東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

9.生命力(工:水口竜一)

2018年12月10日 (月)

先週の途中からこの茎ブロッコリーに感情移入し始めています。

水口です。

オガタさんが静岡について少々話してくださったので私も少しだけ。

桜エビが日本で(たぶん)唯一獲れるのが静岡県の駿河湾な訳ですが、私は桜エビが苦手です。小中学校のご当地メニューのような日に、甘塩っぱく味付けされた桜エビがご飯と混ぜられた桜エビご飯が出たときは地獄でした。あの殻しかないような感じの良さが私にはまだ分かりません...

ただ、生桜エビはまだ未経験なので、いつか漁港に行ってチャレンジしてみたいとは思っています。

さて本題です。

先週のオガタさんのアドバイス通り、水を切らさないようにしたところ、先週の投稿時と比べて明らかに生気を取り戻している見た目をしています。

本来であれば、この茎ブロッコリーは対照実験で本命と比べてどの程度成長が遅れるかを見るためのものでしたが、先週と比べて生きようと頑張っている姿を見ると、応援したくなってきてしまって、色々と困ったものです。

そして、冒頭の写真で分かるように、先週から下の葉が黄色くなっています。過去のレポートから原因を探ったところ、去年の開田さん(農)の11回目の投稿でこのことについて触れられていて、栄養不足の可能性は考えています。しかし、開田さんの場合とは色々と状況が違うので、オガタさんのアドバイスを一旦待とうと思います。

そして、私の注意が薄れつつある本命さんたちは、このような状態です。20181210011139-1dca30259c4d4f835f3e0d5d785ee7a0eff9a54d.JPG

20181210011301-ba03c969ae06bc79357948ff2a220f5622a851de.JPGこの画像からはわかりにくいですが、水菜の方で間引きを失敗していて、一つ小さいものが残っていたので、それも追加で間引いて、下のように多少上側の根元周りがすっきりしました。20181210011726-9f309d6d0b927f88d0a5c5147ea7c9f9e7719e49.JPG

葉の大きさ比較をしようと思ったのですが、定規が当てにくいので、どのように比べていくかを考え中です。

そして、特に水菜についてなのですが、うちの水菜、売ってる水菜に比べて横に広がっています。一般に売っている水菜って、透明な縦長の袋に入っていますよね?うちのをそんなことしようと思ったらおそらくほとんどの茎がポキッといきます。

水菜の栽培に関するこのページを見て、うちのと比較した結果、明らかな違いがありました。

下の写真を見てください。

20181210013626-c201ad790b87e49d41dbe50557faa39296239fee.JPGそう、土に入っている部分が少ないんです。上のページの画像をみていただければ分かるとおり、本来は茎の分岐点のあたりまで土がないといけないんです。おそらく土に移植する際に浅く植えすぎたのが原因かと思います。

この場合、盛り土をすべきなのか、するとしても、土を追加するのか、傾斜をつける用に寄せるのかも考えどころなので、今は保留しています。

今回は問題(?)が比較的多く出ました。今週は解決策を考える週にしていこうと思っています。

今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

p.s. オガタさん、文字数を記すのは中間発表の時のみでいいかと思い、前回は意図的に文字数をつけませんでした。あった方がいいとのことでしたので、今回からは末尾に記しておきます。

(1221字)

コメント

水口さんこんにちは

 駿河湾の桜エビですか。確かに食感には好き嫌いが出そうですね。染み出てくる味そのものは良さげです。しかし、生桜エビなるものが存在しているとは。これは加熱調理するものでしょうか。静岡県人は何かに(味噌汁など?)に使うのでしょうか。

 逆に仙台で、何だこれはという食材などがありましたら教えて下さい。地方それぞれで、現地人にとっては当たり前のローカル食があるものです。私は大阪大の学食で、カレーに生卵がデフォで加えらえているものが出て驚愕しました。

 さて、コップの茎ブロッコリーもすくすく大きくなりました。水やりは、土が湿っているように見えるのでしっかり与えていることと思います。土の量が少ないとすぐに水が多かったり少なかったり、調整が面倒になります。その意味だけでも土が多い方が管理が楽です。

 水切れをおこさないように、やる時には多量にあげましょう。そして、肥料も切れやすくなるので、こまめに(週一くらい)ちょぼちょぼ与えて下さい。下葉が枯れるのは仕方ないことです。そして原則、黄色く乾いて枯れきったら除去しましょう。早すぎると、葉の細胞分解物が送られないうちになり栄養が無駄です。遅すぎると枯葉が雑菌の温床になってしまいます。

 ミズナの横への広がりについて、よく気が付いて調べました。その通りです。市販品はもちろん多量に作りますから前後左右に株が詰まっています。鉢栽培では外縁に向かって何もないですから上に向かう必要がない、と植物は判断します。

 ミズナの株元、よく見ました。確かに土より浮いています。ある程度は仕方ありません。ふらつきが大きいと障害になりますから、その場合には対策が必要です。ミズナは茎があまり伸びませんのでブロッコリーと違って支柱が難しいものです。素直に土寄せするのがいいですね。本当は土を継ぎ足すだけでなく、しっかり株元を下に押し下げてほしいのですが、下手にやると折ってしまいます。それほどふらつきがなければ、そこまでしなくてもいいかもしれません。横広がりでも生育や味は変わりないと思います。

それでは

ラボスタッフ オガタ