東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

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【アウトリーチ活動】青森県立五所川原高等学校・SSH運営指導委員会、兵庫県立豊岡高等学校・SSH課題研究討論会(3/10, 19追記)

2025年3月13日 (木)

 1つ前のアウトリーチ活動が2/8(土)の安積高、豊岡高SSH関連。その後に5つの参加イベントがあったのですが、・・・。体調の維持管理の大事さと大変さを実感した1ヶ月。
   
 3/10(月):青森県立五所川原高等学校・SSH運営指導委員会
 
 今年度からSSHに採択された青森県立五所川原高等学校の運営指導委員会へリモート参加。コロナ禍を受けて始まったリモートシステム。こんな時にありがたさが身にしみるわけです。議論の内容はご容赦ください。1年目からよいスタートダッシュだったかと。これからも支援したいと思いますので。
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 3/19(水):兵庫県立豊岡高等学校・SSH課題研究討論会
 
 この時期は、豊岡高校が開催する「SSH課題研究検討会」。今年度も盛岡三高、東海大高輪台高、鳥取西高がzoomで参加。発表はあらかじめ動画で見ておいて、当日は4セットのzoomのブレイクアウトルームで議論。発表の何が問題であり、不明なのかをしっかりと議論できる点ではおもしろい試みだと思います。また、卒業生で大学生になっている方も参加しており、よいロールモデルになると実感。次年度も参加したいと思います。 
 
 
 わたなべしるす
 
 
 

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【アウトリーチ活動】山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義、小中高大連携型「科学者の卵養成講座」がんだい日曜サイエンスラボ、青森県立五所川原高等学校・SSH講演会、福島県立安積高等学校・SSH探究活動発表会、兵庫県立豊岡高等学校・豊高アカデミア、兵庫県立豊岡高等学校・SSH運営指導委員会(1/14, 26, 2/6, 8追記)

2025年1月15日 (水)

 この記事を書いているのは、翌15日。天気予報では日中にかけて雪という予報。予報は予報。その時の気象条件で、結果は曇りから晴れ間が。雪が降ると、道路事情が悪くなったり、影響は多大にということを考えると、結果オーライというのはこのことかと。一方で、アウトリーチ活動などを行ったら、すぐに記事を書くことが大事と改めて、再認識。11/22(金)に実施のたねまきめぶきの活動は、こっそりとHPに記しましたが、11/9(土)の科学者の卵養成講座での講義を記してないことが発覚。。。どこに記事を書こうか、現在思案中。変則ですが、昨日の記事の下に記すのかな。。。何かをしたら、忘れないうちではなくて、すぐに行動を起こすことの大事さを改めて再認識。
  20250115154743-9d4d1980313d503ec17d378932bb7abf0e4c361e.JPG 1/14(火):山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義「SSH課題研究を始めるに当たって」

 例年は11月後半に行うことが多い山形県立東桜学館高等学校での特別講義。今年はうまく日程が合わず、年明けの1/14(火)にリモートでの講義を実施。コロナ禍を受けて、リモートでのシステムはしっかりしていることから、講義の2/3くらいの時間を使って「課題研究」について。なぜ、そんなことを行うのか。どのような活動をすればよいのか。目標とすべき点はどこにあるのか。さらにはどのように研究を展開し、まとめればよいのか。グループで活動することが多いので、それを踏まえて、グループで行うことの大切さなど。可能な限り、実態に即した形で。また、現地の生徒さんとの双方向性も維持しつつ。生徒さんたち、しっかり考えて答えてくれました。また、研究を行うために高校生がよく使っているResearch Question(RQ)という言葉をどのように理解して、研究につなげるのか。実際に課題研究を始めるに当たり、どんなことを考えるのか、イメージできたでしょうか。
  20250115154802-42a2c0bd771f9f242bbbcc55fa284e2dc7d4a566.JPG 講義の後半は、課題研究を踏まえて自分自身のキャリアをどのように形成していくのか、渡辺のこれまでの歩みをベースに紹介。最後の質問の時間は5名の方々だったでしょうか。とてもよい質問でした。課題研究を行うことをキャリア形成につなげられることを実感した時間でした。ありがとうございました。
 
