東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

[02]はじまりの刻(理:植木優)

2018年10月 5日 (金)

毎度どうも。全く予期していなかったnegativeなコメントを受け心が粉々になり、青葉通一番町の駅でむせび泣きました。理学部地圏環境科学科3年の植木です。

さすがに凹んだので今回の記事に関してはTwitterのノリ8割引にてお送りいたします。


10月5日(金) 晴れ 18:24現在 室温:23.0度 相対湿度:68% 最高/最低室温:24.3/22.1度(昨日22:53より)


忘れる前にやっておこうと、昨日寝落ちしてやり損ねた種子の播種に取りかかりました(ちなみに前回記事の執筆完了が午前3時)。

02c.jpg◎左から、ルッコラ、サラダ菜、ブロッコリー。

ここで、播種に際して気をつけたことを挙げておくと、

  1. ルッコラスプラウトは新芽の状態で収穫するため、ルッコラはなるべく多く、しかし種どうしが重ならないように播種しました。
  2. ルッコラスプラウトは徒長させて育てるため、原則として部屋におき、アルミ箔で遮光することにしました(昨年の緑豆栽培に関してこの記事を参考にしました。また、先述の通り一晩温度計を置いた結果、室温はおおよそ23度±1度という比較的暖かい条件であったため、徒長が起こりやすいと判断しました)。
  3. ブロッコリー、サラダ菜はともに好光性をもつため、遮光をせずそのまま室内におくことにしました。

以上の3点です。

02d.jpg◎ルッコラスプラウトをアルミ箔でしっかりと遮光しました。

ここで、携帯電話の照度センサによる測定では146lxを記録し、アルミホイルで照度センサを遮光すると0.0lxを示しました。なお、太陽光下だと数万lxの照度になるそうですが、この光量で十分そうです。

これからしばらくの間はこの条件下で成長させます。

02e.jpg◎照度センサをアルミ箔で覆うと、確かに照度が0になりました。


今日はこれに加えて、昨日の指摘を受け、種子の観察について以下のような修正を行い、2度目の観察を行いました。

  1. 種子は5つ用意し、
  2. 「定規で」5つまとめた長さを測り、平均値を求めて大きさを求めました。
  3. 方眼紙ではなく、白色の紙を敷くことで種子の色をわかりやすくしました。

02g.jpg◎サラダ菜の種。どうしてもピントが合わない...!

02h.jpg◎横に並べてみました。これらより、長辺は約3.4mm、短辺は約1.0mmです。

02k.jpg◎厚みは0.5mmほど。ブロッコリーやルッコラのような球状の種とは明らかに異なった形をしています。

02j.jpg◎ブロッコリーの種。直径は2.2mmほど。

02i.jpg◎こちらはルッコラの種。直径は1.6mmとブロッコリーと比べてやや小さめ。

ルッコラに関しては少々特殊で、水を含むと独特のぬめりを持ち、手からなかなか離れませんでした。オクラのぬめりと同じムチンでしょうか。他の種はそこまでのぬめりを感じませんでした。


さて、昨日の宣言通り100均に出向き、追加で園芸品を買いそろえてきました。

02a.jpg◎ダイソーマーブルロード店。園芸品の品揃え多めなのでオススメしておきます。

ここで揃えた新たな仲間がこちら。

02b.jpg◎今回揃えた3点で324円なり(総課金額:2,134円)。

  1. 防虫ネット(過去に鳥害のあったこの記事を参考に対策を練ってみることにしました)
  2. 水差し(マスキングテープで少しおしゃれにしてみましたが、どうみても洗浄瓶です)
  3. ワイヤー(防虫ネットの支柱として使います)

これらを用いて、鉢植えの準備をぼちぼち進めていこうかと思います。

それでは、本日はここまで。ごきげんよう。

コメント

理学部・植木さん

 おはようございます、遺伝の渡辺でございます。早速、2回目の投稿、さすが3年生、全体をこのペースでリードして下さい。ただ、前回のコメントで、へこまれるようでは、先が思いやられますね。。。しっかりして下さい。これは、web上ですが、講義ですから。記事をかくうえで、参考にしたpageのlinkを入れているのは、よいことですね。他の受講生の参考になるでしょうし、次年度以降の後輩たちに参考になると思いますので。

 照度を測ること、このあたりは、物理系だったと言うことから、さすがです。ただ、1点、luxというのは、人間が明るいかどうかと思う単位。植物は、光を粒子として捉えている、光量子密度(マイクロアインシュタイン)という単位で計ります。光量子密度計というのがありますが、スマホなどでは、無理ではないかと。3年生などで、研究室から借りることができるとき、是非、計ってみて下さい。

 こちらから、コメントしたことに反応して、やってみることもよいことです。これが双方向のやりとりの醍醐味ではないかと思いますので。是非、他の受講生も是非、参考にして下さい。


 わたなべしるす