東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

頂上、正面、始祖(2/2)

2017年2月 2日 (木)

 今日も雪が降っているというか、朝方は屋根などが真っ白であった。昼かけて少し解けたと思ったが、午後からまた。。。見ると、結構積もりつつある。。。明日が節分、土曜日は立春。この感じでは、少し春は遠そう。来週後半には、雪よりも傘マーク。最低気温もプラスの温度。と言うことは、少しずつではあるが、菜の花の開花シーズン。鉄壁の準備をして、望まなければ。。。そういえば、正月明けだったと思う。アウトリーチ活動でお世話になっている先生からとあるフレーズの言葉を頂いた。記したのは、城山三郎「人生は挑まなければ、応えてくれない。うつろに叩けば、うつろにしか応えない。」と。記事全体をwebで見ることはできないが、確かに、頂上を目指して、とことんまで挑戦を敢行するからこそ、何かが見えてくる。脳みそでは理解し、承知していても、なかなか完璧にはこなせないが、先人の知恵。やってみようというか、やってみるのが道理であろう。。。たぶん、きっと。。。

20170202162752-cc0731ab2942a4ede32eb29a2fe0f785ffaa3ce8.JPG その城山三郎氏の言葉への解説の最後の所に、「・・・挑まなければ限界にも突き当たらない。おのれの限界に歯ぎしりすることもない。悔しい思いでそこを乗り越えると、きっとこれまでより見晴らしのよい場所に立てる。その時、苦労してたどった上り坂が平坦に見えてくる。」と。。。矛(ほこ)・盾(たて)ではないが、最大限の攻撃と防御でがんばってみるからこそ、そのがんばったあとに見える世界が、平坦なのだろう。無尽蔵とは行かないまでも、若い時代の頑張り、瞬発力は、そのあとの実力となってもどってくると思う。もちろん、戦略的に完璧な想定をして、物事を行うことは、言うまでもない。もちろん、そう思うようには行かず、正面突破できないこともあるが、やってみると言うことだろう。ただ、時にルールが変わるようなことも。。。そんな時は、もちろん、柔軟に回避することが賢明であろうが、融通が利かないこともたくさん経験してきた。その意味でも、やってみることなのだろう。

20170202164639-d4a3e1f5da7b1d45ab1e446cd5923577d303ff0c.JPG 今年も1ヶ月が終わったというのか、今年度もあと2ヶ月というのか。。2月は逃げる、3月は去るとも。。2, 3月の予定を見ると、。。。あちこちの出先で物事を片付けないと。昨今は、その挑戦した結果を大学ごとに評価される時代。。。世知がないというか、当事者なので、微妙な表現しか使えないが。。。一覧を見ると、何ともいえない感情になる。それを「うつろ」に見たのでは、しょうがないので、やれるだけやってみよう。そういえば、師匠であり、アブラナ科植物の自家不和合性研究の始祖である日向先生の言葉、「やってみるっちゃね。。。なんとか、なるっちゃね。。」。確かに、そうかも知れない。ただ、後半のは、「なんとかするっちゃね。。」と思って、やってきた。つまり、最後は、気合いと根性。というか、強靱な精神力なのだろうか。そんな心を読まれたような、雪の舞う節分前の午後であった。


 わたなべしるす

 PS. 昨日、とあるテレビを拝見していたら、かつてのアルバイトの学生さんオリンピックのメダリストの小中学校の同級生だとか。。。。テレビでしっかりコメントしていたのを拝見して、感動。学部の1年生の時、基礎ゼミを指導し、学年末の発表会でも受賞したのを思い出して。。。基礎ゼミのオリエンテーションの時、山野草など、色々な植物の名前を知っている他の受講生とdeepな議論をしていたのを思いだしたのでした。

20170202163938-a8786bc039f1bb9272e4929e1837da637ad47489.JPG PS.のPS. 1つ前の辺本さんの記事にもあるとおり、昨日は貴重な頂き物を。ありがとうございました。ごちそうさまでした。




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