【アウトリーチ活動】福島高等学校・SSH生徒研究発表会、運営指導委員会(3/3)
2018年3月 3日 (土)
金曜日は全国的に春の嵐なのか、冬の嵐なのか。仙台でもご多分に漏れず、かなりの強風。研究科の駐車場でも大きな枝が倒れそうになるというか、被害が出そうな手前に。詳細はまた、誰かがHPに書いてくれるかも知れないですが。。。仙台以北の新幹線も昼過ぎまで止まっていましたので。。。交通の動脈が止まると、かなり大変なことなのだと。いつものことですが。。。一方、昨日は、第76期名人戦A級順位戦の最終11回戦5局、いわゆる、「将棋界の一番長い日」。日付けを超える当たりに5局全てが終局。結果として、6勝4敗が6人になり、史上初の6人でのプレーオフ。誰が挑戦者になるのか。プレーオフの5局もこれから楽しみに。。。
福島高等学校・SSH生徒研究発表会(3/3)
その決着がついた土曜日、3月3日は福島高等学校のSSH生徒研究発表会。朝から夕方までのdeepな発表の連続。口頭発表、ポスター発表。もちろん、2年生は課題研究を全校体制で。。。先日の観音寺一のSSH、盛岡三のSRH、いずれもそうでしたが、指導される先生方も大変だろうと。ここでも同じ問題を感じ得ないのでした。文系、理系を問わず、多様な研究テーマは、いずれの発表も楽しめました。これというトピックスもありましたが、そこは、企業秘密ということで。。。あと、1年もすれば、結果も分かると思うので、近未来の発表会でその結果についての考察もできるのではと。楽しみにしておりますので。
もう1つのトピックスは、ディベート。ちゃんとルールに則った立論、尋問、回答というしっかりしたもの。枠にはまってやるのも1つですが、「朝まで○△■◎」とか、「そこまで言って△▽◎」のように、自由に議論するのもよいことなのでは。その場の空気を読んでということもあると思いますので。ルールという枠はある種、公式に則って、という感じがするので、そうではなくて、自由にある種の結論に向かって議論をする。これは、公式に頼らないで、答えに向かって、数学の問題を解くというの近いのでは。そうした意味でも、枠を外してしまってというのは、いかがかなと。そうそう、入場曲は、福島市が生んだ「古関裕而」の曲でしょう。「栄冠は君に輝く」、「オリンピック・マーチ」など、いろいろあると思いますので。来年を楽しみにしております。そうそう、肝腎の議論。議題は、かなりシビアな問題である、「国民皆保険」、「高等教育無償化」。freeに戦えば、もっと盛り上がったような。。。最後のところで、講評をお願いされて、話をしたのですが、写真撮影のお願いを失念しており。。。ちょっとした出し物をやることに気が取られていると、2つのことができないようになったとは。。。反省でした。いずれ、ほぼ、6hrほど、楽しい時間でした。ありがとうございました。
福島高等学校・SSH運営指導委員会(3/3)
発表会に続いて、運営指導委員会。学校側から今年度の取組についての紹介。3期目の1年目ですが、色々なことにチャレンジされていて。興味深かったのは、東北大で運営している飛翔型「科学者の卵養成講座」で、1日の2コマの講義を行っているわけですが、柔らかいものと堅いもという組合せ。農学・医学・生物系と理工学系というような組合せ。このようなheteroな組合せの重要度を理解頂き、「違ったテーマ」に興味を持って取り組むということをやっておられて。大学での取組をうまく評価して頂いているのは、ありがたいことだなと。今年度の活動内容は、領域を超えたもの、地域・海外との交流、自己評価、など、多岐にわたり、指導をされている先生方の大変さを実感。最近流行りの◎△労働制という訳ではないので、くれぐれもoverなきようにと思うほどでした。課題研究に限らず、色々なイベントから何を学ぶのか、それをいかにdeepなものにするのか、アクティブラーニングなど、議論もdeepなものになり、時間のcontrolをする座長の立場でしたが、30min以上の超過。。。反省でした。委員からのコメントが指導をされている先生方の普段の活動、次年度の方向性の参考になればと。。。
最後になりましたが、今回のSSHの統括を頂いた菅野校長先生、細谷SSH主任をはじめ、関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。次年度、さらなる発展を楽しみにしております。
わたなべしるす
PS. 3.11からもうすぐ7年。まだまだ、その問題を大きく引きずっているのだなと。難しい問題だなと。ただ、今回の発表会は1, 2年生。そんな中に、数日前に卒業した3年生が見学に。これからの大学生活での目標もしっかりしていて。。。これからも楽しみです。コラボできることがあれば、望外の喜びですので。。。