東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

意志、硬度、覚悟(7/8, 9追記)

2016年7月 9日 (土)

 子供の頃、日が暮れるまで遊んでいた。というか、うちの中にいても、遊ぶものがなかった。軟式テニスのボールで野球をしたり、山に探検に行ったり。四国には、クマがいないとか。。なので、その点は安心だったような。ただ、それ以外にも、危険な動物はいたので。。。それはそれでやっかいだった。先日、市内の小学校へ出前講義に伺ったとき、じゃんけんをして、その時、何で勝つかで、階段をその分だけ、降りていたのを見た。「チョコレート」とか。。なつかしかった。その応用というか、学校の帰り道にやったのが「かばんもち」。そんな名前もなかったような。。。。ようは、じゃんけんをして負けると、次の電信柱まで友達のランドセルを持つことに。大変だったのは覚えている。夏の暑い盛りであろうと、秋、冬でも。いつの学年かは思い出さない。いつの間にか、やめていた。ただ、考えていたのは、どうやったら、少しでも軽く持てるのか、子供心に考えていたのか、工夫をしていたのか、はたまた、ずるをして、かばんを引きずったり。。。いずれ、何か考えていた。そんな風に、遊ぶときも「どうやったら??」ということを確固たる意志を持って、。。。たぶん。

20160709080216-e3fcd5c7864f352f0ae5bc662dc87d864c2054ff.JPG そんな子供頃の遊び。野球以外は、缶蹴り。じゃんけんで負けると、ジュースの缶を守る。勝った方は、それを何とかして、蹴って、倒す。今治の言葉なら、「けつらかして、こかす」といっていたような。あとは、平べったい石ころを探して、川の水の上を「水切り」していた。いくつ、水面でいくつはねるか。平べったい石ころであれば、どれでもよいのか、石、岩石にも種類があるので、その硬度というか、質というか、面積というか、何が関係があったのか、物理的には、理屈があると思うが。。。岩石と言えば、小学校の遠足だったか、今治自然科学教室だったか、今治周辺の石の種類を調べたことがあった。場所は忘れたが、きれいに結晶化した「水晶」。たしか、石英ガラスがきれいに結晶化したものだったような。大きなものがあるのでなくて、小さくても、透明できれいであった。あとは、先月の「ふるさと出前授業」で伺った今治市立吉海小学校というか、大島。花崗石を切り出しているところも遠目に拝見。高校の時、物理Iは苦手だったのですが、物理IIはそれなりにできたつもりが。知らなかったです。花崗石には、自然放射線が生じるカリウム-40(40K)が存在している。瀬戸内の島々から、今治周辺は花崗石の採石がたくさんされるところ、つまり、子供の頃から、そうした環境にいたこと。もちろん、カブトムシ、クワガタムシをgetするために、花崗石でできたお墓のそばを通ることも。。。。。何かのコマーシャルでないですが、「もっと早く言ってほしかった。。。」。とある調査の地図を見たら、仙台とはずいぶん違うわけで。。。ただ、そんな中で、代々生きてきたと言うことは、また、仙台とも変わらないと言うことは、人々の生活も。。。もしかしたら、今治の当たりのヒトがせっかちなのは、この影響だったとか。。。ないと思いつつ。というな自然放射線でなく、人工的に生成された元素からの放射線の放出は、。。。やっぱり気になるのであった。ここ、仙台でも。

20160709080149-42596a8b6508d17ee5d72e4c63f50a00bc3fd826.JPG と、そんな今治周辺に住んでいると言うことは、それなりの覚悟がないといけない訳だが、そんなことを知ったのは、今治を出てから30年後くらい。。。。高校理科で地学履修が少ないから、こんなことを知らないのか。。。その当たりはわからない。理系の場合、物理、化学が一般であったので。。。30年以上前、遺伝学をやるなどと考えてもなかった。というか、高校1年では、生物Iを履修、高校2年で物理I、化学Iを履修。これが理系の姿。で、受験を見すえて、物理IIをやるのか、生物IIを履修するのか。受験できる大学、学部の幅が当時は全然違った。生物IIを履修したら、医学部などの限られたところ。。。これはないと言うことで、物理は苦手かも知れないが、覚悟を決めてがんばったのがほとんど。いい悪いは、別として。物理IIはまずまずであったこともあって、今があるのかも知れないが、その時の意志というか、覚悟が今に活きているように思う。子供の頃から、なにをするのか、遊ぶとき、虫取りをするとき、いろいろな危険なことがあった。山の草むらで滑り落ちたり、樹液の所に、クワガタムシとスズメバチが同居していたり。。。こんなピンチになっても、何とかしていたし、何事もなかったように、物事を達成していたような気がする。もちろん、あまりに危ないときは、それを回避するわけであるが。。。そんな風に、覚悟を決めるのか、回避するのか、今の社会の実情を垣間見る記事が。。。なるほどでした。そんな意味で、ダイヤモンドのような硬度10のものも破壊できるような強い意志と覚悟を持ってと言うのはいかないにしても、子供の頃から慣れ親しんできた「ガラスや鋼鉄などに傷をつけることができる硬度7の石英(水晶)」くらいの強い意志と覚悟を持って、採択された新学術領域研究を推進しないといけないと思った金曜日でした。最後の所は、ダイヤモンドでない分、翌朝にずれ込んでの掲載になりましたが。。。


 わたなべしるす

 PS. そういえば、ダイヤモンドレベルの硬度での確固たる意志、信念、覚悟を持ってと言うことだと思いますが、大学のtop pageの所に、なるほどという記事が。。。難しい世の中になったものです。それでも気合いで歯を食いしばるしかないのだろうと。。。

20160709080239-a90095745681e0acefa6f1aa53871952862e651c.JPG PS.のPS. どうやって確固たる信念を維持して、絶対にやり遂げるか。土曜日の情報番組で。。。内容に感動でした。その内容とともに、あった教育プログラムというか、。。拝見してみたいなと。。。というか、これからのヒントでした。


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