東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【アウトリーチ活動】青森県立五所川原高等学校・出前講義(11/9)

2017年11月 9日 (木)

 1ヶ月予報では、降水量が多く、日照不足も。。。展開ゼミの野菜栽培にはあまりよくない予報、どうしたものか。。。年末が近いのか、「新語・流行語大賞」のノミネートが。。。今年の世相を映し出しているあれこれと思い出すものも。。。そんな時代の鏡の1つでもある「新語・流行語大賞」。時代といえば、時代区分に新提案があるとか。。。慣れた言葉からちがうものへの変更となるのか。。。そんな木曜日。

20171109204941-a38e29d0a440d7a0ca0551ef0f8d0514486929b4.JPG 青森県立五所川原高等学校理数科課題研究発表会・助言者(11/9)

 青森県立五所川原高等学校へ。昨年度に引き続き、理数科課題研究発表会の助言者をお願いされて。。。最初に、野村校長先生から、この課題研究発表会に望むことということで、「失敗から学ぶこと」、「より高いところを目指すこと」、「周りとのコラボ、文理融合、高校生らしい取組を大事にしてほしい」というお話を。課題研究というか、答えのないことへのチャレンジ、大事なことだなと。是非、この言葉を大事にして、これから色々なことを学んでほしいなと。。。

20171109205033-410b7d0a35a78c44c3fd468677225eb6de9f241c.JPG 8つの物理、化学、生物、数学の発表が。いずれも、身近なこと(リンゴ、ブナのようなわかりやすいものから、高校生に「ボルドー液」というのは、少し遠い存在かも知れないですが、リンゴの栽培にはよく使われる訳で、さすが、青森県の津軽だなと。。)から問題発見をして、探求活動をしているのは、niceでした。プレゼンが終わったあと、助言者ということで、渡辺から質問でしたが、理科の先生、あるいは、生徒さんからも。質問をすることは脳みそを整理することなので、だいじなことなので、是非、質問へのチャレンジを。。。プレゼンを拝見しながら、気になったことがいくつか。写真には物差しを。大きさを理解することは、観察の大事なポイントですから。何を目的に実験をするのか、もちろん、大きな目的は決まっていても、実際に何をtargetにするのか。1つ1つの実験の目的が漠としていると、結果も漠となりかねないですから。あとは、プレゼンをする側は理解していても、それを聴衆にいかに分かるように伝えるのか。自分たちに当たり前でも、聞いている方からは、そうではないと言うこと。あと、最後にプレゼンのタイトル。結論として何を言うことができたのか。何が新規なことなのか。

20171109205047-b686fcd56f6dc448fc48ef461ca7155dc8992135.JPG 野村校長先生から最後のまとめ。今回の課題研究の発表会をきっかけとして、次の発表会に備えて、がんばってほしいと。。。発表会の前後に、野村校長先生と昨今の教育事情についてdeepな議論をする時間を頂戴しました。ありがとうございました。これからのアウトリーチ活動であったり、普段の教育研究にも活かせる内容でした。ありがとうございました。相馬先生とも時間を頂き、野村校長先生とは、異なる世代からの意見交換もできました。ありがとうございました。最後になりましたが、お世話になった野村校長先生、理数科担当・相馬先生をはじめとする関係の先生方、保護者の方々、生徒の皆さんに感謝します。ありがとうございました。次回は、1年生向けの課題研究を行う上での講義でお世話になります。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 五所川原高校には、競技かるたを指導されている木村先生という著名な方がいらっしゃると。競技カルタで5連覇をしたという記事も。。さらに驚くことは、渡辺の研究室の学生さんが高校との合同の合宿でお世話になり、木村先生が学生さんのことを覚えてくれていました。感動です。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

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