【緊急告知】仙台放送ニュースアプリ「東北大コラム」、第4回「食卓に並ぶ農作物のクローン技術」補足を掲載(8/12)
2015年8月12日 (水)
3つ前のニュース記事に書いたとおり(すでに渡辺のtop pageから消えてしまっていますが。。。)、仙台放送ニュースアプリ「東北大コラム」に「遺伝学から見た食卓革命」と題した研究紹介を8月17日(月)~21日(金)で行うことになりました。お盆前の急ぎの対応で。。。物事には、旬がありますので。こんなことも大事なことだなと。。。
渡辺は、未だに「ガラケー」という昔ながらの端末を使っています。理由は簡単。軽いこと。電話の機能しか使ってないこと。見るなら、パソコンくらい大きな画面で、キーボードがないと。。。という理由で。ただ、携帯端末で読みやすい原稿量というのがある関係上、deepに知りたいと思われる項目などについては、渡辺のHPとの連動企画としました。【補足】という項目をつけて。。。第4回は「食卓に並ぶ農作物のクローン技術」。【補足】欄では、「多様な柑橘品種の育成」を取り上げました。冬から春にかけての出前講義などで愛媛県に行くことがありますが、そんな時に、道の駅のような所には、渡辺が子供頃には聞いたことがなかったようなカンキツの種類がいっぱい。そんなお話しを。。。なお、この記事の掲載は、8月20日(木)、10:00を予定しています。
【補足】多様な柑橘品種の育成
果樹の育種、繁殖においては、本編でのリンゴの話だけでなく、近年頻出している多様な柑橘品種を見て頂ければ、同様に理解できるのではないかと思います。20~30年前であれば、市場に出回っていた柑橘品種は温州ミカン・伊予柑・ハッサク程度でした。しかしながら、今や、伊予柑・ハッサクといった皮がむきにくい・酸味が強い品種に変わり、温州ミカンのように皮がむきやすい上、食味が優れた品種が多く登場してきました。例えば、不知火(デコポン)・紅まどんな・甘平・媛小春・せとか・はれひめのような新品種が、優れた両親形質を引き継いだ雑種として育種されています(図5)。東北地方や宮城県内では、あまり見かけない品種もありますが、柑橘類生産量日本一の愛媛県では、少しずつ市場に出回り始めている品種です。元々あった柑橘の木に新品種の枝を高接ぎすることによって、多様な新品種の更新が短時間で可能となっているためです。今後、生産量の増加によって、東北地方にお目見えする品種も増えて来るのではと思います。
わたなべしるす
PS. コラムを読むためには、無料の仙台放送ニュースアプリのダウンロードが必要となります。詳細については、仙台放送ニュースアプリのHPを携帯端末でご覧下さい。