東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」自然科学における文献検索と引用(5/21, 22追記)

2019年5月22日 (水)

 数日前からの強風が収まらないまま、久しぶりの40mm弱というまとまった雨。地面には水たまりも。そんな中でも、実験材料の「菜の花」はガラス室にあるので、雨の影響がないかと思えば、植物もよくできたもの。気温が低い、湿度が高いと、葯が開裂せず、新鮮な花粉がでないように。。。本来、虫によって花粉を運んでもらう虫媒花なので、植物なりのよくできた工夫。そんな雨も夕方にはあがって、。。これが、梅雨の走りかという見方もあるものの、この週末は、30oC近い気温になるとか。改めて、植物への対策を考えないと。。。

20190522082313-4f78e52ca022b6d8090ad6d60fb013f012e92347.JPG そんな火曜日。午後から続けてのイベント。最初のことについてはまた、後日。夕方のは、先週の「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」研究における情報収集・評価、につづいての、「自然科学における文献検索と引用」の実習。昨年度に引き続き、附属図書館の田名部様、小林様が実習を全面的にサポートを。先週の講義で、databaseの重要性、活用することを講義しているので、実際に使ってみると言うこと。実際に図書館にある雑誌、本などをどうやったら調べられるのか、例題を使っての実習。もちろん、検索をすると、どんなkey wordを入れるかによって、見たいものが見えたり、見えなかったり。そのあたりは、検索をするときに、工夫が必要なわけですが、習うより慣れよということなので、できるだけ多くの実習を。実習の速さによって、自学自習をしてもらうようなことも。何より「レポート」を書くというのが、この講義の大事なポイントなので、引用文献をどの様なものにするかも、大事な点。

 Google翻訳の話も担当の事務の方から。年を追う毎に機械学習がすすみ、なるほどという日本語訳になっていると。では、英語はできなくてもというのではなく、日本文と英文の両方を突合して理解をする。これが大事なポイントになると思いますので。渡辺が学生の頃を考えると、便利な時代になったものだなと。。。最初の頃は、英文を日本文にするだけでずいぶん、時間を取られましたので。

20190522082603-203078789f749e52cc06d786f553f815a916996f.JPG 渡辺が講義に参加するのは、講義の最後のところでの好評と表彰(もちろん、渡辺なりの評価と表彰なのですが。。。)。にお目にかかるのは、皆さんのレポートへのコメントになるかと。これはなるほど、おもしろいというレポートを楽しみにしております。最後になりましたが、附属図書館・西村様、小林様、田名部様、全体の統括から実習の準備、サポート等、ありがとうございました。次年度はさらに進化した形で、講義できればと思いますので。


 わたなべしるす

 PS. 附属図書館の玄関先にも、いろいろな情報が。。渡辺の研究室がある隣の建物での史料展示が始まったばかりと。。。平日開催なので、お昼休みにでも、時間を見つけて。。。

20190522082053-c1beb0f6a1c317e93d4ca6638831faee72483273.JPG PS.のPS. 5/22(水),10:00. 昨日の講義のミニットペーパーへのコメントを頂きました。その回答などを以下に記しておきます。参考までに。

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<ミニットペーパーへのコメント>

 概ね、検索することの大事さを理解されていると思います。あとは、どれだけ使いこなすのか、適切な単語で、検索するかによって、よい情報を得ることができると思います。一定の数をこなして、いろいろな使い方を覚えて、引用する文献、情報収集をして下さい。

<質問への回答>

 (1) 引用文献のカウント
 本であろうと、論文であろうと、同じにカウントするのが普通です。レポートを書くとき、いくつの論文を引用するのが適切か。それは、それぞれのレポートにもよりますが、5-10個くらいの引用があれば、いろいろなものを調べて、それの根拠を示して論文を書いていることを明確化できると思います。
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