急に冬らしくなり、仙台市内の紅葉もピークを過ぎて落葉へ。そんな11月最後の週は、渡辺の出身地である今治市への「ふるさと出前授業」。様々な案件があり、現地での実施は3つの小学校へ。リモートでは10/30(水)に上島町立魚島小中学校へ。来月には今治市立九和小学校で実施予定。
11/27(水):今治市立常盤小学校・ふるさと出前授業「自分の将来を考えて、どんな職業でがんばるか考えてみよう」
昨年の常盤小学校で「キャリア教育」の出前講義。それが好評だったと言うことで、今年も同じように渡辺のこれまでの歩みを紹介してという講義。渡辺が博士がかっこいいと思ったのはテレビとかかりつけの小児科医で見つけた学位記。そんなところからスタート。小中高と進むにつれて興味は変化し、現在の植物の研究をする農学部に進学。「博士」の学位を取るまで頑張り、今に至っていると。
これから先、様々なキャリアを形成していく訳ですが、興味は変わってもよいので、これで頑張るということを見つけてほしいと。
11/27(水):今治市立伯方小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」
午後からは伯方小学校へ。昨年同様にリンゴをモデルにした「受粉から果実形成まで」。最初は植物の生活環、植物と動物の受精から発生のところを比較。植物と動物でも共通性を見出してもらい、植物の受粉のところからスタート。受粉時に花粉が膨らみ、花粉管が出て、めしべに侵入する様子を動画で観察。リンゴの花の開花から結実の写真を見て、摘果の理由、花の類似性からリンゴの仲間を考えてもらう時間も。しっかり植物のことを理解していました。
後半はリンゴが有する自家不和合性、受精をすることで種子ができることもしっかりと理解。理科っぽくないですが、シナノゴールド、王林などのような黄色系の果実が増えている理由も考えてもらい、着色を気にせず、食べることの大事さも。ミカンの栽培がある伯方島。ミカンでも考えて見て下さい。
11/27(水):今治市立桜井小学校・ふるさと出前授業「環境問題を多角的に考える」
まさにふるさとというか、母校である桜井小学校での「環境」についての講義。身の回りの環境である「クラス替え」、「席替え」からスタート。環境が身の回りにある問題ということを実感。次に気温が高くなっていることは実感できているので、2010年には今よりも気温がかなり上昇するということが予想され、それは困るということで、どんな対策があるかを考えるところからスタート。植物を増やす、風力発電など多様な意見が出ました。さらに斬新な考えも。自然豊かな桜井地区。自然から色々なことを学び、地球で抱えている問題解決をして下さい。
後半戦は遺伝子汚染、農業の本質など、もう少し突っ込んだ各論についても考えてくれました。母校で講義ができるのは何よりありがたい2hrでした。
PS. 桜井小学校のユーカリが暑さと小雨で枯れていました。
12/5(木):今治市立九和小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」
ふるさと出前授業で今治に出かけた翌週。コロナ禍、それが明けてからも毎年、リモートでふるさと出前授業のリクエストを頂いているのが、今治市立九和小学校。旧玉川町の2つの小学校の1つ。花の名前を考えてもらったり、バラ科のリンゴに似ている植物を考えてもらったり。いずれも身の回りの植物をしっかり観察できていると思います。また、リンゴではなく、ミカンなどのカンキツの栽培もよく見ていると思いました。今はそんな自然観察が大事と思えないかもしれないですが、将来きっと成長できる要因になると思えるしっかりとした答えでした。
リンゴの摘果は見たことないにしても、ミカンでの摘果は聞いたことがあったり、もしかしたら、お手伝いをしたことがあったかも。花粉管伸長、自家不和合性の動画を見ながら、何が起きているのか、なぜ、遺伝子を違うセットにする方がよいのかもしっかり考えてくれていました。最後の質問の時間も活発な質問に加えて、担当の先生から研究室を見学したいというリクエスト。なるほどと思いました。急ぎ、ノートパソコンを接続して、遠心器、超低温冷凍庫、PCRなどを見てもらいました。次回からこの企画をリモートの場合、行いたいと思います。ふるさと出前授業の時のよいヒントを頂きました。ありがとうございました。
わたなべしるす
