東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【アウトリーチ活動】青森県立五所川原高等学校理数科課題研究発表会・講評者、今治市立立花小学校・特別講義、探求型「科学者の卵養成講座」特別講義、仙台市立桜丘小学校・理科特別授業(11/11, 13, 16追記)

2021年11月11日 (木)

 11月11日。「1」が4つ並ぶ日。イベントもあるのでしょうか。天気は不安定なようです。ただ、この時期に来春のアブラナの作付けをしないと、これという花を咲かせることができないので、不安定な天気とか言ってられないのも事実で。

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 11/11(木):青森県立五所川原高等学校理数科課題研究発表会・講評・助言者

 市内小学校へはコロナ禍が収束した10月に実際に出前講義に。それ以外はリモートで。つまり、出張なしでの出前講義が基本だったのを、県外に出たのが青森県立五所川原高等学校の理数科課題研究発表会の講評・助言者。初冬を感じる「雨上がり」の五所川原市内でした。この出前講義は2014年にスタートしたので、今年で8年連続。

20211111192651-5f70358af226b6216201390ed8dfdfed98b56d0d.JPG 今年は物理、化学、生物、数学の4分野で7課題。渡辺もコメント・助言をしますが、質問については生徒さんを優先。よく考えた質問もあり、niceでした。質問することは頭を整理することなので、これからも続けて下さい。発表の内容はもちろん、企業秘密と言うことで、ご容赦下さい。7つの発表が終わったところで、渡辺から今日の発表への講評。発表を聞いて気になったこと、去年の渡辺の講義を踏まえてほしいとか、「科学」というか「科学」をすることの起源などについて、講評を。これを参考にして研究を深めて下さい。先輩たちもこれを乗り越え、よりよいものにしていますので。最後になりましたが、隅田校長先生、理数科の柴田先生をはじめとする関係の先生方にお世話になりました。ありがとうございました。2月の講義を楽しみにしております。


 11/12(金):今治市立立花小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」

 ふるさと出前授業のリモート第5弾で折り返しは立花小学校へ。渡辺の母校の桜井小学校から見たら、隣の隣くらいの校区。子供の頃、お世話になっていた病院があったりする校区。これまでの4つの学校は6年生か、小さな学校は5, 6年生。立花小は3クラスですが、5, 6年生で実施。6つの教室をつないでのリモートでの出前講義。

 時間的なことがあり、少し早歩きで。それでもリンゴの実物を見て考えてもらったり、動画を見て考えてもらうことはもちろん、やってもらいました。自家不和合性が起きること、つまり、自己と非自己の花粉を識別できる現象は不思議なようでした。

 質問の時間ではなかなか鋭い質問も。さすがです。最後に今日の出前講義についてのお礼の言葉を代表方から。今回のことをきっかけに果物、野菜の不思議をこれから観察してみて下さい。もちろん、理科の時間にもそんな風に考えるようにして下さい。

 PS. 立花小学校のHPにすでに記事が掲載。ありがとうございました。


 11/13(土):探求型「科学者の卵養成講座」特別講義「教授の進路選択アドバイス」

 木曜日から3連投。最後は「科学者の卵養成講座」での「キャリア教育」。先月までは感染者が広がっていたので、完全リモートでしたが、今回はhybridで実施。60名の現地参加と40名くらいがリモートでの参加。渡辺の歩みを紹介して、どんなことを考えたのか、何故、そんな決断をしたのかなどを紹介。質問の時間は、今年は安藤先生と対応。質問内容が世界レベルの話で感動でした。

20211113162851-55e2f9d3895a38fa90b48796a5dfdce6dbdd7fa2.JPG20211113162901-f863f53bb32c6d85814ad991195e2acb3a01d5a8.JPG 後半は、卵の卒業生、あるいは、関係者との討論会。現地で討論会もやりましたが、リモートでの参加者には別枠のメンターの方を用意。hybridの大変さも実感。これから受験のシーズン。それぞれの目標を持って、これからのキャリア形成をして下さい。

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 11/16(火):仙台市立桜丘小学校・理科特別授業「環境問題を多角的に考える」

 仙台市教育センターからの理科特別授業も、桜丘小学校で完了。本来は9月中旬の予定でしたが、コロナ禍の第5波。10月の終わりから11月であれば収束していることを想定して、この時期に。打合せの段階で、校長先生は七北田小学校でお世話になった阪元先生。出前講義をお世話頂くのが木町通小学校でお世話になった佐藤先生。異なる小学校でお世話になれるとは。不思議な巡り合わせです。

20211116164928-273324ed88da7f377728839d9cca2d01bdad232b.JPG 6年生には「環境問題」。いつものように、身の回りに関係あることが「環境問題」からスタート。学校の行き帰りの道の変化に気がついてほしいと。もちろん、しっかり観察できている方も。よい心がけだなと。気温の変化、気象の変化、遺伝子への影響など、できるだけ多面的な「環境問題」を提起。実際の教科での学習はもう少ししてからかもしれないですが、それまでにしっかり身の回りの環境から考えられるようにしてほしいということで。中学校に進学してもがんばって下さい。

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 11/16(火):仙台市立桜丘小学校・理科特別授業「花の不思議な世界」

 お昼休みを挟んで午後からは5年生にリンゴを素材にした「受粉から受精」までの色々なことを。最初は花の種類。花ということで花に着目しがちなところを、写真の中の花以外のところにも注目できるのはさすがです。摘果することの効果は分かっていても、実際にやることは大変。でも、それができるから「大きなリンゴ」を食べていることを改めて実感。でも、リンゴの着色ムラがあることはなかなかacceptableでなかったのは。。。赤系のリンゴよりも黄色系のリンゴ品種が増えている現実を理解してもらえたでしょうか。いつまでも赤系のリンゴがあるように祈るばかりです。

20211116165126-68fc860df4726fe5f4feadb9c45337362a4b0880.JPG20211116165151-34655322aa8b9fa176d3e39393724faa5a145118.JPG 最後は、自家不和合性がある理由を考えてもらい、リンゴの縦横の断面の観察。横断面の模様を知っているというか、普段から観察しているのはniceですね。これからも色々なものを切ってみて下さい。最後のところは質問の時間。自家不和合性があると、種子繁殖は難しい。ではどうしているのか。さし木、接ぎ木ですね。これが植物のすごいところです。そんな植物の不思議をこれからも観察して下さい。ということで、最初の予定は9月に2回分けての実施を11月になりましたが、3, 4時間目、5, 6時間目に集中しての実施。また、来年もお目にかかることができるのを楽しみにして。ありがとうございました。

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 わたなべしるす