東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

野菜たち急成長 ー久しぶりの投稿ー(経:菅原みゆき)

2018年11月18日 (日)

こんばんは、1ヶ月ぶりの投稿になってしまったことを深く反省している菅原です。投稿に関する言い訳は何もできませんが、ただ一つ言うとすれば、学祭がとても楽しかったので東北大に来てよかったなと思ったということです。

IMG_9575.JPG本日は報告することがいっぱいあるので、先にリストアップしようと思います。

1 カイワレダイコンの食レポ

2 ミニハクサイ・ミニダイコンのリベンジ

3 ミニハクサイ・ミニダイコンの現在

以上の3本立てでお送りいたします。(※本日は中間報告ではありません。)

1 カイワレダイコンの食レポ

前回の投稿のコメントでカップから出たくらいで食べ頃、とのことだったので、コメント受信後すぐ収穫しました。

IMG_9369.JPG生で食べてみたかったので、加熱せずにサラダにして食べました。種付近は包丁で切り落としたので可食部は8センチほど。(食べる前にメジャーと一緒に写真を撮り忘れたことを非常に後悔しています。)よく見ると葉に種の殻がついているものもあったので、もう少しすくすく育てるべきだったのかな?とも思いました。ご指摘のあったように少し間隔が狭すぎたので、もう少し余裕を持たせて育てるべきだったという反省もあります。肝心の味ですが、辛味が強く、普通の大根の先っぽに近い方を食べたような感じでした。シャキシャキした食感で葉っぱはしっかり厚みがありました。ほとんど水をあげただけですが、自分で育てた野菜をいただく喜びはとても大きかったです。カイワレは1回きりで2回目を育てていないので、そろそろ2回目の栽培をしたいです。

2 ミニハクサイ・ミニダイコンのリベンジ

【10月12日】

IMG_9315 2.jpg2度目の発芽チャレンジ。1回目と同じようにしましたが、気温が下がったので発芽するのには1回目の倍近く時間がかかり、発芽しないのでは、、、?とヒヤヒヤしました。

【10月16日】

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新しい芽の移植を前に、1回目のミニハクサイのヒョロヒョロ具合が心配だったので、以前徒長について調べた時にメモしていて頭にあった「土寄せ」を、渡辺先生の投稿昨年の阿部さんの投稿も参考にしながら行いました。少し伝わりにくい写真になってしまいましたが、根元に初回授業で貰った残っていた土を足してあげて茎を短くしてあげました。

【10月18日】

IMG_9370.JPG徒長の反省を生かし、今回はガンガン太陽に当てて育てています!シャーレでの発芽からすぐに外に出しました。まずはミニハクサイの方から。

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IMG_9372.JPGミニハクサイは徒長のレベルがミニダイコンに比べてましだったので、比較するためにも1回目に植えた時の目を3つ残し、間引きして空いたスペースに2つ植えました。あまりに芽が小さくて心配しましたが、一応まっすぐ育ち安心したところです。

IMG_9374.JPG

IMG_9371.JPGこちらはミニダイコン。実はシャーレで少し成長させ過ぎてしまい、同じ過ちを再び起こしかけました。すぐにガンガン日光に当てたのでリカバリーできたみたいです。

【10月25日】

IMG_9446 2.JPG新しく植えた芽たちが順調に成長しました!それでもまだヒョロヒョロとしてなんだか心もとなかったので、何回か土寄せは行いました。

3 ミニハクサイとミニダイコンの現在 【11月18日】

IMG_9815.JPGお待たせしました。こちらが11月18日現在の様子です。投稿こそ途切れてしまいましたが、水やりだけは毎日続けていたので、なんとかここまで育ってくれました。ミニハクサイさん、ミニダイコンさん、ありがとう!

IMG_9820.JPGミニハクサイの方ですが、なんだか随分葉っぱが大きくなってしまいました。現段階で小さい植木鉢に5つ生えていて、結果から言うと、1回目に植えた徒長気味だった物の方が大きくしっかりと育ち、後から植えた方は少し細々としてしまいました。