  
 1/26(日):小中高大連携型「科学者の卵養成講座」がんだい日曜サイエンスラボ
 
 15年近く前から開始した「科学者の卵養成講座」。今年度からは岩手大学でも共同開催。この日が第7回目で最終回。各グループごとの研究報告会。岩手大での開催名称は「がんだい日曜サイエンスラボ」。東北大とは異なり、日曜日の午後の開催。特徴的なことは物理、化学、生物、地学に加え、数学・情報、科学工学一般の6つの研究コースから発表とそれに対する質疑応答。適宜、高木教授から発表に対する意義なども解説。研究指導をしているメンターには、過去の東北大での科学者の卵養成講座の受講生も。ありがたいことです。
  20250126170923-89dd45b9b2e996f07ae45ab8f60ef12d9cf6841f.JPG それに続いての修了式。修了式では、統括されている高木教授から修了証の授与。また、主幹校である東北大の渡辺から中学生の参加者には東北大でも継続できることなどの広報を。こうした活動が東北地区全体に拡大することを祈念しつつ。

 PS. 外は久しぶりの積雪だったようですが、盛岡も暖冬。日中にかけて溶けているのが観察できました。渡辺が岩手大にいた頃とはずいぶん違った冬の風景でした。
  
 
 2/6(木):青森県立五所川原高等学校・SSH講演会「高校での理数探究が、大学・大学院での研究につながる」
 
 今シーズン最強の寒波。仙台も木曜日の朝は1cmの積雪。そんな中、出前講義を青森県立五所川原高等学校でSSH講演会。昨年度までは理数科としての実施でしたが、今年度はSSH実施校となり、SSH講演会に。講義内容は、課題研究をなぜ行うのか、どのようなことを身につけてほしいのか、実際、どのように課題研究を行うのか。実例を示しながらの講義。研究はある種の積み重ねでもあるので、その大事さについても。
 20250206180915-a28a015df9c83de5bbc163ec090e9a76fbd5a2be.JPG 後半は課題研究等の高校での活動を通じて、大学進学など将来への展望を開くために大事な点がキャリア形成。何かモデルがないと実感が湧かないので、実際に渡辺のこれまでの歩みを紹介して、それぞれの生徒さんのキャリアをどのようにするかを考えてほしいという講義。講義の最後には課題研究、キャリア形成についての質疑応答。数多くの質問があったのはよかったと思います。これまでを振り返り、課題研究、その先のキャリア形成に活かして下さい。
 20250206181044-45a21983897d641b20c7b8657fa3f5540367df63.JPG PS. 五所川原高校のグラウンド脇には、富士山を思わせる「雪の山」が。。積雪87cmという雪をどこかにまとめると、このようなことが起きることを改めて実感。

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 2/8(土):福島県立安積高等学校「SSH探究活動発表会・成果報告会」
 
 週末の土曜日は同じくSSH実施校の福島県立安積高等学校で開催された「SSH探究活動発表会・成果報告会」。前日の金曜日からの開催でしたが、昨年同様に土曜日のみの参加、ポスター発表、口頭発表、海外との交流事業の発表など。海外との交流で「時差」についての議論も。県内外から9校の高校生も参加。全国的な「降雪」で現地での開催、参加など大変だったのでは。こんな時、リモートでの参加はありがたい形式でした。次年度も楽しみにしております。
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 2/8(土):兵庫県立豊岡高等学校 「豊高アカデミア~探究活動・課題研究発表会~」
 
 午前中は福島県立安積高等学校のSSH成果発表会。午後は兵庫県立豊岡高等学校。豊岡高校がある但馬地域全体に「大雪警報」が発令。前日からこうした事態が生じる可能性を考慮して、警報ありなしのいずれでも対応できるという連絡がありました。まさに「備えあれば憂いなし」。
 
