東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

強靭、実力、脱皮(8/29)

2018年8月29日 (水)

 秋雨前線の南北でずいぶんと気候が異なるこの現実。その境目が東北地方と関東地方くらいなのだろうか。いずれ、しばらくは雨模様。少しばかり晴れ間は見えてほしいのだが、前線が南下して、北の空気というか、秋らしい晴れ間に。8月も終わることから、ぼちぼち、低温処理をしている植物を外で栽培したいのだが、ここまで日照不足になると、病害虫の駆除にも気を配らないと。何とも頭が痛いが、どうやら、酷暑と言われた夏も終わりそうである。仙台でも1hr当たり10mmを超えるような激しい雨が降ったが、100mmを超えるというところもたくさんあった。お見舞いを申し上げることしかできないのが、何ともいえず、申し訳ないのですが。。。渡辺が育った瀬戸内沿岸。すごい雨が降るというイメージがない。そんなこともあって、人、物流の大動脈の山陽本線が寸断されたままである。人については、山陽新幹線がある程度のことはカバーしてくれているのであろうが、在来線の意義を改めて、再認識させられる。そんなとき、Internetのように迂回路があることが、現状を看破してくれるのであろうが、時間と規模などを考えると、十分ではないらしい。色々なものを強靭化すると言うことが言われているが、どこに目を向けるのか。難しい問題である。

20180829160227-c89b98e0d8f1615d2f6a802d54bd3b5834138b38.JPG 迂回路といえば、高速バスが意外なところに迷い込んだとか。。。普段は必要としないところを使うと言うことになると、想定してないようなことが起きるのは。。。なんとか、そんな状況にならないようにと言うのであろう。2020年の東京オリンピックにむけて、色々な工事が行われているが、いわゆる「品川新駅」。昔の寝台列車などの客車区があった場所に新しい駅がずいぶんとできてきたらしい。山手線、京浜東北線で通れば、できた駅を通過する構造になっているように見える。ちょっと期待して、見てみたいものである。一方で、新幹線も高速化の波に。現状のE5/H5よりも速くすると言うことのようであるが、騒音だけでなく、それ以外の条件のclearもあるとか。。。規制を封印したままにするのか、解放するのか、色々な議論があるのだろうが、世の中全体が高速化の波の中にあるように思う。もちろん、教育研究も。。。これも難しい問題なのであるが。。。

 そんな教育研究。dataの切り口にもよるのだろうが、日本が窮地にある。なんとか、現状を攻略する戦略を立てないと。。。誰かの言葉だったろうか。「戦略の失敗を戦術ではカバーできない」と。。。教育面だけ見ると、意外なdataも。もちろん、解析の切り口の1つの側面なのだろうと思うが。。。いずれ、現状を脱皮してとでも言えば、よいのだろうか。研究をしていても、今までの切り口から脱皮して、違う方向へと言うことが大事なこともある。どこで何を決断するかになるのだろうが。。。脱皮という意味で言えば、昆虫のように、幼虫、蛹、成虫というように、環境などに適応して、完全変態するというのは、物事の発想、あり方のヒントなのかも知れない。ずいぶんと暑い日が続いたが、しばらくは秋雨前線に泣かされそうな今年の秋なのかも知れない。今年も残り1/3。この時間で、現実を見つつも、強靱な実力を持った本物に脱皮できるように、気合いを入れ直すことにしよう。そんな8月の終わりであった。

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 わたなべしるす




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