東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

東北大コラム第4回「食卓に並ぶ農作物のクローン技術」掲載中

2015年8月20日 (木)

なんだかんだで後半戦。そして今日は決勝戦。「食卓に並ぶ農作物のクローン技術」が仙台放送ニュースアプリで掲載中です。今回は、世代が長い作物(果樹を例に)の品種育成・頒布について触れています。

昨日触れた、一代雑種育種法は非常に強力な育種法。しかし、親世代が純粋種でないと効果が薄い可能性があったり、世代が長い品種には使いづらいという弱点があるんですね。親を純粋種にするのにも時間がかかるので、花がつくまで十年単位みたいな果樹の育種には使いづらいのです。

そこで、果樹の育種では掛け合わせによって得られた集団からスペシャル良い子を選び取る、という手法が取られます。そのスペシャル良い子を品種の原木とし、接ぎ木で「クローン」として殖やすって訳ですね。本編ではリンゴメインで説明してますが、NewsReleaseでは、柑橘品種について触れてます!現在、柑橘では沢山の品種がお目見えしてます。当研究室では、渡辺先生が愛媛県出身という事から、多くの柑橘品種に触れる機会を頂いてます。その時の印象や感想が、NewsReleaseで使用の図版作成に生かされているのです。いつもごちそうさまです!

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