 また、午前が福島県、午後からは兵庫県のイベントに参加できるのもリモートシステムのおかげ。この仕組みを充分に活用しているのも、豊岡高校の特徴。さらに、校内の多様な発表に加えて、県外の高校(6校)、卒業生が進学した大学(3大学)からも発表があり、他の高校での研究事例、将来の大学での学びを理解できるのはよい試みかと。プレゼンをしていた卒業生である大学生からも後輩である高校生に向けてのメッセージがありましたが、そうした点も高校生にはとてもよいメンターになると感じた時間でした。
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 2/8(土):兵庫県立豊岡高等学校 「SSH 第2回運営指導委員会」
 
 発表会に続いて、運営指導委員会。委員の先生方から発表会、SSH中間評価を踏まえての様々なコメント。なるほどということがたくさんありました。また、校校間連携ができるような事例も。次年度のさらなる発展を祈念しております。ありがとうございました。
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 わたなべしるす
 
 

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【2025年】今年もよろしくお願いします

2025年1月 1日 (水)

あけおめ、ことよろ。

(訳:あけましておめでとうございます、昨年は大変お世話になりました、今年もどうかどうかよろしくお願いいたします...お身体ご自愛いただき、良い一年に!)


さて、我らが東北大学広報キャラクター、研一から年末年始のための動画供給(2024年研一の活動まとめ)がありました。

研一(けんいち)とは、

東北大学創設時からいる妖精だそうです。普段は青葉山の奥深くから学生の事を見守っているそうなのですが、東北大学創立115周年・総合大学100周年が嬉しくて、初めて学内に足を踏み入れた、とのこと(東北大学創立115周年・総合大学100周年記念事業の一環として公募されたキャラクターで、2022年から活動しています)。

クリスマスにも本部でカードを配ってくれた研一。年末にも動画供給を準備しているとは...!

しごでき妖精にもほどがありますよ。

さて、くだんの動画は以下です。4月のあたりに、我らがボス・渡辺教授と研一の2ショットと、温室の様子がありますので、ぜひチェキラ!ですよ!



研一が我らが温室に来た時の、記念すべき第1回の研一たんけんたいは以下からどうぞ。

私もニタニタと映っておりますね。ちょうど花が沢山咲いている、春シーズンでした。


今年も研一をおいかけていきつつ、体に気を付けて、一年過ごしていきたいと思います。


2025年も植物生殖システム分野をよろしくお願いいたします!




スズキ

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【アウトリーチ活動】兵庫県立豊岡高等学校・探究基礎、ふくしまサイエンスフェスティバル、福島県立安積高等学校・SSクラス先進地域研修、博士のたねまきプロジェクト2024(12/19, 22, 23, 1/3追記)

2024年12月19日 (木)

 仙台の最低気温も氷点下を記録。日中晴れると、6-8oCが最高気温。春に咲く植物への春化処理としてはよい条件かもしれないですが、もう少し気温が下がるのではないかと気になる12月後半。もう少しで年が変わるわけですが、年越しの準備はほぼゼロ。。。どうしたものか。気温は平年並みに近くなったわけですが、将棋界は年明けまで熱戦が続く模様。結果が気になるところです。
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 12/19(木):兵庫県立豊岡高等学校・探究基礎「身の回りの不思議を実感し、なぜと思う心を醸成する」
 
 不思議なご縁で兵庫県立豊岡高等学校とは、今年で13年目のアウトリーチ活動。こんな寒い時期ですが、少し時季外れとも思える野菜、果物を準備頂き、「実物」を観察することが深い学びに繋がることを実感頂けかと思います。これもひとえに、沖縄などの暖地から多くの野菜を準備頂いたおかげ。ありがとうございました。身の回りにある野菜にもこんなにも不思議があることを実感できたかと思います。自然豊かな「豊岡」周辺。この講義をきっかけに普段見ている身の回りの事象に興味を持って、観察してみてください。観察が科学をするきっかけですから。
 
 後半は植物の生殖関係の話と、渡辺の小学校からこれまでの歩みを紹介する「キャリア形成」について。大学に行くことが目的ではなく、大学で何を学びたいのか、そうした点を是非これを機会に考えて見てはどうでしょう。年明けの研究発表会には豊岡高の先輩たちが大学での研究を紹介してくれる企画が今年もあるかと思います。自分の将来を是非重ねてみてはどうでしょうか。そんなことを伝えるのを失念していました。
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 12/22(日):ふくしまサイエンスフェスティバル
 
