東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

冬休み突入 ー伸び悩みー(経:菅原みゆき)

2018年12月26日 (水)

こんにちは、2018年も残すところ6日となりました。いっときの雪ラッシュも過ぎ去り、ただの冷たい雨ではテンションも上がりません。楽しいクリスマスの雰囲気も落ち着き、店頭のディスプレイも正月仕様。新たな年へと向かい始めています。今回の写真は仙台ではおなじみ、光のページェントです。友達と見にいくこともたまたまバイト帰りに通りかかることも。カップルだらけでしたが綺麗なものには無条件に心動かされます。


さて本題に移りますが、先日の投稿後ミニダイコンの間引きをしました。3株あったところを1本だけにしてしまいました。

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いざ引っこ抜いてみようとすると鉢じゅうに根が張り巡らされていて、なかなかシュポっとは抜けませんでした。細かくふわふわした根が端まで伸びています。

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2本間引いたのですが、一本は土の上から見えている部分が結構太かったので下も伸びているのかなと思いましたが、やはり混み合っていたせいか下方向にはあまり伸びていませんでした。逆にもう一本の上部が細めの方は細く長く下まで伸びていました。短い方はダイコンらしい根の部分が4センチ、長い方は14センチです。細いヒゲ部分も含めれば短い方も15センチほどありました。直径は各1.2センチ、1センチです。

20181226164254-e968e87daaafb65369f40b560f9d27444848be1a.jpg1本を分解してならべてみました。左から外側の葉で、1番大きい葉は12 .5センチまで伸びていました。内側の葉は青々していて外側は色が抜け黄色にまでなっていました。内側の葉の方が葉っぱのギザギザ(割れ目?)の数が多く間隔も詰まって葉と葉が重なっている感じがしました。間引いた2本は明日調理して食べたいと思います。

20181226164812-7913fc3be18c4c3478508b6d8436f703d260b960.JPG20181226164854-f6f616ba41d1cc7c8101271713ee8a934c4ac3c9.JPG間引きをして鉢がだいぶスッキリしました。これでスペースも確保され上からの日光もまんべんなく当たることと思います。追肥も行ったのでここからますます大きくなってくれると嬉しいです。

20181226165054-1ae1d7ea69d3f96f014c33d71c7e81740400b185.JPGこの選ばれしダイコンは現在高さが8センチ、一番大きい葉の長さが11センチです。この株も1枚だけ黄色い葉がついています。もう少しすると枯れたりするのかなぁとも思いますが今はまだ残しておきます。種の袋の写真や過去の先輩のダイコンは私のダイコンの何倍も太いので今後リカバリーできるか不安ですが、できるだけ大きくしてあげたいです。


続いてミニハクサイの様子です。

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どんどん大きくはなっていますがあまり高さが出ずに伸び悩んでいるようにも見えます。ちょっとした原因として考えているのは先週は雨の日が何日かあったので水やりをしない日があったのですが、今思えば置いてある場所的にも雨量的にも雨だけでの水やりは不十分だったのかなと思っています。心なしか翌日元気が無く若干しおれているように見えたので。雨雪の日もしっかり土の乾きを見るようにしなくては、と思いました。1番大きい葉の長さはほぼ18センチと、前回から2週間近く経つのにあまり成長していないことがわかります。一方で葉の枚数は前回プラス2枚の14枚です。必要のない外側の成長をやめて内側から大きくしていくということなのでしょう。着実に少しずつ成長しているとは思いますが、結球には程遠い気がして少し焦ります。プロが育てるたけのこハクサイの様子とはまるで別物、やはり大きな違いがあるなぁと痛感しているところです。まあそんなことを気にするのもお門違いかと思うので、これからも自宅栽培での限界に挑戦して行きたいです!

そして、前回はあまり気にならなかったのですが今回少し目立ったことが一つ。

20181226171318-20c4d8af49d25bc3d32af2c0ffcf6a4c5f4926e3.JPG白い大きめの傷ができていました。インターネットで調べたところ(参考サイト)、白斑病か白さび病に近いかなと思いました。しかしそれらの病気にかかったハクサイの写真と比べると全然かすり傷程度なのであまり気にしなくてもよいかな...と。これからはこちらも注意して経過観察致します。

以上今回の報告でした!(1560字)

コメント

菅原さんこんにちは

 まあ、ページェントはアベック(死語)のためのようなイベントですから。しかしクリスマスは楽しく過ごされたことと思います。

 仙台はここから正月初売りに向かっていきます。毎年初売りの行列がニュースになります。受講生はその頃、それぞれ実家ですね。よいお年を、です。関係ないですが私は先日各地の1月の気温を調べていて、仙台から南下して、いわき~日立はさすがの暖かさです。もちろん外房はもう少しばかり暖かいようです。その温度は実は倉敷などの瀬戸内、徳島、大分、佐賀よりも上なんですね。これは意外でした。そしてついでに言えば伊豆は更に暖かいのですが、かえって浜松、知多、津は寒いようです。そちらの日立は夏の暑さと冬の寒さのバランスが良く、日本屈指の住みやすさだと思います。

 さてダイコンの間引き、うまく抜きました。残した一本を傷つけずに取り去りましたね。根が張っていますのでなかなか抜けないものです。

 その二本の形が面白いものです。気付くのは根の総体積は同じようなものになっていますね。地上部の大きさが同じようなものなので、光合成産物の量が同じなのでしょうか。しかし形は違います。根がすっと伸びているのが普通です。よく水やりが過多の場合は根が深く入らないものですが、一つの鉢の中で水条件が違うのも考えにくいですね。そして土に何か硬い障害物があるとダイコンの根が割れることがありますが、この土でそれもまた考えられません。無理に仮説を上げるとすれば、徒長でぐらついている時に根が若干切れたのかというくらいなのですが、単なる偶然かもしれず分かりません。

 葉を並べてその違いを明らかにしていますね。外側の葉が大きくなっています。黄色がかっているのは、肥料切れかもしれませんがおそらく寒さのためかと思います。畑でもこの季節は下葉が数枚枯れています。

 残された一本に期待しましょう。ここからどこまで行けるかですね。展開ゼミ終了時に収穫するのもよし、来春の花が付く前3月まで待って収穫するのもよし、です。それにしても写真の撮り方が上手になりました。寸法の目盛りなどが良く見えます。

 ハクサイも大きくなりました。水やりについて、ご自分で書かれた通りです。小雨では水は充分ではありません。そして水をあげたとしても、土の部分に葉が覆い被さっているため、充分なのかどうか見えにくいものです。その上根が張っていますから水が染み込みにくくなるでしょう。もう一つおまけにダイコンよりもハクサイは水をよく吸い上げます。油断せず水をやって下さい。

 結球にはまだ遠そうですが、生育自体はゆっくりながら着実ですね。これもじっくり待つのもよし、ハクサイは結球しなくとも食べるには充分ですから途中で収穫でもいいでしょう。

 葉の白斑は、傷によるものに見えます。病斑ならば葉脈に沿って白くなりがちですし、これほどとびとびにはなりません。しかし可能性はありますから葉にマーキングなどして白斑が増えるかどうか見てあげて下さい。

 あ、帰省時の注意事項については、他の受講生へのコメントを参考にして下さい。せっかくここまできましたので乗り切っていきましょう。

それでは

ラボスタッフ オガタ