東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

虫食い発見(農:齊藤芙紀子)

2017年12月30日 (土)

こんにちは、農学部一年の齊藤です。
前回の記事に関してオガタさんからコメントをいただきましたが、自分の地元を覚えていていただいていたことに感動しています...。
えんぶりは一か所で大々的に行う祭りというよりは、各家庭や企業等を回ってえんぶりを行い商売繁盛や家内安全を祈るといった地域密着型のものなので華やかさはあまりないかもしれません...最近では町の中でイベントとしてえんぶりを行うこともあるようです。

高校時代に下校中などにえんぶりの集団をよくみかけたのを思い出しました。まだ一年もたっていないのに懐かしい気持ちになり、時がたつのは早いものだなと...。

さて、今回は二週間以上間をあけての更新となってしまいました、すみません。記事を書き終えずにネット環境のない実家に戻ってしまったため、記事の内容はまだ仙台にいた27日までのものとなっています。



前回から大きく間が空いてしまいましたが報告をしていきたいと思います。まずこちらが現在のコマツナとハツカダイコンの様子です。20171230100727-f6cde698f4c517fa199358cf6bb44ebdf385495d.JPGのサムネイル画像

12月の17日・24日、そして27日に追肥を行いました。家を空ける期間が五日間ほどであれば、水をたっぷり与えれば大丈夫とのことだったので、水も多めに加えました。
あまり生長に関しては大きな変化は見られませんでした。葉の枚数は、ハツカダイコン6枚、コマツナは5枚でした。(サイズはかき忘れていました...)


気になった点として、ハツカダイコンには虫食いが見られました。以下、虫食いの様子です。

写真中央:穴が開いている部分

20171230100806-68158304f4443d7aec787cbd70b8f92fb4cafaea.JPG写真真ん中よりやや上:葉の真ん中あたりが半円状に食べられている20171230101126-04ce08e842738ec54e331eb1144b98bcef892ad4.JPG
虫食いの穴のあった葉を調べたところ、裏側に一センチほどの青虫のような幼虫が見つかりました。見つけてすぐにつぶしてしまった為、虫の種類は判別できませんでしたが、高畑さんの記事にも同じような虫食いの被害が見られているため、おそらくこの虫はコナガであったと思われます...。


コナガ(小菜蛾) Plutella xylostella

鱗翅目スガ科の昆虫。ほとんど全世界に分布し,幼虫ダイコンハクサイ,カブなどアブラナ科の害虫として有名。成虫は開張1.5cmくらいの小さいガで,前翅翅底部に白紋があり,翅をたたんで静止したとき左右前翅の白紋がいっしょになり,ダイヤモンドの形に見えるところからdiamond‐back mothという英名がある。卵は葉上に1個ずつ産みつけられる。幼虫は体長10mmくらいの青虫で,葉裏に糸を張って食害し表皮だけを残す。

(引用:コトバンク


コナガについて調べてみました。高畑さんの記事ではハクサイ、私の場合はハツカダイコンに被害があり、幼虫の画像も実際に見たものに近かったためほぼコナガで間違いないと思います。コナガの漢字は初めて知ったのですが、まさに読んで字のごとくですね。周りにアスファルトしかない中、ピンポイントで私の鉢に来てこの寒い時期に元気に葉を食べていたと思うと、コナガのたくましさに驚かされます。帰省の間は虫食いへの対策のしようがないため、これ以上の虫食いの被害が増えないことを祈るばかりです。

コメント

齊藤さんこんにちは。

 なるほどー、えんぶりとはそういう地域イベントで、縁起を良くする儀式的なものだったのですね。その方が見てみたいですね。三社大祭にも興味はありますが、山車系のお祭りは大小差はあれど全国各地にあり、むしろえんぶりのようなものが貴重に感じます。

 まあ、八戸で一番に見たいのは海猫神社です。次に八食センターです。八戸は、仙台からフェリー経由で北海道に行く際たびたび通っているのですが時間に追われてゆっくり観光したことがなくて・・ むしろ十和田の桜を見たり、三沢のバーガー食べたりして、周辺は観光しています。そういえば、なぜか仙台メディアテークの図書館の教育のところに八戸高校という結構立派な本がありまして、読んでみると八高がいかに貢献しているか述べられていました。

 さてさて、植物はまあまあ順調ですね。コナガの食害はあれど、この程度は害虫被害としては無いに等しいくらいです。夏場でしたら一晩で葉が半分になるほど一気に食害されるものです。

 見つけて、よく捕殺されました。これはさすが農学部と褒めてあげます。農学部女子はそうでなくてはいけませんね。飛来したことについて、昆虫は驚くほど広い範囲、遠距離からでもやってきます。凄い能力ですよ。

 ではまた、年明けからもまた報告お待ちします。

 ラボスタッフ・オガタ

農学部・齊藤さん

 こんばんは、遺伝の渡辺でございます。八戸は雪でしょうか。太平洋側なので、少し少なめでしょうか。今年はこの寒い状態で「コナガ」の被害が出ているというのが。。何とも不思議なのですが、それだけ、食することがおいしいものを育てることができているのだと思います。年末年始、少し暖かい日がありますが、大丈夫と思います。大きな食害にはならないかと。もどったら、葉っぱの裏表をしっかり確認して、見つけたら、物理的に防除して下さい。数も少ないので、これが適切かと思います。成虫を見つけることはまず、ないと思いますが、見たら、英語の名前のように、背中に縦長の菱形見えますので。

 ハツカダイコンは、他の受講生で収穫された方がいますね。大きさを比較しながら、根元を少し観察して、1つくらい、年明けに食してみるのはどうでしょうか。今の時期であれば、葉っぱも一緒に可能だと思いますので。あとは、ラボスタッフのオガタくんのコメントも参考にして下さい。では、よいお年をお迎えください。来年も投稿を楽しみにしておりますので。


 わたなべしるす