東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】仙台市立長町小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー」(楽しい理科のはなし2016--不思議の箱を開けよう--主催:河北新報社、協賛:東京エレクトロン、7/21, 25追記)

2016年7月21日 (木)

 昨日の夕方は仙台市立片平丁小学校の方々と「セミ」の羽化。終わったあと、しばらくしたら、雨降りに。今朝方まで、雨降りだった感じで。少し湿度は高いですが、気温が低い分だけ、活動しやすい天候。今日の夜も昨日と同じイベントはありますが、小学校へ出向いての出前講義は今月最後となった、仙台市立長町小学校。去年、「河北新報社」様から声をかけていただき、始まった「楽しい理科のはなし--不思議の箱を開けよう--」という企画。去年は、仙台市立泉ヶ丘小学校での実施でした。今回も、主催が河北新報社、協賛が東京エレクトロン、後援に仙台市教育委員会大和町教育委員会、協力として、東北大学。去年もそうでしたが、講義をする側もわくわくする横断幕、いつもなら数個のキャベツ、ブロッコリーがたくさん。講義に関わるもののほとんどを河北新報社様、東京エレクトロン様の連携により準備頂いたことで、楽しみながら、出前講義ができました。ありがとうございました。

20160721171601-9fccac4e4d6cbea236878c1cc254c382f2a1a189.JPG20160721171621-549fd2d7f92d0d140c9af2ad536fddff683bd691.JPG スタート前には、去年もTAとしてお手伝い頂いた大学院生の宮澤さんに準備と写真撮影の担当を。もちろん、班ごとの活動になれば、必要に応じて、suggestを。もう数名、お願いできればよかったのですが、この時期、色々なイベントなどが重なり。。。来年は、うちの学生さんにもお願いできればと。。。そんなで、サポート頂いている「河北新報社」様、「東京エレクトロン」様にもお手伝い頂き、最初の準備を。。。申し訳ありませんでした。次年度、またこうした機会があるようでしたら、もう少し要領よく。。。準備が整ったところで、児童の皆さんもそろい、校長先生から今回のイベントと渡辺の紹介。ありがとうございました。

20160721171643-ec0870856b849d5c96209b2cd368f082a6a689f5.JPG20160721171716-f72613e05c08b4a120d7328929f5c6ce6615d5fb.JPG 講義では改めて、渡辺の自己紹介。愛媛県今治市の出身。今治タオルを愛用してくれている方も。そうそう、忘れてはいけないのが、今回のイベントが「河北新報社」様、「東京エレクトロン」様のサポートであること。地元紙なので、新聞として読んでいる方もおられるのでは。。。一方で、東京エレクトロンは、前回、うまく説明できないことなどもあり、今のように半導体を集積して利用することで、生活が便利なった、根本を作っている会社と。。このあたりの説明であっていたでしょうか。渡辺も昔は「電気・電子」と言うと感動というか、大好きな分野でしたが、ちょっとしたきっかけで、今のような植物の遺伝学、品種改良の基礎学問を学ぶことに。そんなきっかけが今日であれば、幸いだなと。。

20160721171742-5c125364d9c7896854fe2cfcaf0db521373872ee.JPG20160721173128-634bcf26e14ad2ec35ca63459e424eca2a4a3487.JPG 植物の生長というか、生活環のをトマトをモデルとして復習。では、今日のテーマであるキャベツ、ブロッコリーでは。。。これが難しいですね。ブロッコリーは、冷蔵庫の中で、花を咲かせた方も多いのですが、学区の中が町中と言うことで、なかなか、こうしたものの栽培をしたことがなく、キャベツがどうやって花を咲かせるのか。イメージが難しかったかもしれないですが。。今回のことがきっかけになれば。。。キャベツとブロッコリーの遺伝子を混ぜると言うことで、イントロでは、渡辺が高校時代に興味を持った日本型、インド型のイネについて。よく知っていましたね。インド型のイネ。その性質も。感動でした。

