東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】福島県立福島高等学校・SSH平成27年度第1回運営指導委員会(8/19)

2015年8月19日 (水)

 先週の雨のおかげでしょうか。仙台も少し風が涼しくなり、9月上旬までは暑さが残るにせよ、少し秋らしくなってくるのではと。。。そう考えると、やっぱり、30年ほど前にアブラナの研究を始めた頃より、半月くらいでしょうか。暑さが続いているのは。これが「温暖化」の目に見える部分という気もします。

20150819171441-aeed6addba63714987faa6678529e0186a74c3d8.JPG さて、福島県立福島高等学校のSSHも今年が2期4年目。4月には、キャリア教育の講義で伺いました。そんな中で、今年度も運営指導委員を仰せつかり、また、委員長職を昨年度に引き続き。今年度の初めに、東北地区のSSH継続、新規申請がことごとくだめだったという「東北ショック」がありましたので、何とか、3期目につながるように、という一方で、SSHにも「グローバル化」の波は着日に来ており、これをどう受け止めて、clearするのかというのは、大きな問題のような気がしました。外見的には、何となく英語をしゃべることができるようになったかも知れないですが、その中身、つまり、高校生として、なにをすべきなのかなど、「考える力」の養成が一方で重要な。。。どう対応するか、重要な問題であろうと。。

20150819171527-b58c2c2bbc48be8a9056745e13448e4e8486c210.JPG 会議では、今年度の取組とその方向性。昨年度と同様に様々なことにトライして、課題研究、グローバルという名前の海外との連携、地域への還元、などなど。活動内容は、いずれも評価できる内容。あとは、3期目に向けて、何を次の目玉にするのか。ということではないかと。。。一方で、SSHとは独立事象にしてはいけないかもしれないですが、「基礎学力問題」。この30年、右肩下がりになっているように見えるのは、何が原因なのか、SSHの実施によって、この問題が回復すれば。。。その意味では、子供の頃からの経験。どれだけ、いろいろなことをやって、失敗して、それを経験値とするか。改めて大事なことなのだろうと。。。改めて小中高大、その先の社会に出て、人材がどう育成されたのか。横串というか、縦串というか、それをちゃんとしないと。どこがボトルネックになっているのか、見えてくるような気がしました。

20150819171724-e235d91157eb55a9e10cd1341d79896529969b51.JPG 議論の多くの時間は、SSHはもとより、高大連携を含めた昨今の教育問題。それらをいかに解決するかによって、SSHでの成果も大きくなるでしょうし、その先の大学、社会での活躍も。何より、教育が明治以降、ここまでしっかりしたシステムができあがったからこそ、現在があるわけです。もちろん、様々な紆余曲折があったわけで。。改めて、その歴史を振り返り、なにが鍵となっていたのか、理解することが、次期の申請に向けても大事なことなのだろうと。。。

20150819171757-a4db8e42b48ba7d896bd6ec2c616342dd3f9e95b.JPG ということで、今回の運営指導委員会でお世話になりました、校長先生、教頭先生、県教委の先生方、国分先生、細谷先生、原先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度、さらなる発展を祈念しております。今まで以上にコラボしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. いつもいらっしゃる橋爪先生は、生徒さんたちと海外での発表への招待とか。何とか実験をする時間をとることができればと。。。ふと、そんなことを。

 PS.のPS. 終わったあと、他の高校でのSSHでの課題研究の連携について。研究内容は。。。秘匿事項になるのだと思いますので。。。ここでは記しませんが。おもしろいことを考えておられて。運営指導委員として、何かできることがあれば。年度末の発表会などを楽しみにしております。