東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

遺憾、神髄、歴史(2/28)

2018年2月28日 (水)

 昨日も雪が降った。久しぶりに降雪が多い冬であった。もちろん、北陸など、全国的に積雪の記録を更新している。天候に影響を大きく受けるのは、人間の生活もであるが、農業への影響は大きい。そんな天候不順に耐性がある品種が育成されているらしい。どんな遺伝子の組合せにしたら、こんな品種ができるのか。おもしろい発想というか、育種年限は5年はかかるであろうから、ずいぶん前からの準備があったと考えれば、育種家の謙虚な姿勢には頭が下がる。前からの準備といえば、先のオリンピック。予算的なサポートがあったとはいえ、代表選手の鍛錬とそれを本番で発揮できる精神力であろう。使命感を抱き、我慢強くやることの大切さは、サイエンスも同じなのであろう。という間に、今日で2月も終わり、明日から3月。あっという間に今年度も終わる。そんな年度末だからであろうか、色々な調査の結果も。大学生の読書時間が二極化しているとか。零時間というのが半数というのは、さすがに遺憾であろう。せめて、普段持ち歩くカバンに「何らかの読み物」を入れておくというのはどうであろうか。

20180228154142-57693785b4eaf8f4963b9103976747fa309a8b68.JPG 本を読むのとは少し違うが、「読み」は大事である。先を読む、何が起こるかを過去の歴史から探るわけで。祖先の記憶をたどることになるのかも知れない。第31期竜王戦予選6組の対戦で420手という異例の長手数。今までの記録が分からないが、100手前後で終わることが多いのを考えると、「読み」の神髄とでも言えばよいのであろうか。もちろん、結果は、持将棋で指し直しで勝者を決める頃には朝方に。。。これも1つの歴史であろう。こんな風に長手数になったのは、コンピュータの発展に伴う手筋の学習に寄るのか、その当たりは不明であるが、最初はコンピュータでも最後は人間なのではないだろうか。もちろん、コンピュータは、動揺したりしない分、間違いをしないのはあるかも知れないが。。。明日から解禁になる就職活動にも、AIが導入されつつあるというのは、これもまさに、先端科学をいかに利活用するかという「神髄」なのであろう。

 先のオリンピックではないが、歴史を振り返れば、物事の成功の裏には「勤勉」というのがあるのだろう。また、「親切心」というのも大事になる。そんなことを、解析したのが、ふるさと愛媛県関係という記事が。記事を読むと、なかなか、現在では見かけるのが難しくなったような事象にもふれている。日本人として、大事にしてほしいことであろう。この記事は一読に値すると思った。ただ、残念なことは、宇和島と愛媛県が連動してないこと。愛媛に住めばこそ、宇和島の名前を聞くが、それ以外の人にとって、どこなのか、その当たりの広報は遠慮なく、全力でもよいような気がするが。。。ちょっと、今治過ぎるのだろうか。同じ愛媛県であるが。。。宇和島も今治もある意味過疎地。そんな過疎地の「足」をどうするのか。四国よりももう少し規模が大きいが、かなりの問題が浮き彫りに。このあたりも歴史から学び、物事の神髄を探し出すのがよいのではないだろうか。遺憾という言葉が出る前に。。。もちろん、難しい問題なのであるが。。。

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 わたなべしるす

 PS. そういえば、いつだったかの出張先で見つけた新聞記事に、「禹の三角形」で、ハクサイ、キャベツ、セイヨウナタネ、カラシナなどの類縁関係を解明した禹長春博士の文字を見つけた。記事を書いているのは、京セラ創業者。そういえば、別の本でdeepに読んだことはあったが、本人の記述で見たのは、はじめてだったので。遺伝学と電気工学というのか、弱電というのか。そんなところに繋がりがあるとは。。。

 PS.のPS. 最初に書いたオリンピック。メダリストたちでさえ、次の目標に向かって、さらに発展していると。。。常に世界を見すえる、大事なことなのであろう。長期戦で、連勝とはいかないこちらのような立場では、起死回生を狙ってということで。。。

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