東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

雪、AI、背水(1/13)

2017年1月13日 (金)

 昨日から朝になると積雪が。1月も半ば。寒いわけです。昔は、と言う言葉を使うと、年をとったといわれるそうですが、成人の日は1月15日というのが、脳みそに記憶されていて。どうも、ハッピーマンデーに親和性がいまだにありません。一方で、1月15日というのは、大学入試センター試験の前のversionである「共通一次試験」と言う記憶が。ただ、調べてみると、その日がlinkしている訳ではないらしい。渡辺が受験したのがその日だったので、記憶しているだけだった。。。記憶とは、なんとはかない。。。できなかったというか、まあ、普段の模擬試験の平均的な数字だったというか。。。いずれ、よい思い出がない。。。受験の当日は、すごく寒くて、ただ、部屋の中は、スチームを通した暖房で、適当な時間にその管が何かの原因で音がする、そんなところで受験でした。今、こんな音がしたら、netに載るのではないかと。。。当時は、「心頭滅却すれば、。。。」の世界観があったような、そんな気がする。なので、音がすれば。。くらいだったような。。あと、たぶん、愛媛大・理学部だったような。。。今年と同じくらい寒かったか。。。比べることはできないが、昭和59年、愛媛・今治でも積雪があったので、渡辺の受験の時の方が、寒かったのかも。。。あの当時は、5教科7科目で、かなりのスピード感を持ってとかないと間に合わなかったような。国語と英語は、沈没。数学はまずまず、社会もまあ。理科はそれなりに。だったような。今みたいにnetに情報があふれることもなかったので、どうやったら、目標点に達するかという足し算だけ考えていて、。。。そうでなくて、どの教科から何点失ってもよいか、という引き算ができていれば。。。結果は同じかも知れないが、いずれ。肩の力が抜けている分、楽だったのではと。。。そんなことは、今でも思うが、時間軸を戻すことは不可能なので。。。というか、明日からのセンター試験、受験生の皆さん、がんばって下さい。

20170113143826-a8d232ef1f3d7ac6468de78022df3cb8a2e704e8.JPG あの当時、ただ闇雲に戦略を持たずに解いていたような。唯一あったのは、解ける問題から解く。最初に全体を見渡す。というくらいだろうか。子供の頃の遊びで、どこから攻撃するかとか、そんな駆け引きをやっていた訳なので、缶蹴りとか、いろいろ。そんなことができた割には、余裕がなかった気がする。人工知能というか、AIのようなもので、サポートしてくれたら。。。そんな「たら、れば。。」ではいけないが、いずれ、このAIと競争する時代が来るというか、経験と勘がAIで何とかする時代が来るのであろう。そんな時、なにをすればよいのか。人間は。。。AIは知能であり、個体であったり、次世代を作ることができるわけではない。いまのところ。それができると、かなりピンチのような気がするが。大きなdatabaseの中をあっという間に検索される時代。論文もどれをどの様に読むのか、どの様に並べるのか、そんなこともAIが教えてくれる時代が来るのかも知れない。

 人工知能で農業ができるのだろうか。温度、湿度などあらゆるセンサーを搭載して、水、光管理をしたら。収穫もロボットが。。。もちろん、下草を刈ったり、整枝剪定、出荷をすると言うことも。センサーくらいまでは、はやいかも知れないが、整枝剪定、出荷となると、簡単ではないような。先の経験と勘をどこまでAIがと言う話になるかも知れない。こんなことをしてくれるAI、ロボットがいたら、農業に夢が持てるのだろうか。。。昔、師匠の日向先生がとあることを。「工学部はそれに関連した企業が、医学部・薬学部も同じく製薬とか関連企業がサポートしてくれる。でもね、農学部は。。。。お百姓さん??それは、無理だよね。。。」と。その時は納得していたし、いまも。。ただ、農作物というか、食品というか、毎日、どんな人も食べるわけで。。。そう考えれば、みんながサポートするということをどこかで考えないと、。。これこそ、ゲームチェンジングな発想なのかも知れない。とある新聞にidea募集というのが。。。植物のことを考えているので、こんなことを考えるのかも知れないが、それぞれがそれぞれの立場で「背水の陣」なのかも知れない。神武以来の天才と言われた加藤九段も引退の危機に。。はじめは、「ええ??」と思ったが、そんな規定があったとは。。。厳しい世界である。と考えれば、何をしても厳しい世界。受験生の皆さん、明日、明後日のセンター試験、がんばって下さい。サイコロがどんな目が出るのか、それはお天道様だけが知っているのかも知れないですが、やれることをできるだけ。何より慌てずに、でしょうか。どんなサイコロの目が出ても、そこでがんばる。それが人生だと思ってがんばってきた共通一次試験から30年ちょっとの人間からの応援と言うことで。。。

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 わたなべしるす

 PS. サイコロの目とは、ちょっと似ていて、違う会社(サイボウズ)が「働き方改革」とか。。経歴を見て、渡辺の後輩になる方となりのとなり村(町)くらいになる所が出身地とか。温泉があってよいところです。学区の中に、信号がない、見渡す限り田んぼと山。小学校までが渡辺の2kmというのよりその2倍近くあるのは、感動。「子供の科学」を読んで、渡辺は飛行機を作るのがうれしかったし、電子部品を組合せて、ラジオができるというのを楽しく見ていたのは、ちょっとにているかもしれないですが、もっとすごい少年だったのだろうなと。。。いまは市町村合併で、今治市に。。。渡辺も限りなくとなり村の近くに家がありましたので、変わらないのかも知れないですが、。。少しは見習って、何か考えないと。。。ふと、そんなことを教えてくれたのが、高校の同期の方でした。ありがとうございました。

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