東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

激戦、悲願、理(7/20)

2018年7月20日 (金)

 猛暑という言葉を超える言葉というのだろうか、酷暑という言葉を見かけるようになった。身の危険を感じるような暑さと言えばよいのだろうか。。。日暮れ当たりに一雨あれば、少しは気温が下がるのだが、地面などの温度は放射冷却だけでは、下がりそうもない。まだ、4, 5日は続くとか。。。もちろん、関東以西では仙台とは比べものにならない「酷暑」であり、西日本豪雨からの復旧に向けて、物資の代替ルートでの輸送がなされているようであるが、大動脈ともいえる山陽本戦が11月くらいまで部分的ではあるにせよ、つながってないのは大きな痛手である。1日も早い復旧を願うばかりである。そんな「酷暑」の中での作業とは、次元が違うものの、先日の棋聖戦。通算100期というタイトルをかけたものであったが、達成できなかった激戦。その結果、八大タイトルは8名の棋士が。この状態が未来永劫、続くとは思えないが、さらなる激戦で複数のタイトル保持者が出るという淘汰が生じるのであろう。いずれ、平成から次の時代へと言うところで、大きな局面の転換期なのだろう。

20180720162112-2c4de44c0e906424e8aefb8d11065decb2bae70a.JPG 処暑というのだろうか、暑さを凌ぐのを。。。絶滅が危惧されている「ウナギ」。土用の丑の日は、来週あたりとか。クロマグロは、世代を完全に回せる「完全人工養殖」の系があるが、ウナギはかなりの困難らしい。ただ、どこかでそれを打破できなければ、この時期の風物詩もなくなる。まさに、悲願なのであろう。植物もその種類によって栽培条件が異なることがあるが、魚の場合、その理(ことわり)を理解するのは容易ではないのであろう。この技術が確立されたとき、まさに、感慨無量なのかも知れない。感慨無量と言えば、国産ジェットが初の展示飛行とか。。。これも悲願であり、達成されることを切に祈っている。

 先週の米沢出張では福島経由で山形新幹線を山形県内ではじめて利用した。山間地を通ること、レール幅が通常の在来線より広いとはいえ、新幹線のスピードとは言い難い。。。。ただ、すべてを山形新幹線のようにというわけにもいかない。それを打破するシステムとして、トライしていたのは見かけたことがあるが、現実には難問が山積らしい。地元にとっては、まさに悲願なのであるが。。。技術の力不足なのかも知れない。あるいは、理が十分に理解されてないというのだろうか。この難局を何らかの形で、突破することは必要なのであろう。先の西日本豪雨の雨の量が多くなった理が解明されつつあるとか。。。酷暑という局面を乗り越えて、ここで激戦を一閃突破して、秋の実験につながるようにしないと。。。祖先の叡智を理解しつつ。。。できることを限界までやってみるしかないのであろう。暑さに負けることなく。。。

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 わたなべしるす




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