東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【重要】2018年度展開ゼミ・最終発表のお知らせ(12/22)(渡辺 正夫)

2018年12月22日 (土)

 年末の寒波が強烈だとか。。。この1週間、韓国に出張しており、韓国でも年末年始のところで、寒波が来ると。。ソウルの最低気温が軒並み-10oCを下回るという予報は、衝撃的でした。仙台も来週の半ば以降は、最低気温も氷点下になるようですし、最高気温も余りあがらず、雪も多めのようで、植物の管理をするという観点では、一山ありそうな、そんな年末年始になりそうです。

 最終発表についてのお知らせですが、その前に、いくつかのコメントを。普段の投稿についてのコメントは、主に、ラボスタッフのオガタくんが担当してくれていました。彼の専門は「園芸学」でしたので、肥培管理という点に、細かく対応してくれ、皆さんの日々の管理に参考になったと思います。また、相互の記事を読めば、他の受講生がどうなっているのか、分かると思います。つまり、自分の立ち位置です。さらには、気温、日照の変化はあるにせよ、これまでの展開ゼミの記録を閲覧できると言うことは、自分の植物の行く末を想定できると言うことになります。そうした状況下で、渡辺は、全体的に気になったことについて、これまでもコメントしてきました。
 この講義は、観察力、文章力を自主的に、身につけると言うことが目的のはずです。ただ、なかなか、それに対して、きちんと対応頂けない方がいたのも事実で、残念なことでした。ここに書いているのは、受講生全体へのコメントです。通常の講義で、教官が何かを話すとき、それは、受講生全員にと言うことがほとんどだと思います。そうしたことを踏まえて、最終発表の投稿を行って下さい。また、基本、講義は15回です。ですので、少ない出席では評価が下がります。また、文章量、写真のupload数が少ないと言うことも評価が下がるはずです。そうしたことを踏まえて、駆け込みの投稿を推奨しているわけではないですが、一定の評価を受けるために、最終発表までの普段の投稿もしっかりとやって下さい。講義はもちろん、単位を取るためかも知れないですが、物事を観察して、それを文章にすると言うことは、これからの大学、大学院でのレポートなど、また、社会人になってからの様々な文章を書くという点で、基礎となることだと思いますので、しっかり残りの時間を学んで下さい。

20181222172016-25f0f05f0e20ae1824d9e9be1156170cd8071f8e.JPG ということを踏まえて、中間発表と同様に、HPに記述内容を指定して、投稿する形式にします。投稿できる期間ですが、最終発表の記事をupload開始できるのは、2019年1月18日(金)からとします。また、uploadの完了を2019年1月25日(金), 17:00までとします。前回の中間発表は、2週間の余裕を持って、投稿期間にしましたが、あまり長い期間を取っても効果がないようですから、今回は1週間しました。どの様に記事を書くと、効果的なのか、それぞれの受講生がこれまで習得したり、他の受講生の投稿から学んだと思います。工夫をして取り組んで下さい。〆切を過ぎての投稿が中間発表の時にはありましたが、最終発表の時は、そうしたことがないように。〆切を守ると言うことは、最低限のことですから。また、中間発表で、最終発表までの目標を立ててもらいました。そのことがどれだけ実行できたのかを考えるよい機会だと思いますので、そのことも自己評価してもらうようにしました。

20181222172042-79abc10aa7021b4b0a618965061b059d1c12b480.JPG 投稿内容は、以下の内容を含んで、最終発表にしてください。

 (1) 植物、作物の栽培を行って、最初に想像していたよりも、たいへんだったこと、逆に、以外とうまくいったなどの栽培面で感じたことを、これまでの自分自身の記事(link挿入こと・必須)、さらには、他の受講生(link挿入こと・必須)との比較等で、説明して下さい。撮影していた写真だけど、これまでのプレゼンに使ってない写真を最低限、3枚使って、上述の説明をサポートすること。

 (2) シラバスにも書いたように、植物の観察眼を養うことを目的としていましたが、それ以外の科目などへの波及効果もあったのではないかと思っています。どの様なところに波及効果があったかを、実際の講義名を入れながら、どの様な波及効果なのかを実例を入れて説明して下さい。