20160721173155-efb8a4db30343b48e0de213031968aafea3c22e9.JPG20160721173216-86d853da2cb1e2f19de6619bf4de91505cd540ce.JPG そのキャベツとブロッコリー。実は同じ種であって、人間が品種改良したもの。その遺伝子を混ぜると何が起きるのか。3クラスを4つのグループに分けて、グループ学習。すぐに意見がまとまり、書くことができるチームから、最後の5minで勝負をかけるところまで。。色々と多様でした。プレゼンでは、しっかりまとまって、質問に答えることができていたのは、niceでした。一方で、チームの意見をまとめ上げることができないところも。。意見の集約は難しいものです。でも、なぜ、そうするのか、何が本質なのかと言うことをしっかり考えてがんばってみてください。これからの力になりますので。もちろん、最後は謎解き。理科は答えは1つかもしれないですが、科学は色々な答えがあると。それを大事にしてほしいと。。。

20160721173237-65c38c68d636f4392573bee6d0875348d5baf788.JPG 質問の時間には、普段、植物について、色々考えているなと言うことがよくわかるような質問も。これからも学校の帰り道などで花を見かけたら、受粉をしてみて下さい。きっとおもしろいことが見えると思いますよ。その後、代表の方から、今日の講義についてのお礼の言葉。niceでした。植物に興味を持って、これからも学習して下さい。その後が、恒例の横断幕を持って情報発信。あれと思う方も。。。その当たりは、。。。。申し訳ありません。

20160721173323-b0f4e57c5fb75a28ae15b93670a0beafdd568355.JPG 講義の後、短い時間でしたが、鶴谷校長先生と今日の企画を頂いた方々を交えて、昨今の教育問題であったり、普段の生活の中で、何をどの様に学ぶのか、自然が少ない環境で何ができるかなど、deepな議論の時間でした。ありがとうございました。最後になりましたが、本講義の場所を提供頂きました、仙台市立長町小学校校長・鶴谷先生、6年生担任の先生方をはじめとする皆様にお礼申し上げます。また、主催の河北新報社の佐藤様はじめ関係の皆様には、当日までの準備、運営において、たいへんお世話になりました。協賛の東京エレクトロンの河本様はじめとする関係の皆様には、今回の企画の多大なるサポートを頂きました。ありがとうございました。また、こうした機会がありましたが、お声かけ頂ければ、できるだけのことをしたいと思いますので。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 長町小学校、初めて出前講義に伺ったものだと思っていましたが、渡辺の過去の出前講義のリストを調べてみると、2006年の10月に。この時は、仙台市教育委員会からのリクエストだったような。ほぼ、10年近く前のことなので。。。何より、こうした出前講義を始めて、すぐだったこともあり。。。写真と記録だけ。今回のように文章と写真が少しでもあれば。また、ちがった記録して残るのだなと。。。その点では、鶴谷校長先生には、昨年度は、仙台市教育センターの企画で、仙台市立若林小学校への出前講義でお世話になったのでした。同じ「キャベツとブロッコリー」の講義で。。。不思議なご縁でした。ありがとうございました。

 PS.のPS. 「楽しい理科のはなし2016--不思議の箱を開けよう--」という企画は、連動企画として、8月23日(火)に東京エレクトロンホールで、サイエンスショーと「楽しい理科実験教室」が。渡辺の研究室も参加します。実験教室は、去年も盛況でした。渡辺は諸般の都合で午前中の参加になりそうですが、より多くの方々に、また、ご参加頂ければ、幸いです。

 PS.のPS.のPS. 今日のイベントに加えて、工学系の先生方が行った出前講義の模様が、河北新報社の新聞記事として、月末に掲載されると。。。日付けを失念してしまいました。改めて、ご紹介しますので。

 PS.のPS.のPS.のPS. 7/25(月), 14:20. 東京エレクトロン様より、受講した児童の皆さんに配布された「AR元素周期表」。スマホでかざすと、それぞれの元素の詳しい情報が。。。渡辺は、スマホを持ってないので。。。学生さんが見えるところに掲示をしておきました。色々な刺激になればと。。。ありがとうございました。

20160725142310-dfd2cf8c06f3ea79842f202d38abe68f01b049c5.JPG20160725142328-77b8de6fbdcc71be6df48ace4b53931a8a3829c0.JPG




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