東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

記録、融合、悲願(11/30)

2018年11月30日 (金)

 この記事をずいぶんと書いていないが、少しずつ冬らしくなってきた。おかげで、久しぶりに最高気温が、10oCくらいの天気。ただ、来週はまた暖かくなるとか。。。エルニーニョというのは、本当なのか。あまり、暖冬ということをいうと、どこかで見ていて、寒さが来ると、作物の生育にも影響するので。。。もちろん、適度な寒さは必要ではあるが、明らかに去年よりは暖かい。そういえば、来週から12月。四季を3ヶ月区切りと考えると、12-2月は冬と考えればよいのだろう。アブラナにとっては、低温処理が施され、春に開花するための重要な時期。一定程度の寒さはもちろん、歓迎であるが、記録的な寒さになるのは、勘弁してほしい。仙台では積雪、厳冬がないので、雪囲い作業を余り見たことがない。2005年3月までお世話になっていた盛岡では、そんな冬支度とか。記録的な寒さも困りものであるが、記録的な暖かさも、頭を抱えることになる。そんな記録といえば、将棋界で、最速で2,000局の対戦が達成されたとか。。。そんな記録にも、最初のスタートがあるはず。そこから、どれだけ積み上げるのか、どの程度のスピード感を持って。なかなか難しいものであるが、それは、どこの世界でも同じなかも知れない。今この文章を書いているパソコンでさえも。

20181130103243-3abcb8efdccbab108033857a14776f80737ff416.JPG 記録というか、何かのスタートという点では、月などの切れ目がやりやすいのかも知れない。そういえば、今日で、11月も終わる。世の中的には、平成最後の11月とでも言えばよいのだろうか。というよりも、明日からの12月で、2018年も終わる。。。困ったものだ。その年の初めには目標を立てはずだが、そこまで達成しているとは思いがたい。この1ヶ月で、なんとかしないと。多くの目標はもちろん、自分自身かも知れないが、他とのコラボ、融合、連合のようなものが多くなってきている。周りとのバランスを取りながら、記録達成に向けて、精進するしかない。コラボのあり方も、年々、色々な形態になり、多様化しているが、やっぱり、餅は餅屋なので、できるだけ、その道のプロと議論をすると、おもしろいことが分かったりする。多少余計な方向に議論がそれても、意外な盲点が見つかったりする。その点でも、コラボというか、領域融合は大事だと思う。そんな融合も研究だけでなく、地方企業大学というようなところでも、少しずつ始まるらしい。現状を鑑みれば、致し方ないのかも知れないが、。。。いずれ、こうした融合でものごとが深化するのであれば、後々考えると、まあ、それでよかったと思えるようにも思う。まずは、忘れないうちに、コラボをしている方との連絡をしないと。。。

 この時期に収穫される果物で多いのは、イチゴであろう。イチゴの旬は4-5月くらいのはず。ただ、クリスマスケーキに連動して、出荷量は年間で一番多いはず。仙台でも県南の沿岸部で大規模に生産されているはず。この天候がよいことが続いて、出荷時期がずれてなければよいのであるが。。。逆から見れば、天候がよいので、暖房費の軽減になったことがプラスなのであろうか。いずれ、2011.03.11から回復して、イチゴの出荷がそれまでに近い水準でできるようになることが、悲願なのであろう。もちろん、このシーズに適したイチゴへの品種改良も悲願というか、成就したいことなのかも知れない。悲願といえば、来春から北海道までが少し近くなるらしい。また、これまで、探索できなかったところの探索ができたとか。歴史的に見ても、偉業であろう。そうした悲願達成も日々の精進の賜物なのだろう。きっと。そう考えると、まずは、やり残した宿題を12月で片付ける。残されたものは、平成のうちにというのが、大事なことなのだろう。。。そうすれば、記録達成、悲願成就となるのだろうと思う、11月最後であった。

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 わたなべしるす





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