東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【招待ゼミ】東京理科大学理工学部・招待ゼミ「アブラナ科植物の自家不和合性--研究の現状と展望--」(7/19)

2016年7月21日 (木)

 週明けから東京方面へ。いろいろと。打ち合わせ内容は、企業秘密なので。。。そんな合間に、東京理科大学理工学部の朽津先生のところで、自家不和合性に関する招待セミナー。出前講義で話をすることはあっても、セミナーは、1年前の名古屋大でのこと以来。どの様な専門なのか、きちんと把握する時間もなく、いつものスライドで、失礼しました。

20160721192927-1415779a1f075f314f69ebaa929aa7dbf07656f5.JPG ゼミは植物の生殖から入り、アブラナ科植物の自家不和合性どの様な歴史で現在に至ったのか、また、残された問題は何なのか。。。いわゆる、アクティブラーニングのような形式で、学生さんなどに答えてもらってもよいのですが、どうも、大学生、大学院生に対しては、抵抗があって。。。なので、心の中で考えてもらう。いわゆる、座学で静かに聞きながら、それでも脳みそはactiveにという意味では、物事は、達成されたような。。。


 講義では、最初に植物の生殖のお話。花の構造から、基本、他殖性が重要だと言うこと。一方で、自殖性もなければ、農耕が成立しないと言うことなど。では、その他殖性の仕組みは、。。。雌雄異熟、自家不和合性など。で、その自家不和合性について、アブラナ科植物を例にして、渡辺が研究をした歴史を踏まえて。何よりも、その歴史の中には、成功と失敗とが満載ですから。特に失敗、後世に活かしてほしいわけです。同じ失敗はよくないですから。。。と言うことで、そんな研究の論文は、渡辺のHPにありますので、よければ、downloadしてみて頂ければ。。。講義のあとには、たくさんの質問も頂きました。ありがとうございました。最近は、朽津先生の研究室でも植物の生殖を扱うようになられたと。。。研究を展開される上でのヒントになれば、幸いです。最後になりましたが、こうした機会を頂きました、東京理科大・朽津先生にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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 わたなべしるす



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