東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

土、肥料の追加(農:内野真子)

2016年11月18日 (金)

こんにちは。

最近は暖かい日と寒い日の気温差が激しく風邪をひかないか心配です。

そういえばこの言葉は一ヶ月近く前から言っているような気がします。

最初の写真は上から見たブロッコリーの様子です。

それではこれまでのように野菜たちの成長の様子を記していきたいと思います。

今回はブロッコリーとミニニンジンについて書いていきます。

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【ブロッコリー】

20161118102909-8492abae4b552a8a974131051803e0c23c258259.jpgブロッコリーには以前の豆苗に引き続き事件が起きました。

鉢を外に出しておいたところ、風に吹かれて倒れていました。

前回の豆苗の件も風が原因だったので仙台は風が強いなと実感しております。

しかし、このブロッコリーが倒れてしまったのはおそらく徒長の影響もあると思います。


そこで、倒れたのを元に戻すとともに徒長に対する策として、再び土を上からかぶせました。

かぶせる際にはブロッコリーがまっすぐになるようにすることと、子葉の下ギリギリまで土が来るように気をつけました。

子葉から下の茎は紫色をしていて子葉より上の茎の色とは異なっていました。また、子葉から下の茎は上の茎に比べて細く、この部分が全体を支えるのかと思うと心配になります。

ですので、おそらくこの部分はうまく成長していれば土の中にいるのだと思いました。

それを示すかのように、その上の部分から茎が少し太くなってきていて、徐々にブロッコリーらしさが見えつつあります。

20161118103033-c3de9301adcc32ebad9d7a1f762564615f557bd6.jpg土をかぶせた後の姿です。

子葉ギリギリまで土をかぶせたことによりきちんと自立し、徒長も目立たなくなりました。

ですが、ここまで土を入れてしまったので以前の記事でオガタさんに指摘いただいた以上にウォータースポットがなくなってしまい、水を上げる際には気をつけなければなりません。

土を増やしたこの時、同時に追肥も行いました。

また、本葉の数が3,4枚と多くなってきたのでそろそろ間引きをしなければならないと思っています。

近々その様子もご報告できれば、と思っているところです。

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【ミニニンジン】

20161118103346-3f75a4c42d284ddfc73716cc0a70eeaf02e13a57.jpg
ミニニンジンもブロッコリーと同じように風に吹かれて倒れてしまいました。

ブロッコリーほどではないですが、ニンジンも上記の通り土をかぶせました。

写真は土をかぶせた後のものです。

ミニニンジンは本葉がさらに生え、徐々に大きくなってきました。

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ミニニンジンはブロッコリーに比べて成長が遅いように感じます。

これは生育適温の違いによるものなのでしょうか。

ブロッコリーは生育適温が15~18℃、ミニニンジンの生育適温が18~21℃と少しではありますが、生育適温には差があります。

また、最近の気温はこの温度に届いていないことも多かったにもかかわらず、外で栽培していました。

これではどちらの生育適温にも届いていません。

ですが、ブロッコリーはミニニンジンよりも明らかに大きくなっています。

ブロッコリーの方がミニニンジンよりも寒さに強いということなのでしょうか。

それとも単純に成長の早さの違いでしょうか。

いづれにせよブロッコリー、人参がともに大きく育ってくれれば良いなと思っています。

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2016.11.18

栽培日数

ブロッコリー 43日目、ミニニンジン 43日目、豆苗 29日目

コメント

農学部・内野さん

 遺伝の渡辺でございます。仙台は風が強いですね。自転車で走るとき、これでもかというような風に吹かれることもあって。。。ブロッコリー、ずいぶんとブロッコリーらしい形態になってきましたね。後は、中心部に花蕾が見えてくると、だと思います。もう少し葉っぱの枚数が必要だと思います。あと、施肥はしっかりやって下さい。ここまで来ると、あとは、1週間に1回でもよいと思います。うまく、子葉も緑のままでkeepできると、かなりよい感じでないでしょうか。

 あと、土を足して、立っている姿になったのは、よいですね。1つあるとすれば、予防的というか、講義の最初に渡した、割り箸を使って、植物体の支えをするというのは、どうでしょうか。そうそう、ブロッコリーは、3個体ありますね。確かに、間引きという選択肢もあります。ただ、ちょっと、もったいないと思ったら。。。誰かの記事にも書いたとおり、キャベツとブロッコリーは、同じ種。遺伝子を混ぜることもできる。キャベツより、ブロッコリーの方が、緑が濃いので、少し苦みはあるかも知れないですが、若い葉っぱなので、キャベツの代わりに、間引く予定の個体の葉っぱをむしりながら、それを食して、育てる。ちょっと刻んで、ゆでて、と言うことで、野菜として食べることができますよ。というか、渡辺は、昔は、時々、そんなことをしていました。それだけで、ずいぶん、植物体への光環境は変わるように思いますが、どうでしょうか。

 ニンジンは生長がどうしても遅いですね。これも数日前に、誰かの記事に書きました。温度だけ出ないような気もしますし、温度をupさせる工夫をされた1つ前の工学部の鈴木さんの記事もあります。くれぐれも、風に気をつけながら、そんな工夫もどうでしょうか。せめて、ニンジンだけ。。。


 わたなべしるす