東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

[9]それぞれのちょこっと記事(工:吉田朱里)

2019年12月21日 (土)

先日、初のふくろうカフェへ行ってきました。青葉通一番町駅付近のRicky(仙台店)というところです。そこはふくろう以外にも、爬虫類(蛇、イグアナ、亀)、小動物(ハムスター、ウサギ、フェレット、ハリネズミ、etc),
その他の鳥(アヒル、インコ)などなど多種多様の生物たちがいました。今度また、すいている平日にでも行ってみる予定です。
やや前回から間が開いてしまいました...すみません!


ハツカダイコン(一回目&二回目)

前回の記事にて鉢に直接植えた方からの芽が出てこないと書きましたが、その翌日無事に地表にでているのを確認しました。やはり外気の寒さのせいだったのでしょうか。ただ4つは出てきたのですが1つ行方不明に...

時間をかけて出てきたせいかやや茎が太く感じられました。(これは徒長後の印象が強いせいかもしれませんが)

16日目

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また、光の当たり加減もあるものの少し経つと明らかに子葉の色が濃く感じられました。

下の写真は1回目の10/10(6日目 114時間)(左)、2回目の12/17(21日目 475時間)(右)

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それにしても成長にここまでの差が...1回目の21日目は補強する少し手前なので本葉もまあまあ出ていた頃です...

上記の写真からもわかるかと思われますが、前回コメントをいただいたように普通の鉢(小さめですが...)に植え替えました。サイズとしては元のプラスチックのコップよりかは少し大きめです。ハツカダイコン自体、赤いところが膨らむのを考えると底までの深さはいらないと思い、(間引きするのも考えて)このサイズでも大丈夫かな...?と思いました。

植え替えるときすでに白い根の部分はコップの底まで来ていました。一方、赤いところはまだまだ地表くらいで少なかったです。根がかなり伸びた原因としてはコップ自体穴が開いていなかったのでもしかすると酸欠があったかもしれません。

20191218163023-ee4e637150c5707b8259872b063dbb51ed06f097.jpg20191218163103-a4c4a4125da17cd71561ebc87939eaa02a882c8a.jpgこのような感じに地上に出ていた子葉以下のところはなるべく土に埋め込みました。

そして一回目の方は日野原さん同様、我が家でも"割れ"が発生しています。オガタさんのコメントのように品種も関わっているのでしょうか。今のところ一株ですが一番大きい物なので他も育ってくると割れてしまう可能性がありそうです。(現状としては鉢の中心2株の成長が良く、端に伸びてしまっている2株はいまいち成長が遅く細いです。)

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そして他の受講者の方と比べて日当たりの悪さ相まって成長が遅かったのですが、そういえば肥料...

と言うことで施肥をしました。だいぶ遅くなってしまいました...

12月10日朝(67日目)、直接は触れないように株と株の間に置いていきました。最初の授業で杜塩みたいにはしないようにと言われていたため点々と置いてしまいましたがもう少しまとめて良かったのですね。施肥後に教授の記事を見ました。1~2週間後の追肥では気をつけます。
施肥前は葉が黄色までは至っていなかったものの黄緑という感じでした。それが施肥後はやや濃い緑になった感じが。
施肥直後(右)、1日後(左)
写真じゃなかなか伝わりにくいのですが、変化したように感じられました。
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ちなみに
12月12日(69日目)
折れてしまっていたところの補強を行いました。前回の最後付近で述べたようにセロハンテープで。
あまり器用ではありませんがこれで少しでも光合成等の場所を失わないでもらえればとの思いです。
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20日(77日目)になってもこのように元気に。セロテープ、効果良さそうです!

