東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

野菜ズの経過観察:豆苗とミニダイコン(文:中里早希)

2017年12月 6日 (水)

こんばんは、中里です。

しばらく忙しくて、ずいぶんとご無沙汰してしまいました。私にとって、11月は中々に地獄な1ヶ月でした...

もう忙しくなくなったので、今月からは先月よりも記事を更新できそうです。

いろいろとひと段落し時間に余裕ができたので、おととい髪を切りました。とてもさっぱりした気分です。心機一転頑張りたいと思います。

あと、前々回の時、大学祭の写真の話をしましたが、写真を撮ったのは部活の仕事のためなので、私の手元にその写真はないんです。

そのため、ここにはのせられませんが、たくさんよさげな写真を撮ることが出来ました。


12月5日21:16 気温18度 湿度54%

今回は豆苗とミニダイコンの経過観察です。まずは豆苗。前々回のコメントに室温が高めの部屋に置いているとかびてしまうと言われたので、台所の暗室に移しました。その後大分伸びたので、1週間ほど前から緑化させるために、日のあたるところに置いています。

20171205231902-edd68ffb8af2629e1d9f57405e2cd03699833bbc.JPG20171205233100-db1048120d9deae73fbbf1bdb397f06c173a998b.jpg

現在の状態がこちら。9・10本ほど生えており、高さは1番伸びているもので15~16㎝。葉の形は楕円形で、濃い緑色をしています。

触ってみると薄いような感じがしますが、ちゃんと葉脈を観察することができます。葉と葉の間から、矢印で示した細いつるのようなものが生えていて、おもしろいです。

20171205232103-0650919ae5db0e6dd313962870da57fee0681d58.JPG太い根から細い根が無数に生えており、絡まり合っています。濃い緑色の葉とは対照的に、茎はとても薄い緑色をしています。単色ではなく、赤茶色をしている部分も見られます。豆苗はもう少し伸びてきたら収穫しようと思います。


続いて、ミニダイコンです。

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以前ミニダイコンの様子を記事に書いた時水不足になっていると言われたので、1回の水の量を増やし、植木鉢の下まで水が行き届いているか確認するようにしました。大分生長したと思います。

20171205234441-0d59a4232241bfb3700d8980e946b2918b48e1dd.JPG葉は全部で8枚で1番大きいものの大きさは15.5㎝。色は濃い緑色をしています。

触ってみると、豆苗の葉に比べて肉厚で、表面には細い毛のようなものがありふさふさした手触りです。

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葉の裏は、表面に比べてうすい緑色で葉脈をよく観察することができます。茎は太さ0.5㎝でしっかりしており、赤い色があるのが分かります。

20171205235650-c1a9e28294961961c49a39e221d586089c86567c.JPG子葉の裏面でも葉脈は観察できますが、他の葉に比べて薄いです。

ミニダイコンの種はふたつまいたのですが、ひとつはうまく発芽しませんでした。そのため、無事に生長中のミニダイコンは随分と植木鉢の端の方にあります。もう少し中央にあった方がいいと思い、井上さんの記事を参考にミニダイコンを少し中央に寄せました。

20171206001021-b40164ef3a623985f9f3112f707d7ab1b8edba8b.JPG20171206001325-413dcca10c29e245bf02d9fda967996cfa7ac4e9.JPG1枚目が移植前、2枚目が移植後です。次に追肥をしました。11月10日の渡辺先生の記事によると、ひとつまみ程度の肥料を根から離したところにまくのが大切だそうです。

20171206002755-a668eb37aad9f6c700884a855190429ac4251d72.JPG20171206002823-5f73b28c5e4be7d6910364fdbaecba013aab2272.JPGこのように3か所に肥料をまき、この後肥料に土を被せました。ミニダイコンがより生長するといいですね。


次回はホウレンソウの報告をします。今度こそ近日中に報告したいです。

ではでは、また後日。

コメント

中里さんこんにちは。

 上手に絵を描いていますね。写真も数多くて、しかも撮り方が大胆です。ここまでアップで撮る受講生はあまりいません。植物の全体を撮るべき時と、見せたいポイントを見せる時と撮り分けるのがいいですね。

 髪についてですが、ん?としか分かりません。短くなったというだけではなくて形も変わったのですね。オーソドックスに切りそろえたのですか。流行りの触覚ではないのですね。私の娘はその絵の左側の形です。片側に振り、流し方を水平に近づけるとよりガーリーになります。

 トウミョウ、きちんと育てられましたか。もう少しで収穫と書かれてますが、ぼちぼち食べて下さい。遮光して育てるのはもちろん胚軸を伸ばして食べるところを増やすためです。同時に淡白にして味に青臭さを出さないためでもあります。最後に光を当てるのは色どりを良くするためでしょうか。現在の緑色より濃くなってしまうと味に嫌味が出てしまいそうな気がします。しっかり味がするという意味ではよいのですが、トウミョウ自体マメっぽいので今ぐらいがいいでしょう。

 ミニダイコンはきれいに成長しています。どのポイントがうまくダイコンにマッチしたのかは分かりませんが、見事なものです。施肥もいい感じです。

 株が多少偏っていても全然構いません。むしろダイコンはハクサイなど以上に根が細くて切れやすいですから、移動させるのはかなりのストレスになります。子葉が折れていますが、まあこれくらいは別によいのですけれど。

 さて、次回のホウレンソウの報告も待っています。今月からややヒマなこといいですね。最近の学生は忙し過ぎることが多くて、何もせず時間を無駄にすることもまたいいものですよ。学生のうちです。ちなみにそちらは文学部ですか。私は今、ハーメルンというサイトでひたすら書いて投稿するのに忙しくしていますが、本当、文学的才覚のある人は凄いですね。

 ラボスタッフ・オガタ