 (3) 他の展開ゼミとは異なり、実質、「毎日が展開ゼミ」ということでたいへんだったこともあると思いますが、逆に、毎日の観察をすると言うことで、どの様なことが身についたのか、感じたことなどを、まとめて下さい。(1)と同様に、自分が行った観察事項については、これまでに書いた記事を参照(link挿入こと・必須)して下さい。先達から学び、それを後輩に伝えることが大事ですから。

 (4) 大学の講義の中でも、かなり、異端の講義形式になっていますが、このゼミ形式で文章を書いたり、それをいかにプレゼンするかと言うことも学んだのではないかと思います。それらを踏まえて、文章を書くという点で、ゼミ開始前とあとでどのような変化があったか、考察して下さい。

 (5) 理系・文系を問わず、この講義を受講できるようになっています。植物を栽培して、観察するということは、客観的に物事を捉えて、自然科学的なものの見方を学ぶということでもあります。そうした点について、自分自身が習得できたと思う点、他の受講生と比較して、さらに、研鑽を積むことが大事と思う点を、考察して下さい。

 (6) 双方向性を意図して、構築した展開ゼミで、ラボスタッフのオガタくん、増子さん、渡辺がコメントしました。そのコメントにどの程度、followできたのか、意味があったのかということについて、positive, negativeを問わず、記して下さい。

 (7) 中間発表で目指した点がどれだけ達成できたのか、positive, negativeな側面について、実際の自分の投稿記事、他の受講生の記事を引用(link挿入こと・必須)して、記して下さい。また、できなかった理由についても考察して下さい。

 (8) 以上の(1)~(8)を踏まえて、この展開ゼミで学んだことを、大学での活動を含めた日々の生活に対して、どの様に活かすことができるか。さらには、まだ、収穫していない作物を今後、どの様に管理したいかを記して下さい。

 以上の(1)~(7)の項目をそれぞれ独立させて、他の受講生が読んでもわかるように識別して記述して下さい。この展開ゼミで文章力は十分に身につけたと思いますが、長い文章へのチャレンジというのは、なかったと思います。中間発表は2,500文字でしたが、その倍近い文字数を書いている方もいましたし、最近の投稿で、5,000字を超えている方もいます。ということで、最終発表で投稿する文字数は、6,000文字を超えるようにして下さい。自分自身が書いた文字数であって、(1)~(7)を区別するために、タイトルをつけた場合、そのタイトルの文字数は除いて下さい。各タイトルごとの文字数を示すことも有効ですが、その場合、必ず最後に合計文字数を示して下さい。なお、linkを入れることを求めていますが、HPでの公開後に、linkが機能しているかを、確認して下さい。
 もちろん、この文字数にこだわることなく、もっとたくさんの文字数で、最終報告としてもらってもOKです。と言うか、welcomeですので。なお、文字の数は、Wordの機能などを使って、きちんと確認し・文字数をタイトル、文末などに記述してからuploadしてください。

20181222172102-79744588432676b5814fc26bff89075bdb856acb.JPG では、最終発表のスタートの日まで1ヶ月弱です。ただ、その間に、年末年始の休みをはさみます。持ち帰ることができる距離・植物の大きさという方もいるでしょう。持ち帰るのが難しい方は、受講生に頼むとか、仙台にいるという方に、お願いするとか。その当たりは、各自が工夫して下さい。自分で考えて行動をすること、それもこの中で学んでほしい大事なことです。寒さが来る分、水やりは、余り心配ないかも知れないですね。一方で、寒さ対策をして置いた方が、よいと言うこともあるかと思います。数名の方は、先達の試みを参考して、簡易保温室を作っている方もいます。それぞれの頑張りを期待しています。受講生の皆さんには、お休みがあったり、色々なイベントがあるかも知れないですが、「植物自身は毎日が平日」です。お休みの日はないわけです。なので、年末年始の休みで、目を離している間にも、生長しているので、そのことを理解して、きちんと観察・投稿をして下さい。少し早いですが、よいお年をお迎えください。年末年始の投稿へのコメントも、ラボスタッフのオガタくんと、渡辺が手分けして、対応しますので。。。


 わたなべしるす