【アウトリーチ活動】今治市立常盤小学校、今治市立伯方小学校、今治市立桜井小学校、今治市立九和小学校・ふるさと出前授業(11/27, 28, 12/5追記)
2024年11月30日 (土)
よたび、研一に会いに行ってきたよ(きんけんちゃんとりゅーたんといっしょ)
2024年11月21日 (木)
ある秋の日、川内キャンパスに現れる研一に会いに行ってきました。
研一(けんいち)とは、
東北大学創設時からいる妖精だそうです。普段は青葉山の奥深くから学生の事を見守っているそうなのですが、東北大学創立115周年・総合大学100周年が嬉しくて、初めて学内に足を踏み入れた、とのこと(東北大学創立115周年・総合大学100周年記念事業の一環として公募されたキャラクターで、2022年から活動しています)。
研一は11月18日で、俗世間に降り立って2年になるそうです。今週は研一2周年ウィークとのことで、現し身の研一が4つのキャンパスをめぐっています。18日は川内、19日は青葉山、20日は星稜、そして、最終日は、東北大学本部及び多くの研究所を擁す、我が片平キャンパスです。
片平キャンパスには4つの国立大学附置研究所があります。金属材料研究所、流体科学研究所、電気通信研究所、多元物質科学研究所ですね。それぞれ、きんけんちゃん、りゅーたん、リエッくん、RAMちゃんというキャラがいます。その中で、俗世に肉体を持ち、よく姿を現すのが、きんけんちゃん、りゅーたんです。
東北大には、公式・非公式を含め、たくさんのキャラがいます。そのうち、東北大だけでゆるキャラグランプリができると思っていますが、公式のものは、115周年を機にまとめてLINEスタンプになっていますので、ご興味がある方はぜひどうぞ。
20日、星稜キャンパスでの出動が終わった後、Xで研一は呼びかけました。
早速、呼びかけに応じる、きんけんちゃん、りゅーたん。
これが、これが友情パワーか・・・!大変熱い展開です。
行かなくては・・・研一と、きんけんちゃんと、りゅーたんに会いに行かなくては!
という訳で、渡辺研から徒歩5分の、片平キャンパスさくらショップ前に来ました。研一が来るまで、あと30分あります。
紅葉がキレイで、抜けるような青空ですね、暖かくて良かったです。
さくらショップ前で、研一、きんけんちゃん、りゅーたんと仲良しのお姉さんに会えたのでご挨拶していると、お昼を買いに来た、我らがボス・なべさんに会いました。ボスは研一と共演経験があります。お時間ある方、ぜひどうぞ。
そんなこんなで、時間まで待っていると、ラボメンバーがやってきました。皆、研一だけでなく、きんけんちゃん、りゅーたんを拝みに来た、とのこと。林さんが、りゅーたんのペーパークラフトときんけんちゃんのコースターをもってきてくれたので、一足早く、コラボ写真を撮影したりしていました。
など言っているうちに、時間になりました。研一とりゅーたんが窓から手を振っています!
そとにはたくさんの学生・スタッフがお祝いに駆けつけていました。アイドルの握手会よろしく、自発的に列ができます。研一と仲良しのお兄さんがステッカーを配ったり、きんけんちゃんと仲良しのお姉さんがコースターを配ったりと、ちょっとしたお祭り騒ぎです。
前回の研一ぬい再販の時、一緒に並んでいたお姉さんに再会できました。自作のうちわと、研一にフェルトのマフラーを作ってあげています。強火ファンです。どこかの敏腕な方である気が、とてもします。
また、農学部から来た、共同研究先の学生さんにも会え、一緒に写真を撮ったりなどして楽しかったです、ありがとう!
今回は、きんけんちゃんのうちわをお借りして、一緒に写真を撮らせてもらいました。ありがとうね、研一、きんけんちゃん、りゅーたん。
胸熱な夢のユニットを見ることができる眼福な時間は、あっという間に過ぎ、3人?匹?はそれぞれの場所へ帰っていきました。
これで、研一2周年WEEKは終了とのことです。楽しかった・・・またどこかで会おうね、研一・・・!
スズキ
追記:
なんとなく見た河北新報に記事が出てました。
7月に用意した研一ぬいの数が500ってことで、今回はその2倍量を用意したとお姉さんが言ってたので、今回の研一ぬいの数は1000くらいなのかな。
合わせて1500個?人?の研一が、どこかに潜伏しているという事実。もう、これは卓越妖精ですよ。
研一ぬい、再再販待ってます!そして、研一と仲良しのお姉さん方、2周年イベントお疲れ様でした!