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(ハツカダイコン=二十日大根...12/17現在74日目...まだまだ続く)


ふあふあミックス

間引きではない収穫としては2回目になります。料理に彩りがほしいという理由からと言うきっかけですが、4つほど収穫しました。

収穫の基準としては

  • 大きめの物
  • 鉢の外に飛び出し気味の物

といった感じです。

今回は丸葉山東菜✕2、小松菜、紫高菜です。

収穫した物を見ると葉はおよそ4枚で、ハツカダイコンと比べても子葉が生き生きとしていました。まだまだ小さめです。

それにしても付け根から葉の本体?までに長さがあるので・葉が重ならないように生えてきているのがよくわかります。

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作った料理はブリの切り身のホイル焼き(バター)ヨーグルトソースです。(ソースはこちらのレシピを参考にしました。とてもおいしかったです!)卵も安かったので半熟目指してこんな感じに。

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12月18日(70日目)

やっと紫高菜の葉が色づいてきました。まだまだ内側に少し侵入してきた程度ですがとりあえずよかったです。年末年始に帰るときはエアコンをもちろん使わないので室外機の上でしっかりと日に当てて変化を見たいです。

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コメントに関して...

温度が低いと反応速度が遅くなってしまいどのみち光合成はできません。

反応速度は少し前までちょうど専門の授業で出てきていました。前回色づきに関して調べたものの原理までは調べていなかったので確かになるほどとなりました。あの色は光合成に代わることによる代謝産物なんですね。先日、反応生物化学の授業で、エネルギー源を得るためにクエン酸回路があるが、酸素が不足している状態(運動中など)だと嫌気性環境でも行える乳酸発酵を利要してグルコースの解糖を行いエネルギー源を得ると学びました。植物も環境に応じてエネルギー源の得方を変えると言う点ではこの切り替えと同じだなと感じました。(毎回少しずつ植物に関する知識が増えていってコメントが楽しみです。)

簡易温室、これがうまくいけば最高です。例年ですと結構多くの人がトライするのですが、強度と密封性が足らない例が散見されます。

今現在用意している物は密封性がいまいちそうなので少し改善して次回あたり、記事にのっけたいです。このままいくと本当に成長が遅くなってしまいそうなのでこれは優先的に行っていきます。

(ホワイトソースも最近バイトなどで忙しく&材料不足で作れていませんが作る気満々です!)

(2097文字)

コメント

吉田さんこんにちは

 冒頭の写真は表情のいいフクロウですね。その店には私も行ったことがありますが、その時は他の動物は少なくて、徐々に増やしてきたんでしょうね。そしてフクロウ、意外に手触りがいいものです。そして種類によって微妙に違うのが面白いです。

 関係ないですが魚と鳥は長寿ですね。インコやオウムは10~30年、長いものは50年もの寿命があります。私も家にネコがいなければ鳥を飼いたいところですが、今からですと自分の方が寿命になってしまいます。

 さて植物はハツカダイコン、二回目のものは確かに遅いですね。気温差がこうした差になりましたか。緑色が濃いところもよく気が付かれました。見比べるとよく分かります。

 コップでの栽培はなかなかチャレンジャーです。ハツカダイコンの収穫部は確かに浅い所ですが、根はかなり伸びるはずです。その透明コップで根が見えますがそれくらいが普通です。本当は最初の鉢でもやや小さいくらいな容積です。

 根の割れについて、今年はなぜか多発しています。それで内部が腐るということはないと思いますから気にしないで下さい。

 施肥については順当です。葉の色(特に下葉の色)を見て加減しましょう。葉の折れに対するセロハンテープもいい感じです。その葉がどうかよりも植物を気にかけている様子が感じられて嬉しく思います。

 ふあふあミックスの収穫、そして料理がとてもキレイですね。ホイル焼きはもとよりヨーグルトソースというのが凄いものです。ヨーグルトとマヨネーズとは......。

 間引きの様子も適正です。そういえば当研究室で今日収穫したんですが、5株取って鉢に8株残っています。案外と株数が多くて新鮮な驚きでした。

 コメントに対する回答もありがとうございます。反応速度について授業で習いましたか。では、0次反応とか1次反応、それぞれの式とかも習ったでしょうか。だいたい無機化学では10℃二倍則が広く適用できるもので、温度が10℃上がれば反応速度が二倍になります。生物の酵素化学ではそれよりもずっとシビアであり、酵素の立体構造と活性中心そのものに温度が影響しますからわずかな違いで大きな差になります。20191223134204-79a8c5477de745e9a98b55da331ff3da5071c4af.JPG これは最近展開ゼミのコメントに多く載せるようになった弁当写真です。うちの娘の高校時代、よくまあ毎日作ったと自分でも思います。

ではまた、報告お待ちします。

ラボスタッフ・オガタ