのか調べてみましたがそのまま食べるのが良さそうだったので大部分は何も手を加えずに、そして少量を納豆の薬味として食べました。

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そのままのほうはみずみずしく食べることができ、また納豆のほうは何も入れないで納豆を食べるよりも食べやすくなっているような気がしました。自分で育てたものだと思うと愛着があり、より一層おいしく食べることができたと思います。

ところで、コマツナを間引いたものを食べたときは生長後のコマツナと同じような感覚がしましたが、このブロッコリースプラウトに関しては大きく育ったブロッコリーとは違ったものに思えました。新芽だからといって、味は同じではないようです。

話は変わって、コマツナキャベツの生長報告です。

まずはコマツナから。
前回記事を書いていたころは、部屋の中は暖かかったのですがここ数日はというと
10月30日 最高気温25.9℃ 最低気温17.0℃
10月31日 最高気温18℃ 最低気温15.9℃
11月1日  最高気温17.2℃ 最低気温14.5℃

といったように次第に気温も下がってきています。外に比べれば暖かいのだとは思いますが、それまでなぜ計測した温度が20℃を超えていたのかが不思議なくらいですです。温度計に直接光を当てているわけではないのですが・・・。
そんな環境で育っているわけですが、小さかった3枚目と4枚目の葉も次第に大きくなっており順調に生長しています。

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これらは、11月2日の写真です。
まだ背丈が低いころは倒れそうになっている様子があったので爪楊枝を使って支えていましたが、よく見ると茎も太くなり丈夫になってきています。もう少しで支えが無くても大丈夫ではないかと思っています。

ただ、一方で先ほどの写真から見て取れるようにちょっとした問題が起こっています。

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これはこういった様子が見られ始めた29日朝の写真です。

子葉が黄色くなっています。
本葉のほうが黄色くなっているものはありませんが、30日にはさらにもう一つの株でも黄色くなっています。
先に黄色くなった方の子葉は次第にしおれていってしまっています。
これは大丈夫なのでしょうか。

肥料はまだ入れていなかったので、まずは肥料を加えて様子を見ています。加えすぎは良くないようなので、数粒しか加えていません。

一方、キャベツはというと・・・

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こちらは11月2日朝の写真です。
前回よりも葉はかなり大きくなり、茎の根元からはまた新たな葉が出ている様子が見て取れます。
ここに至るまでの様子を見てみましょう。

10月26日

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10月28日

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10月30日

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葉が出てからは予想以上に目見えて生長が分かります。
ちなみに、端の方にある芽もキャベツなのですが、自分が勝手に死んでしまっていたと思って放置していた方の芽です。

無視していてごめんなさい、キャベツさん。

そして、問題の水やりの加減ですがコマツナとキャベツも同様に土が乾いているときに全体を濡らすようにしています。やりすぎたと思うこともあるのですが、コツを掴むことができるよう頑張りたいです。


11月に入ると観察に使うことができる時間が今よりも多く確保できそうです。

おそらく、次の投稿は中間発表になると思います。これから準備をしていくつもりです。

コメント

理学部・福島さん

 遺伝の渡辺でございます。書道部に入っておられるのでしょうか。渡辺が仙台でこの研究室を立ち上げた頃、書道部の方がアルバイトで手伝ってくれていました。懐かしいです。渡辺は模擬講義をするだけの時間しかなくて、色々なところを拝見する時間がなかったのですが。皆さん、色々、がんばっておられるのは、何よりかと。

 ブロッコリースプラウト、よい感じで収穫できましたね。サイエンス的な観点から言えば、長さを測ってみて、最長、最短、できれば、平均くらいがわかると、おもしろいかなと思った次第でした。他にもスプラウトを作っておられる受講生の方。生長の途中での計測も大事ですが、収穫物の大きさの計測をしてみると、色々と違った面が見えてくると思います。tryしてみて下さい。食味はどう表現すればよいのか。確かに、ブロッコリーの花蕾ほど、きつい味はしないですね。あっさりしているかと。どうでしょうか。

 さて、コマツナの子葉が黄色くなり始めているという点。推察の通り、肥料不足かと思います。はえているところから、できるだけ遠いところに、施肥をしてみて下さい。3粒と言わず、5-7粒くらい。もちろん、水掛けの時は、少し伸長に。子葉の元気を戻すことは難しいかも知れないですが、本葉の色がよくなるのではと。キャベツの土寄せは、よい感じではないかと思います。あとは、水管理ですね。これが、結構難しいと、皆さん、感じているとおりです。割り箸などで、植木鉢の中に差し込んでみて、どこまで湿るか。しばらく突っ込んでおいて。そんなことを考えてみるのも、1つかなと。やってみて下さい。中間発表の準備もしっかりと。。。


 わたなべしるす