東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【リモートアウトリーチ活動】ふくしまサイエンスフェア、山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義(12/12, 14追記)

2021年12月12日 (日)

 いつもの年であれば、土曜日開催となっている福島県立福島高等学校の「ふくしまサイエンスフェア」。いろんなことが重なり、日曜日開催。しばらく出張にでてないこともあり、世の中の変化について行けない、そんなことが起きていたり。気がついたときは慌てというか、失敗でした。

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 12/12(日):ふくしまサイエンスフェア

 今年で10年目の開催になる「ふくしまサイエンスフェア」。伺ったところ、初回からの出席で10年連続の10回目の出場になると。もちろん、昨年度はコロナ禍でYouTubeを使った動画配信。研究室のスタッフに実験風景の撮影もお願いという条件付きではあります。今年度は参加される方々を完全登録制での実施となり、久しぶりの福島出張。世の中的には、オミクロン変異が出現したこともあり、どうなることかと頭を抱えるわけですが。

 渡辺は今年度も「バナナからDNAをとってみよう」という実験講座。福島高校の1年生もお手伝い頂き、可能な限りの実験講座を。もちろん、距離をとって、これまでの実験回数も大幅に更新の9回完投完封。実験できるブースの数を制限したということで達成できた記録でもあるわけですが。。。来年はコロナ禍が変化した状態であることを祈りつつ。

20211212161831-0a60c19ec87b8c9c612d3ec44a7207c3217bd149.JPG 実験講座の合間にSSH担当の諸先生方と意見交換会も取ることができました。貴重な時間でした。ありがとうございました。

 PS. 12/13(月), 16:30. 前日の参加者は106名だったと。例年はもう一桁多い参加者なのですが、コロナ禍ということで。。。子供さんたちが楽しく科学を学べる機会がまた以前のように祈るばかりです。。。



 12/14(火):山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義「SSH課題研究を始めるに当たって」

 年末のこの頃は学部生向けの「生命科学」の講義を担当。そんなことと重なり、山形県立東桜学館高等学校へのSSH特別講義は今年度もリモートで。都合を合わせるのが難しくなるのはありますが、リモートでの出前講義ができるということで、どちらかを立てるのではなく、両方を立てることがある程度可能になったということでお許し下さい。

20211214193553-0d0a1014640bb3227f9a5785f66d466a88d254d6.JPG 講義の内容は「課題研究」とはどの様なもので、どの様に進めるのか。多くの場合、グループでの研究ですし、研究をやるためのルールを守ることも大事なこと。やり遂げたことは最後まで「成果」という口頭発表、論文にすることも大事なことと。いつもであれば、講義の半分は課題研究を行い、それをキャリア形成に繋げてほしいということにするのですが、今回は研究をやりたいという興味からどのように実験をやるところまでを論理的にであったり、実際的にできるのかというようなことを含めて、考えることの大事さも講義。適切な事例であったのか、それをヒントに課題研究が進展してくれればよいのですが。1つ上の学年ですが、年度末の発表会を楽しみにして。

 PS. この年末の時期に講義だけでなく、別の事象も発生。静かな空間からの講義と思ったのですが、雑音がところどころに入っていたら、お許し下さい。

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 わたなべしるす

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