東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

▷結球について(農:杉山実紅)

2018年1月13日 (土)

こんにちは、杉山です。今日はセンター試験ですね。あれから一年経ったのか・・・と驚いています。私の受験会場は通っていた高校で、いつも通り登校して知っている景色の中で試験を受けたので全然緊張しませんでした。ラッキーな受験生だったんだなとしみじみ思います。


皆さんの記事を見ていたら、既に井上さんがコマツナを収穫していたり、阿部さんがハツカダイコンを収穫していたりと羨ましくなりました。また、菅原さんが表やグラフを作成していて素晴らしいなと思いました。たくさんデータを取っていているところを見て、私も頑張らなくてはいけないなと思いました。


今回の報告でようやく記事の数が二桁いきました!

ではまず、[1/7(日), 14:00, 室温14℃, 湿度39%] の様子です。冬だから乾燥しがちです。

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鉢のキャベツはぐんぐん大きくなっているのですが、牛乳パックのキャベツは中々大きくなりません。アップで見て見ます。まず鉢のキャベツです。

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鉢のキャベツは濃い緑色をして、生き生きしています。徒長気味と言われたので二日に一回、受け皿に水が滲み出る程度の水をあげています。

次に鉢のミニニンジンです。

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しおれたり枯れたりはしていないのですが、新しい葉の茎が赤くなっているのが不安でした・・。

そして約一週間後の今日、[1/13(土), 11:00, 室温12℃, 湿度42%] の様子です。

まず、鉢のキャベツです。

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日の方を向いて傾いていますね。これは鉢を反対を向けた方がいいのでしょうか?1/7に比べて大きくなっていることが、横からの写真を比較するとわかります。ここ最近は成長の早さが著しくてとても嬉しいです。

次に鉢のミニニンジンです。

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あの赤い茎の葉は普通に開いてくれて安心しました。

ちなみに隣に写っているプランターのミニニンジンの茎の根元も赤かったです。

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キャベツが生長してきて嬉しいのですが、結球にはまだまだかかりそうです。この「結球」についてHPで調べて見ました。過去の記事も検索して調べようとしたのですが、googleに飛んでしまい調べられませんでした・・。

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結球野菜も、初めはロゼット状(放射状)に葉が出る。しかし、生育が進んで外側の葉が立ち上がり茎頂部に日光が当たりにくくなると結球が始まる。これは葉や茎の伸長を促す「オーキシン」という植物ホルモンの働きによる。花芽ができるころになるとオーキシンが盛んに生成され、葉に移動する。葉に移動したオーキシンは、葉の表に日光が当たると裏側に移動する。そして、葉の裏側の細胞を大きくするため、葉は玉の内側に湾曲する。後からできた内側の葉も次々と内側に巻き、葉球が形成される。

野菜と果樹の育て方

キャベツが結球しない原因として最も多いのが、植え付け時期が遅かったというものである。キャベツの結球に適した温度は15~17℃のため、植え付けが遅くなるほど結球しにくくなる。発育初期や結球するまでに肥料が十分に効いていないと結球しにくくなってしまう。またキャベツの血球は外葉が17~20枚ないと結球が始まらない。

やはりまだ葉の枚数が足りないですね。出来るだけ日に当たるようにして、暖めてあげたいです。


これで今回の報告を終わります。最終発表の準備もやり始めなければ・・・ですね!今青葉山キャンパスにいるのですが、ここは雪がずっと残っていますね。寒いですが野菜たちにはぐんぐん生長して欲しいです。

以上、杉山でした( ´ ꒳ ` )

コメント

杉山さんこんにちは。

 こちらもセンター試験の記憶がまだまだ残っていますね。受験会場が自分の高校だったのはラッキーでした。緊張もさることながら、ノートラブルで行けますでしょう。というのは私の場合、仙台市内の他の学校だったのですが、そこにはスリッパが無い!というよりスリッパを用意することが必要だったんです。ところが私の学校は当時土足で、上履きという習慣が無いものですから軒並みそんな用意はせず、結果素足で試験を受けることに・・・

 さて、キャベツは順調そうですね。日の方に傾きますが、これはひどくなれば反対側に向けて下さい。厳密に言えば徒長していなくもないです。この葉の大きさからすれば茎が細くて長いかな、という感じがしますね。この季節なので仕方ない面がありますから、なるべく日にあて、土寄せができるものならしてあげて下さい。

 ミニニンジン、きれいですね。葉が線香花火のようです。研究室のミニニンジンもこれと同じようなものです。

 結球についてよく調べました。結球をさせる条件、温度や葉の枚数、そうですね。先ずは葉の枚数が必要でしょう。そして、調べたことの中にオーキシンという植物ホルモンの話があります。一般的には細胞伸長させるホルモンです。こういったメカニズムまで知ることは大変重要です。いや、何かの変化には必ず原因とメカニズムがありますから、それを知ろうとする好奇心がいいですね。何にでもあてはまります。昨今ではメカニズムを知らずに、ただインターフェイスだけ知って使えればいいや、というなんともいえない風潮があります。

 人に言うだけでなくて、これは私も自分自身について自戒することです。最近では携帯電話の通信容量がなぜこんなに大きいのか、興味を持って調べると周波数が単に高くなって変調容量が大きい、だけではないのですね。直交変調というものをかけ、位相そのものを変調させることでデータを載せているんですね・・

 ではまた、次回の成長報告お待ちしています。

 ラボスタッフ・オガタ


農学部・杉山さん

 おはようございます、遺伝の渡辺でございます。渡辺は共通一次世代ですが、愛媛大で受験で。。。緊張したのか、そうでないのか、よくわかりませんが、よいイメージはないですが、まあ、結果的にはよかったのかも知れないと。前置きはこれくらいにして、基本的なことは、ラボスタッフのオガタくんがコメントしてくれています。同じようなことが気になっています。同じ釜の飯を食ったものですから。しょうがないのかも知れないですが。少しでも、こちらの感性でのコメントをしておきます。隣の芝生は青くみえるというように、気になりますね。ただ、これだけの数をしっかり管理していることは、よいことですし、栽培条件も変えているわけです。その中で気がつくことを記すことですね。農学部生ですから、せっかくなので、物差しを当てて、計ってみることをするのは、大事だと思います。徒長気味というのは、以前もコメントしたかも知れないですが、太陽光をできるだけ当てることですね。これは大事なポイントになると思います。写真、全体で土が水をかなり含んでいるようですが、これが水やり後であればよいですが、常にこの状態であれば、水のやり過ぎですね。乾かし気味にして下さい。もう少し。

 これからどうなるかを調べるのは、大事ですね。渡辺は栽培することは好きなのですが、植物ホルモンの作用機作はいまだに苦手です。。。まずもって、目に見えないので。。。見えると、もう少し違ったイメージが持てるのだと思いますが。気になったことは、先輩方の記事、あるいは、web全体からkeywordを変えて、調べてみて下さい。また、それを記すのも、後輩交配のためになりますので。そうそう、最後の記載の青葉山キャンパス。すごいですね。去年までの雨宮キャンパスから比べると、比でないで。。。作物の栽培に影響が出ないのか、雪だけでなく、寒さも気になったのでした。先日、会議に出かけることがあって。。。もちろん、片平キャンパスは雪はありません。このあたりは栽培にはアドバンテージです。


 わたなべしるす