 朝、福島に到着すると、日陰にうっすらと雪が。帰りには吹雪になっていました。そんな福島での13年連続参加の「ふくしまサイエンスフェスティバル」。これまでは福島駅の北側にある「こむこむ」での実施。今年度は諸事情で南側の「福島市アクティブシニアセンター・アオウゼ(A・O・Z)」。空間的な違和感なのか、少し落ち着かないスタートでしたが、いつものように福島高の生徒さんたちに協力頂き、「バナナ」からDNAを取ってみようという企画は4回の実施。後半は高校生だけでの実演も。若者の適応力の高さを実感でした。サポートもしっかり頂き、ありがとうございました。実験講座の合間には新聞部の方に取材も受け、実験講座の意義などを伝えることもできました。
 
 福島大学、橘高校、福島明成高校、千葉県立佐倉高校、日東紡、リコーなどからも実験講座が参加。参加している小学生をはじめとする子供たちの笑顔が何よりのご褒美でした。ありがとうございました。
 
 PS. 福島駅でSSHでお世話になっている方とばったり遭遇。世の中、不思議にできています。
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 12/23(火):福島県立安積高等学校・SSクラス先進地域研修
 
 去年までは生命科学研究科、農学部、工学部への見学、研修でしたが、工学部を担当される先生が退職。今年度から、同じ片平キャンパスにある「流体科学研究所」の神田先生に協力頂き、例年通り、3つの部局で研修。渡辺のところはいつものように片平キャンパスからスタートした「東北帝國大学」の歩みから現在の研究に何が繋がっているのかを実感してもらうコース。この安積高校の研修イベントには「雪・吹雪」がつきもの。今年も開始から終了までほぼ雪模様。防寒対策をしたとはいえ、かなりの寒さの中、歴史、先行研究、自然の観察の大事さを実感頂けたのではないでしょうか。
 
 そうした中には、キャンパス内のシンボルとなる「モノ」を見学。合わせて、季節外れのアブラナ科の植物も。意外なものが繋がっていたり、今と昔を比べることで何が変わってよかったのか、そうでないかを理解してもらえた時間だったかと。いわゆる先行研究ではないですが、古いことに思いを馳せることの大事さを忘れないでください。
 
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 11/22(金):博士のたねまきプロジェクト2024 in 福岡市立八田小学校「キャベツの秘密」
 
 11/24-30にかけて、出張、アウトリーチ活動があり、その時のアウトリーチ活動の記事はHPに書いたのですが、その前の週のイベントであった「博士のたねまきプロジェクト2024」のことを記すのをすっかり失念。昨年末に記しておく予定が、結局、2025年始にずれ込んでしまったこと、お許しください。
 
 今年度は小学校とのコラボ。福岡市立八田小学校の6年生。「たねまきめぶき」さんが間を取り持っていただいたおかげで、福岡県で初めての小学生向けの企画を実施。なぜ、博士、研究者になったのかというところから、渡辺の自己紹介。6年生なので、植物の基本的な形の名称などは知っているわけですが、それをキャベツに置き換えてみると、意外と気付きがたくさん。当日はキャベツをグループに1つ用意して頂き、しっかりと観察も。是非、自宅でも色々な植物をばらばらにしてみると、今まで気がつかなかったことに出会えると思いますので。
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 わたなべしるす
 
 

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【アウトリーチ活動】今治市立常盤小学校、今治市立伯方小学校、今治市立桜井小学校、今治市立九和小学校・ふるさと出前授業(11/27, 28, 12/5追記)

2024年11月30日 (土)

 急に冬らしくなり、仙台市内の紅葉もピークを過ぎて落葉へ。そんな11月最後の週は、渡辺の出身地である今治市への「ふるさと出前授業」。様々な案件があり、現地での実施は3つの小学校へ。リモートでは10/30(水)に上島町立魚島小中学校へ。来月には今治市立九和小学校で実施予定。
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 11/27(水):今治市立常盤小学校・ふるさと出前授業「自分の将来を考えて、どんな職業でがんばるか考えてみよう」
 
