東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

寒い冬の到来と‥(農:柚原結女)

2024年1月23日 (火)

こんにちは、柚原結女です。

先日は突然の雪でした‥
流石に青葉山までの坂を自転車で行くのは怖くて、歩いて青葉山の馬場へ向かいました。
そしてまさかの、雪かきから部活がスタートとは‥
しかし思い返してみれば、去年の今頃は結構の頻度で雪が積もっていたような気がします。
暖冬の続く中、決して油断してはいけませんね‥

それでは本題に入る前に‥今回の写真は二十歳の集いのために帰省した際の、母の手料理です。
好物の肉じゃがとハンバーグを一度に食べれるなんて‥!
母の手料理への感謝と美味しさを噛み締めつつ、過ごした帰省の1日でした‥

目次

1. 雪にも負けず‥
2. まさかの、ブロッコリースプラウト再登場


1. 雪にも負けず‥

栽培109日目午後8時半頃(気温7℃、湿度84%)、2度目の追肥から8日目後のカブの様子です。

image1.jpeg前回と比較しても、カブの元気はさらに増しているように見えました。葉の張りはさらに増していました。
雪の寒さにも負けず、元気でいてくれるのは嬉しいものです‥

image6.jpegカブの付け根の膨らみについて、3個体のうち最も直径の大きい個体は1.8cm、最も小さい個体は1.5cm程度でした。
前回の測定よりも少し大きくなっています。
カブの肥大については、通常よりもかなり遅いと思われますが、少しずつでも続いて欲しいものです‥
追肥は、2度目から10日後のタイミングで行う予定です。
前回のコメントを参考に、肥料の数や撒く間隔に気をつけたいと思います。


2. まさかの、ブロッコリースプラウト再登場

ここで、まさかのブロッコリースプラウト第2弾について書きます。
理由は、前回のブロッコリースプラウト栽培の反省を活かして、もう一度挑戦したいという思いがあったからです。

ここで栽培方法、栽培条件などについてまとめます。

品種番号:03558 
生産地:アメリカ
発芽率:80%以上
発芽適温:20~25℃
生育適温:15~25℃

前回の栽培の反省点としては、
・発芽、成長ともに非常に時間がかかってしまった。
・栽培初期から中期にかけて腐ったような匂いがした。
・容器の底にスポンジなどを引くのを失念していました。
・光照射のタイミングが遅く、光量が不足していた。
などがありました。

そこで、今回の栽培ではまず初期段階において以下の点を改善、工夫しました。
① 気温の低さを補うために、キッチン下の戸棚の中の暗所でなく、エアコンの設置してあるリビングの棚の上に、アルミホイルをかぶせて栽培する。
② 根の張りを安定させるために、容器の底にキッチンペーパーを敷く
③ 水の入れ替えの頻度を増やす 
です。

①について、私の家では基本的にエアコンは15℃設定で、主に朝と夜に使用しています。エアコンをつけていない時間帯は昼間〜夜ですので、確実にキッチンのある廊下よりは1日中気温を高く保つことができると考えられます。

写真は、栽培8日目午後9頃(気温14℃、湿度81%)のブロッコリースプラウトの様子です。

image2.jpeg全体の1〜2割程度の種子が発芽していました。種皮の裂けに関しては、播種から3日後あたりで見られるようになりました。
種皮の裂けについては、前回より早く観察されていますが、発芽に関してはあまり違いは見られませんでした‥
過去の自分の見返してみると、前回のこのタイミングの方が気温が高い‥!
もしかしたら、季節の関係上、気温に関してはあまり前回より良い条件では栽培できないかもしれません‥
どうしたものか‥

今回の投稿はここまでです。
それでは、よろしくお願いします。

コメント

柚原さんこんにちは

 帰省時の食事写真、いいですね!

 ただ、親の気持ちの実際は想像以上ですよ! 珍しく子供が帰ってくるとなればめちゃくちゃそれが楽しみで、気合いを入れて、何が何でも最上のものにしようというのが親なんですから。私も自分の娘が帰省するとなれば、「贅沢上等! カニでもウナギでも食えー!!(ただし中国産でお願いします)」となります。

 さて本題の植物、カブは順調ですね。まあ遅いのは遅いのですが葉などを見ると元気そうです。子葉の方はこの時期枯れてもかまいません。

 後は収穫時期なんですが、最終報告後にどうするかは自由に決めて下さい。葉を食べてみるか、あくまでカブにこだわってもう少し粘るか、ですね。実は、こちらとしても今年本当に天候が読めませんので、どの時期にどこまでカブが大きくなるのかはっきりしたことが言えないのです。通常ならほぼ生育を止めている季節なんですが、今年はやけに暖かい日があったりしますので。

 そしてそして! 驚いたことにスプラウト再栽培ですか!

 凄いことです。挑戦心に敬意を表します。過去、この時期から再栽培した受講生はいません。

 その方法や工夫もいいですね。きちんと前作のことを鑑みて、まとめて対処を図っています。前作では無かった下敷きをキッチンペーパーで作ったのですね。

 水も種子密度もいい感じです。

 まあ、最重要ではありますが、温度のことについては致し方ない面があります。わざわざスプラウトのために暖房することは現実的ではありません。こたつというのもなんだし、浴室も暖かいかは分かりません。

 一番温度の高そうなところに置くしかないですね。一言いうなれば、「平均温度」で考えるよりも「温度がある程度高い時間が確保されている」方が植物にとって大事なんです。どういうことかというと、温度が高い時間のみ活動できる、例えでいえば「6℃が8℃になる」ことよりも「15℃の時間が一日三時間ある」方が重要、といったことです。

 温度の関係かまた遅いのですが、それでもブロッコリースプラウトは発芽を始めています。凄いですね。さて、今度はどうなるか......

 ともあれ最終報告をしっかりお願いします。期限近いです!

IMG_0154 (1).JPGラボスタッフ・オガタ