ハツカダイコン8日目&豆苗のその後(教:阿部美里)
2018年1月13日 (土)

こんにちは。今日は天気が良かったですね(※この記事は昨日書き始めました)。日当たりがとても良い私の部屋は、暖房なしで21℃まで上がりました。野菜たちも嬉しそうです。
まず、豆苗のご報告です。頂いた種ではなく、勝手に市販のものを買ってやっているので、タイトルに書くことは控えてきましたが、今回とうとうタイトルに登場しました。1/10(水)、4回目の収穫を行いました。
数値化はしていないのですが、気づける範囲で気づいたことを何点かあげます。
1, 茎が細くなった。
2, 味が青臭くなった。
4回目の収穫では明らかに味が青臭くなっていました。まずくはないですが。
3, 見た目の本数が増えた。
切ったところから再び生えるのではなく、脇から新たに伸びるため、下の方は本数が増えたように見えます。しかし、収穫量は減っています。
4, 豆まで緑になった。
5, 根が広がった。
最初はパックされていて四角かった根が、だんだん広がってきました。それに伴って、茎も広がっています。
6, 切った断面から水が出てきている。
ハツカダイコンの間引きの後と同じ現象が起こっていました。とても目がいい人でなければ見えないと思いますが...。
7, つるが生えてきている。
いつか、どなたかも言っていましたね。 上が買った時の様子、下が4回目の収穫の前です。
いつも見ていると違いに気づきにくいですが、こうして見比べてみるとだいぶ違いますね。5回目の収穫も楽しみです。
さて、次はハツカダイコンです。前々から感じていましたが、私の部屋は上のイラストのようになっていて、ベランダより室内の方が日当たりがいいです(季節によって太陽の高さが変われば違うかもしれませんが)。カーテンを開けるとさらに日当たりがいいです。だから、室内で育てようと思います。今日(1/12)のように晴れていて私が日中家にいられる日は、日光が当たりやすいように場所や角度を変えることができます。温室も、より日光を当てることに効果的です。見た目でも、温室があった方が、日光が当たっていることが分かりました。今日は温かい飲み物の空のペットボトルにお湯を入れて、温室に入れてみました。できるだけそうしていこうと思います。
さて、5つの発芽した種を植えた鉢の1/8(月)の様子です。 くもり 室温5~18℃ 湿度40%台
1/9(火) 晴れ 室温6~19℃ 湿度30%台
この鉢の土の表面が乾いてきたので、水をやりました。すると、水やりが乱暴だったようで、まだしっかり根の張っていなかったハツカダイコンたちがぷかぷか浮いてきて、5つ全部が表面に出てきてしまいました。そこで、ついでに、シャーレの2つの種のうち発芽した一つと、浮いてきてしまった種のうちの一つを、別の植木鉢に移植しました。これをハツカダイコン②と名付けました。元のハツカダイコン①は5-1=4つの種、ハツカダイコン②は二つの種があることになります。土をかぶせなおしたので、見えかけていた芽はまた土に隠れました。
1/12(金) 晴れ 室温5~21℃ 湿度40%台見えにくいですが右がハツカダイコン①で、左がハツカダイコン②です。日当たりが良く、暖かかったので、続々と芽が出てきました。
これは①です。4分の2の芽が顔を出しました。子葉が見えます。
こちらが②です。2つどちらも顔を出しました。①よりは緑になっていません。土の表面が乾いていたので水をやりました。今回は前回の反省を踏まえて、じょうろを近づけて優しくかけたら、種が浮いてくることはありませんでした。
寒いので成長がとてもゆっくりですが、気長に見守っていこうと思います。
今週末の間に最終発表を行う予定です。
それでは。
コメント
阿部さんこんにちは。
その部屋の暖かさがうらやましいですね。いくら日中でもそこまでになるとは、普通の家やアパートではないのでしょうか。鉄筋のマンション形式でしたらあり得ますね。関係ないですが、本当に年寄りほどマンション暮らしがいいと思います。部屋の温度が均一だし、変化もゆるくて住みやすそうです。
トウミョウ再生実験、素晴らしい出来ですね。報告も味や太さ、分岐の様子など細かくて参考になります。そろそろマメのエネルギーも無くなって光合成でなんとか維持してますね。5回目は果たしてどうなるのか。
観察では切った断面の導管から水が出ているのを見たのですか。よく気が付きました。
ハツカダイコン2回目、順調ですね。播き始めの種が浮いてくることもままあります。深く埋めるわけではありませんから。観察してリカバーしているのがいいことです。温度について、工夫の結果どうなったか、保温の機構をつけてどうなのか知りたいところです。
生育は果たしてどうなるか、一回目と違いが出るのかそれが良い方向なのか、楽しみに報告待ってます。
ラボスタッフ・オガタ
教育学部・阿部さん
おはようございます、遺伝の渡辺でございます。基本的なことは、ラボスタッフのオガタくんがコメントしてくれています。植物を見る人の感覚は違うにせよ、ある程度植物を見ていると、同じようなことが気になるのだなと。。。ふと、そんなことを。豆苗のこれだけの数を数値化するのは難しいですが、たくさんのことに気がついているのはniceです。細くなるのは、腋芽なので、細くなりますね。青臭くなったというのは、光合成をして、葉緑体が機能していると言うことでしょうか。ある意味、しっかり育っているということだと思います。維管束系からの水が出てくること。これもよく観察しています。niceです。今は、小学校でやらないらしいですが、ヘチマの栽培が終わると、茎を切断して、当時は一升瓶に茎を入れておくと、「ヘチマ水」を集めることができました。単なる水だけではなくて、タンパク質、核酸(DNA, RNAなど)なども含まれていて、維管束系が植物にとって重要な情報の流れ道になっているのが今では分かっています。
部屋が暖かいのはよいですね。渡辺も出張先でそれくらい暖かいといわれて出てきましたが、。。。また、詳細は渡辺の研究室のHPからということで。これだけの暖かさがあって、ペットボトルのお湯の効果がどれくらいあるか、難しいですが、いくらかはあるかと思います。特に、外に出すようになってから、その効果を見てて見て下さい。2月の寒さを乗りきれば、春になると、花が咲く、いわゆる、抽苔をする可能性があるので、早めに収穫ですね。
わたなべしるす