【アウトリーチ活動】青森県立五所川原高等学校・理数科理数探究・助言者(11/14)
2024年11月19日 (火)
記事を書いているのが、11/19(火)。この冬一番の寒さ、青森県、北海道では積雪も。五所川原高校への出張が1週間ずれていたら、・・・。とはいえ、夕方には寒くなっていました。
11/14(木):青森県立五所川原高等学校理数科理数探究・校内発表会助言者
昨年度は別案件との兼ね合いで伺うことができなかったですが、五所川原高校・理数科理数探究での7つの課題研究の発表を伺い、コメントすることができました。運営指導委員をいっしょに務めている弘前大・長南先生も参加で、発表内容についてより専門的な質問ができたかと。今年度からSSHがスタートしたこともあり、全校での取組、外部への発信なども行ってほしいなど、校長先生との懇談の時間も有意義でした。ありがとうございました。
PS. 五所川原高校のHPに記事が掲載されていました。
わたなべしるす
【全学教養講義】「中級アカデミック・ライティング--現代的課題に関する文献講読とレポート作成--(自然科学における研究論文の実際, 自然科学における文献検索)」(11/11, 18追記)
2024年11月18日 (月)
今年度で10年を超えるような講義。渡辺が引き受けた年数で10年以上。それよりも前から行っているので、15-20年の開講実績。昨年度から「学問論」という講義が前期に開講。この改訂を受けて、この「アカデミックライティング」が後期に移動。「学問論」で基本的なレポート作成を学習しているからか、受講生とスタッフの数がほぼイーブン。
渡辺が担当するのは自然科学系の研究と論文執筆の実際。さらに、論文を書くために必要な文献検索について。1回目は渡辺の研究紹介、論文作成の実態、雑誌・研究者の評価等について概説。2回目は工学分館、農学分館のスタッフが図書館のdatabaseを活用してどのように文献を検索するのか、という実習。普段からGoogleでの検索は慣れているかもしれないですが、一定の評価基準をクリアした雑誌を対象としたSCOPUSなど、是非、使い方を覚えてほしいですね。
この講義の本題はレポートを書いて、担当者がコメントすること。この論文検索を使って、よいレポートを楽しみにしています。
わたなべ 拝
研一2周年おめでとう(with 先週の大掃除)追記・ぬい完売
2024年11月18日 (月)
こんにちは、スズキです。
今日は11月18日、何の日かご存じでしょうか。
そう!研一(けんいち)が青葉山から現れて2周年の記念日です!!2周年おめでとう研一!!
研一(けんいち)とは、
東北大学創設時からいる妖精だそうです。普段は青葉山の奥深くから学生の事を見守っているそうなのですが、東北大学創立115周年・総合大学100周年が嬉しくて、初めて学内に足を踏み入れた、とのこと(東北大学創立115周年・総合大学100周年記念事業の一環として公募されたキャラクターで、2022年から活動しています)。
今日は研一2周年を記念して、さまざまな研一グッズが出るのです。
まず、あの伝説の!研一ぬい再販!!!!!
そして、研一アクキー(アクリルキーホルダー)新発売!!!スタンドとしても使え、実写とイラストの2種類!!!どちらも好きです!!!!!!!
最後に、熊本大学との包括連携協定記念・研一×くまモンコラボグッズの発売!!!
ビッグネームくまモンさんとコラボとは、研一、すっかり大きくなって(泣)
大変熱い展開です。研一と仲良しのお姉さん方の本気を感じます。
前回、研一ぬいを手に入れた私。研一ぬい再販だけならスルーしようと考えていましたが、アクキーが発売されると聞いては、黙っていられません。
行かなくては・・・研一を迎えに行かなくては!
という訳で、片平さくらショップに来ました。開店20分前、ひんやりと寒い片平キャンパスです。恐ろしいことに、既に、2名の学生が並んでいました。寒いのに。しばらく待っていると、どこからともなく、わらわらと10人ほどが現れ、並び始めました。何も知らない通行人が奇異の目で見てきますが気にしません。
ほどなく開店の時間になりました。なだれ込む人々の前に、研一コーナーがお出迎え。
研一ぬいは、特にうず高く、広く積まれていました。山のような研一ぬいに、東北大学生協の本気を感じます。
どうやら、研一ぬいには個体差があるようで、皆さん吟味しているようです。思い思いに研一に手を伸ばす人、そして人。りんご狩りならぬ、研一狩りの様相を呈しています。
レジに並んでいると、旧知のお姉さんが隣に並んでいました。
「早めに、研一ぬいをゲットしておこうと思って」
なんと、夕方になると、研一ぬいが売り切れた、という噂がXにも流れていました。
明日のために在庫をとっておいているのかもしれないし、真偽はわかりませんが、恐ろしい子、研一。
私は、アクキーとメモ帳とマスキングテープをゲットしました。
今週は研一2周年weekとのことで、ちょっとオシャレした研一が各キャンパスに訪れ、ステッカーを配るそうです。
今日は川内キャンパスで、明日明後日が青葉山(明日が青葉山、明後日が星稜でした、お詫びして訂正いたします)、木曜日が片平キャンパスとのこと。私は、木曜日に行こうと思っています。対よろです。
スズキ
ついしん、
大掃除、先週の火曜日に終わりました。今年は、ミスタードーナッツと、本家かまどやのお弁当と、31アイスクリームを食べましたよ!
掃除もちゃんとしましたよ!
追記
研一ぬいは前回の2倍量の用意があったそうなのですが、なんと、即日完売とのこと。研一、恐ろしい子・・・!
研一アクリルスタンドは、ラボの推しコーナーに安置いたしました。