東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【アウトリーチ活動】仙台三高等学校・SSH運営指導委員会、片平丁小学校・学校評議員委員会、盛岡三高等学校・SRH発表会、運営指導委員会(2/19, 20, 23)

2018年2月22日 (木)

 「光の春」というのでしょうか。少しずつ日長が長くなって、晴れ間が続くと、雪解けもはやくなりつつあるのは、ほっとなのかと。週明けからはもう少し暖かくなるとか。あれこれと案件があって、このイントロを書いているのが、22日の木曜日。。。。暖かくなるということを書いたのが、少し前だったので、そんなことを書いたからか、今朝は、この冬一番の寒さとか。13年ほど前まですんでいた盛岡市内の最低気温が-10oC以下とか。。。冬季オリンピックのメダル数が過去最高とか。。。その背景には、技術意識などの壮絶な改革があったのだろうと。。。とあるテレビで、「人生をかけないと、メダルは取れない」と。。。天才と呼ばれたアスリートが言う言葉に重みがあったのが、ここ最近の脳みそへの大きな刺激でした。何せ、年度末というだけでなく、最近はいつもになりつつありますが、案件が多いのは、頭を抱えます。サイエンスをやるものとして、「人生をかける」という重みを実感して、実行・実現しないと。。

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 宮城県仙台第三高等学校・SSH運営指導委員会(2/19)

 仙台三のSSHも2期目。発表をする機会を多くすることの重要性など、色々なことが検証されていました。課題研究を全校体制で行うということ。これは、先日の観音寺第一高等学校でも、大変だったこと。どこも苦労をされているようです。なにを「課題」と考えるかで、ずいぶんと物事も変わるのではと。。。deepな議論が2hr近くあったのですが、その当たりは、企業秘密ということで。阿部校長先生をはじめ、関係の先生方には大変お世話になり、ありがとうございました。次年度の飛躍を楽しみにしております。

20180222160502-d5b952ca6ac47998982cf05e58ededee470dde56.JPG 仙台市立片平丁小学校・平成29年度第2回学校評議員・学校関係者評価委員会(2/20)

 翌日は片平キャンパスの隣にある片平丁小学校へ。学校評議委員会。前半は、1年生から6年生までの活動内容を参観。それぞれの学年で何を学んでいるのか、。。なるほどと思うものから、これで、なぜ、正三角形が。。。と思ったのですが、会議にご一緒頂いた方から、三辺の辺の長さが同じと。。。そんな単純なこととは。角度を考えたり、重心を考えたり。。。よい刺激を頂きました。苦手の星座盤は、今でも健在なのだと。。。教室の隅には、ゆるキャラも。心がほっとする時間でした。いろいろな意味で、教室全体がカラフルになったのは、時代の変化なのだと。

20180222160723-69f6625548d7185452a7f2ed90d7de124c97c890.JPG20180222160733-b470e9efe3e497eb6bc372c5e7b89a06fd079f3c.JPG20180222160741-75bbb842eff419228b08b3d98fe9bd7a5a3962a2.JPG 会議では、学校側から学校の方針など。昔に比べると、ずいぶんと過保護というか、もう少し子供たちに自主性を持たせて、物事を記録するとか、そんなことがあってもよいのではと。。。大人の考え方が多様になったのは、もちろん、分かるわけですが、教育をするということの大事な本質は変わらないはず。必要以上にお膳立てしないで、やらせてみる、失敗もする、怒られることもある。そんなところから、子供たちはたくさんのことを学ぶのだろうと。先のイントロに書いた、日本人らしさを継承するためにも、意識改革は大事なことなのだろうと。。。いずれ、よい方向に物事が展開できるように、サポートできればと感じた次第です。最後になりましたが、吉田校長先生、浅野教頭先生、加藤先生をはじめとする、片平丁小学校の先生方にはお礼申し上げます。ありがとうございました。さらなる発展を楽しみにしております。

20180222160818-899612a70b24fa3ab7ca1943b9e6de6508f8a496.JPG20180222160827-4aa61c75794fdafcfcc09d6365a298b9d51d7a54.JPG20180222160842-140d7d9be870cf010b132cc0741608a49aa0e3d3.JPG PS. 玄関先には、welcome boardがありました。ありがとうございました。というか、その脇に生け花が。切り花は季節を先取りということで、ウメ、菜の花があるのは、なるほどと思ったのですが、中心にあるのは、ムギの穂。普通に出穂させると、5-6月。かなりはやい季節の先取りというか、この時期に出穂させるためには、それなりに工夫が、花を材料に扱っているものには、そのからくりを知りたいと思ったり、その社会的な効果というか、波及というか、そんなことも。。。

 PS.のPS. 吉田校長が毎日、記事を書かれていると。「毎日」というのが、頭が下がります。どれだけ、大変なことか、想像に難くないので。。。その中に、この会議のことが。こうした素敵な先生方に教えてもらっている子供たちはすてきなことだなと。。。ふと、自分の子供時代を思い出して。。。こちらも励みにしたいと。。




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 岩手県立盛岡第三高等学校・SRH発表会(2/23)

 前日の盛岡の最低気温は-12oC。23日(金)もそれに近い気温が予想されましたが、発表会の開始頃には-6oCくらい。岩手山がきれいに見えるとともに、今年はかなりの積雪で、あちこちに除雪のあとが。会場の体育館には、かなりの暖房器具がありましたが、それでも外と同じくらいの防寒対策。手袋をするまではないですが、それでも、しばらく座っていると、足下から寒くなる気温。寒冷地の大変さを改めて、実感。13年前までは、住んでいた分けなので。。

20180224113901-f56e7c6e5eefd5c49c056b8e578da757bcf39a97.JPG20180224113912-e02c85783724f29395cdb9f3dfb2f530b4d94a71.JPG 今年度から、SSHをSRHに模様替え。ただ、他のSSH実施校と同じように、2年生は全校体制で、課題研究。どこのSSH実施校も、この「全校体制」ということに頭を抱えていますが、1つの「解」を見せて頂いたと思っています。われわれが通常参加するような学会でのポスターセッションのように、説明をしないで、ポスターの前で待って、疑問点を聞いて、それだけを説明するという形式にチャレンジされてみるのもよいと思います。もちろん、理数科のようなクラスもあり、こちらは口頭発表。そちらについても、過去の歴史をしっかり、イントロに入れることの大事を指摘したり。寒さはありましたが、生徒さん、先生方の努力の温かさが伝わってくる発表会でした。

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 岩手県立盛岡第三高等学校・SRH運営指導委員会(2/23)

 発表会のあとは、名称としては「運営指導委員会」になっていますが、学校側とコメントをしている大学人との意見交換会。SRHになっても、課題研究だけでなく、授業改善であったり、様々なことにチャレンジしているのは、niceでした。渡辺を含めて、大学人からは今の現状を踏まえて、こうしたらよいのではということを。形にこだわらず、よりよいものをつくって頂ければと。議論も白熱し、会議のあとも、ずいぶんと議論の時間を頂きました。この形での運営の大変さと自由度、どちらをどの様に考えるか。。。難しいと思いますが、次年度もまた、協力できればと思います。最後になりましたが、山形校長先生、蒲生SRH主任をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。

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 わたなべしるす






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