収穫に向けて(農:武田萌)
2016年12月27日 (火)
こんにちは、農学部1年の武田萌です。
ついに今年の授業はお休みに入り、悪魔の自然科学総合実験とも3週間ほどお別れです!
冒頭の写真は、陸前高田にある「奇跡の一本松」です。
多くの人が知っている東日本大震災のシンボルだと思います。
12月17〜18日、SCRUMさん主催の留学生向け陸前高田ボランティアツアーに参加した時に撮影しました。
日本人の私は語学サポーターとして参加しましたが、英語が堪能な先輩方に沢山の刺激を受けてきました...
そんなこんなでなかなかシュンギクの成長報告をする時間が取れず、
前回の投稿からこんなにも期間が空いてしまったのは初めてです(泣)
12月中に遅れを取り返せたらな、と思っております!
目次
1,ここ1週間のシュンギクの様子
2,収穫に向けての観察
1,ここ1週間のシュンギクの様子
2016.12.19.Mon 20:52
気温:約10度
湿度:約75%
草丈は最大12cm程度になりました!
この写真に写っている手前の株は草丈が低いことが分かりますが、
これまでもあったサイズの差はなかなか埋まらないようです。
例えば2つ前の記事の写真を見ても、
当たり前ですが株によりサイズが異なり、その時の成長差は今になっても埋まっていません。
人間の場合は、成長期を経て身長差などが大きく入れ替わることもありますよね!
(個人的には背の順で前半にいた経験はありませんが...)
さて、話は変わり。
12月3日に初めての間引きをしましたが、結局のところ鉢がぎゅうぎゅうになってしまっています...
これが、本記事の最後にも述べる通り、そろそろ収穫をしようかと考えた最大の理由です。
2016.12.22.Thu 23:19
気温:約17度
湿度:約80%
2016.12.24.Sut 17:55
気温:約8度
気温:約7度
湿度:約80%
どの写真を見ても分かる通り、葉の数がかなり増え、
それぞれの株の葉が重なり合ってしまっています。
そのため、今月中には抜き取り栽培もしくは摘み取り栽培をしようと思っています。
抜き取り栽培はその名の通り、根から株ごと引き抜いて収穫します。
参考にしたHPによれば、草丈が20cm程度に育ってきたら行うそうです。
摘み取り栽培も名前から想像できるかとは思いますが、地際を4~5cm残して手で摘み取って収穫します。
収穫後もわき芽が伸びてくるので、それを順次収穫できるというメリットがあります。
こちらは参考によると、草丈が25〜30cmになったら行うそうです。
2,収穫に向けての観察
先に述べた通り、シュンギクを収穫をするには2通りのメジャーな方法があることが分かりました。
しかし個人的には、葉を1枚ずつ茎との接合部で切り取って収穫するのもアリではないかと感じました。
ちなみに、シュンギクの茎と葉はどのようにくっついているのでしょうか。
その点を観察したのが上の写真(2016.12.23.Fri 10:25)になります。
私はこの構造が予想外でした!
というのも、全ての植物が左のイラストのように茎の一箇所から葉が複数枚出ているのだと思っていました。
シュンギクも画像(クリックすると見ることができます)のようになっていると思っていたのですが...
実際は右のイラストのように、地際の葉を除けば葉が互い違いに伸びてくるのですね!
収穫とは関係のない発見でしたが、新たな知識を得ることができました。
さて、収穫をしようとは考えているものの自宅のシュンギクの草丈はまだ15cmにもなっていません。
草丈が伸びることを期待して追肥を続け、収穫を遅らすこともできるのですが、どちらが良いでしょうか...
また、鉢にもっと余裕を持って植えていれば既に20cm程度まで伸びていたのかもしれません。
植物を大きく健康に栽培する難しさを感じている年末です...!
コメント
武田さんこんにちは。
最初に、ボランティア活動、褒めてあげたいですね。偉いです。他にもボランティアされている人が多くて、この展開ゼミを取る人は意識が高いな、と思います。素晴らしいですね。
更に語学サポーターとは。英語堪能、おみそれしました。
さて、シュンギクについて写真を見る限りすぐ心配なほど混み混みではないと思います。畑のシュンギクなどもこれくらい密に植えられています。下葉に枯れがきていないのでそんなに急ぐことはありません。
ただし、早く食べてみたいなら収穫してもいいと思います。私は、シュンギクなら茎がないとそれらしくないような気がするのですが、教授は「シュンギク、葉だけ食うだろ」と言ってます。
葉だけでいいのなら、葉を株の半分取ってしまって食べて下さい。でなければ摘み取り栽培にして下さい。何センチというより、葉の付け根から芽が出るのを想定して4枚かそこら以上残しておいて下さい。この時期からずんずん伸びるとも思いませんが、また収穫できるでしょう。栽培も面倒だと思いますが花芽ができておいしくなくなる4月までは栽培継続できます。
葉の出方についてよく観察しましたね。自然界ではこのような互い違いに葉が出る「互生」の植物が普通です。光を最大限受けるのに有利なんですね。他の人の投稿では、上から見て葉がどのような順に出ているか調べ、更に図表にまでしている方がいますよ。是非参照に見て下さい。それを見れば上手いこと光を受ける戦略を立てていることがわかります。
植物によっては同じところから葉を出す(対生)、あるいは何枚も葉を出す(輪生)の種類があります。何がしかの生存戦略のためと思います。
さて、それではまた報告お待ちしています。ラボスタッフ・オガタ
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