IMG_9824.JPGIMG_9825.JPG高さは10センチ、葉の大きさは一番大きいもので13センチ。

IMG_9822.JPG

IMG_9823.jpg根元にハクサイっぽさを感じるのですが、葉の生え始まるところと土の間が1センチほど空いていて茎が細いのが気になりました。今日スーパーで見たハクサイはお尻のところが太く丸くなって収穫されていたので、ミニハクサイとはいえもう少し大きく太くなってもらいたいです。また、最近は中心からどんどん小さい新しい葉が育ってきています。ハクサイは外側の葉がしっかり育って光合成をすると「結球」をするそうです。結球のスイッチが入ると内側の葉が立ち上がり、葉が巻いて球が大きくなっていくんだそう。今の様子を見ていると結球にはもう少し時間がかかりそうなので様子を見続けたいと思います。(参考HP)結球を助長するために紐で結ぶこともあるそうですが、それに関してはもう少し成長が進んでから調べる予定です。あとはそろそろ追肥をしなくては、と考えているのでおいおい実行して報告します。

IMG_9816.JPGそしてこちらがミニダイコン。葉っぱの部分はスーパーで見るダイコンに近づいてきました。

IMG_9818.jpgIMG_9819.JPGこちらも高さが10センチ弱、葉の大きさが10センチほどです。

ここで、2つに共通する発見がありました。

IMG_9836.JPGIMG_9837.JPGミニハクサイ・ミニダイコンともに植木鉢の外側に伸びようとしていることに気づきました。徒長の名残、あるいは(というかたぶん、いや絶対)植木鉢が狭くて外に伸びようとしているのかな、と考えました。正直ここ最近は水やりしているだけできちんとお世話できず、育ちたい放題育ってしまっている状態なので、そろそろ「間引き」をしてあげたいと思います。どう見ても息苦しそうなので、今日は時間が取れませんでしたが明日にでもすぐに間引きをしたいです。

以上が成長状況の報告となります。投稿が途絶えてしまったことを反省しているので、以後継続的に投稿できるよう努力します。報告すべきことを貯めすぎてしまったので一旦投稿しましたが、中間報告は22日までにまた改めて投稿します。

コメント

菅原さんこんにちは

 学祭が楽しくてよかったですね。東北大の学生は良い意味で世慣れていない部分があります。幼いともいえるのですが、逆に暖かいところがあります。学祭も都会の大学のようなパワーはなくとも雰囲気はいいものです。私は折悪しく東北大の学祭には行けませんでした。またあのミスコンというより隠し芸大会のようなことをやっていたのでしょうか。

 さて、最初はカイワレの収穫ですね。非常にきれいに育って収穫されました。種子の皮が残っていたものがあっても、それくらいの長さで収穫した方が美味しくていいと思います。料理はワンプレートで小奇麗ですね。非常にいい感じです。トーストの焼き具合が良くて、これは案外と焦げるのが早いものですから。私は普通パンは冷凍にしておき、電子レンジで食べます。どんなパンでも(イオンやセイユ―の80円パンでも)ふかふかします。腹持ちがいいのはトーストですね。冷凍でもそのまま焼けます。

 さて、鉢植えの植物も元気そうです。日当たりが写真でもよく分かります。エアコンの室外機の上のようなので、他の受講生へのコメントにも書きましたが、冷たい風が当たらないか確認して下さい。鉢にも冷気が伝わらないように敷物が欲しいですね。

 写真もシャープで角度も正しく、いい感じです。土寄せの感じ、水やりも問題なさそうです。

 ミニハクサイは最初のものがうまく立ち直ってくれたようで大きくなりました。あとは順次間引きをしながら、間引いたものを食べていって下さい。2株位を残し、取ったのは生ではなく煮て食べた方がいいですね。それはダイコンの方も同じです。

 結球をこの盆栽植えで行わせるのは難しいことですがチャレンジしましょう。葉が大きくならないと結球しません。ただし巻いてあげるのは、これは助けになるかというとそういうことではありません。寒冷で葉が枯れるのを防ぐという保存の意味合いです。あえて手を掛けなくともいいでしょう。追肥はもう行って下さい。追肥の有る無しで葉の伸びが違います。特に窒素分はタンパク質の合成に必要なことです。光合成で作られる糖類に窒素を併せて、植物は各種アミノ酸を作り出し、タンパク質にします。そのタンパク質の多くはまた光合成を行なうために利用されます。この時期に肥料切れさせないことが葉の大きくする上で重要です。他の受講生のを見て、追肥を行なって下さい。

 ハクサイの地際は確かに出ていますが鉢栽培では土寄せに限度がありますので、完全に埋めるのは難しいですね。茎の向きはよく気が付きプレゼンしました。どうせなら成長もしっかり計り、あとで数字を追ってみるのもいいでしょう。

ではまた

ラボスタッフ オガタ