 昨年の常盤小学校で「キャリア教育」の出前講義。それが好評だったと言うことで、今年も同じように渡辺のこれまでの歩みを紹介してという講義。渡辺が博士がかっこいいと思ったのはテレビとかかりつけの小児科医で見つけた学位記。そんなところからスタート。小中高と進むにつれて興味は変化し、現在の植物の研究をする農学部に進学。「博士」の学位を取るまで頑張り、今に至っていると。
  
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 11/27(水):今治市立伯方小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」
 
 午後からは伯方小学校へ。昨年同様にリンゴをモデルにした「受粉から果実形成まで」。最初は植物の生活環、植物と動物の受精から発生のところを比較。植物と動物でも共通性を見出してもらい、植物の受粉のところからスタート。受粉時に花粉が膨らみ、花粉管が出て、めしべに侵入する様子を動画で観察。リンゴの花の開花から結実の写真を見て、摘果の理由、花の類似性からリンゴの仲間を考えてもらう時間も。しっかり植物のことを理解していました。
  20241130120626-0bcbc9e601ae8618b5cbccc7a8e021184c6acb59.JPG20241130120857-9512209d7d896926153aa1175f4c206c7e9319d2.JPG20241130120923-98d6de36a074754faa08c728ff5621cc25739afd.JPG 後半はリンゴが有する自家不和合性、受精をすることで種子ができることもしっかりと理解。理科っぽくないですが、シナノゴールド、王林などのような黄色系の果実が増えている理由も考えてもらい、着色を気にせず、食べることの大事さも。ミカンの栽培がある伯方島。ミカンでも考えて見て下さい。
 
 
 11/27(水):今治市立桜井小学校・ふるさと出前授業「環境問題を多角的に考える」
 
 まさにふるさとというか、母校である桜井小学校での「環境」についての講義。身の回りの環境である「クラス替え」、「席替え」からスタート。環境が身の回りにある問題ということを実感。次に気温が高くなっていることは実感できているので、2010年には今よりも気温がかなり上昇するということが予想され、それは困るということで、どんな対策があるかを考えるところからスタート。植物を増やす、風力発電など多様な意見が出ました。さらに斬新な考えも。自然豊かな桜井地区。自然から色々なことを学び、地球で抱えている問題解決をして下さい。
  20241207125752-178f2500cd42765c5ce0fd14cbb21925d84d840a.jpg 後半戦は遺伝子汚染、農業の本質など、もう少し突っ込んだ各論についても考えてくれました。母校で講義ができるのは何よりありがたい2hrでした。
 
 PS. 桜井小学校のユーカリが暑さと小雨で枯れていました。
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 12/5(木):今治市立九和小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」
 
 ふるさと出前授業で今治に出かけた翌週。コロナ禍、それが明けてからも毎年、リモートでふるさと出前授業のリクエストを頂いているのが、今治市立九和小学校。旧玉川町の2つの小学校の1つ。花の名前を考えてもらったり、バラ科のリンゴに似ている植物を考えてもらったり。いずれも身の回りの植物をしっかり観察できていると思います。また、リンゴではなく、ミカンなどのカンキツの栽培もよく見ていると思いました。今はそんな自然観察が大事と思えないかもしれないですが、将来きっと成長できる要因になると思えるしっかりとした答えでした。
  20241211134106-849407d58133d644cf2e6c79352bdc60012281e3.JPG 20241211134142-8c6fc5ebf99c004da61ecc05180e5a9df998756d.JPG リンゴの摘果は見たことないにしても、ミカンでの摘果は聞いたことがあったり、もしかしたら、お手伝いをしたことがあったかも。花粉管伸長、自家不和合性の動画を見ながら、何が起きているのか、なぜ、遺伝子を違うセットにする方がよいのかもしっかり考えてくれていました。最後の質問の時間も活発な質問に加えて、担当の先生から研究室を見学したいというリクエスト。なるほどと思いました。急ぎ、ノートパソコンを接続して、遠心器、超低温冷凍庫、PCRなどを見てもらいました。次回からこの企画をリモートの場合、行いたいと思います。ふるさと出前授業の時のよいヒントを頂きました。ありがとうございました。
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 わたなべしるす
 
 
 
 
 

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