東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【アウトリーチ活動】仙台市立将監中央小学校・特別講義、みらい型科学者の卵養成講座・特別講義、今治市立常盤小学校・ふるさと出前授業、山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義及びSSH特別研究指導(11/22, 11, 29, 30追記)

2023年11月24日 (金)

 11月とは思えないような暖かさかと思えば、この週末は最低気温が0oC近くになるとか。初秋と冬を行ったり来たりの今年の天候。植物、農作物への影響もあるようですが、例年のようにゆっくりと冬にならない「秋のような天候」、こんなに体にこたえるとは。。。そんな11月の4週目は仙台市内の小学校へ。

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 11/22(月):仙台市立将監中央小学校・特別講義「環境問題を多角的に考える」(楽しい理科のはなし2023--不思議の箱を開けよう--主催:河北新報社、協賛:東京エレクトロン)

 2015-2019年にコラボで実施していた「楽しい理科のはなし」。コロナ禍を受けて、4年間の中止期間を経て、2023年の今年度から復活。仙台市内、大和町内の小学校へまずは1回ずつの出前講義ということで、2023年度は将監中央小学校へ。この過酷な環境変動を考えるということで、「環境問題を多角的に考える」と題した講義。

20231124160007-d327b00984066106be67211f66d30b464de4ccbd.JPG 環境問題というと、もちろん、地球温暖化などありますが、もっと身近なところに「環境問題」はあるのだということを実感してもらい、地球温暖化、動植物への影響など、いつもの理科とはちょっと離れるかもしれないですが、色々な角度からの環境問題について考える時間になったと思います。最後に挨拶をしてくれた代表の児童の方、講義の内容をしっかり理解して、環境問題を考えることができると思います。みんなの地球です。身近なところから考えて、少しでもよい環境にできればと。

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 11/11(土):みらい型科学者の卵養成講座・特別講義「教授の進路選択アドバイス-人生を戦略的に考える-」

 本来なら記事の順番が逆なのですが、11日前の「みらい型科学者の卵養成講座」での特別講義の記事を記すのを失念。ちょっとこの間が慌ただしかったなどあり。。。順序が逆ですが、簡単に。今年で15年目の科学者の卵養成講座。毎年、渡辺の研究である「植物の自家不和合性現象」とこれまでの歩みである「キャリア育成」の講義を。

20231125213403-d512e86e1de3dcf5398219984d74327141b46162.JPG 小学校時代に始まり、渡辺が何を考え、行動したのかなど。15年にもなるので、世代のずれが大きいのではないかと言うことも、講義のあとの取材で実感。ただ、「コスパ」「タイパ」などと言う言葉が今の若者では言われているようですが、時間がかかったことから学ぶこともあると。レポートを拝見して、こちらの意図は伝わっているのを実感でした。

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 11/29(水):今治市立常盤小学校・ふるさと出前授業「自分の将来を考えて、どんな職業でがんばるか考えて見よう!」

 今年のふるさと出前授業も残すところ、常盤小と九和小。今日は常盤小学校の5年生に、渡辺がこれまで歩んできた道をお話しして、小学校の頃はみんなと同じような子供時代を過ごし、植物の研究の道に進んだことをお話。それらを通じて、児童のみなさんが自分たちがこれから積み重ねるキャリアであったり、職業を考えるヒントになればという講義。リモートでしたが、対応頂いた白石先生をはじめ、関係の先生方がたくさんのカメラで体育館の情報を送ってくれて、とてもスムーズでした。

20231207175713-a521342fbf3406ab94021d77c4cc9d21767aa4fc.JPG こちらからの問いかけにもしっかりとした自分の考えていること、思っていることを表現できていたのはniceです。また、5, 6時間目の間の休み時間もひっきりなしに質問に来てくれた方々の熱意もとてもよかったです。最後の質問の時間は、予定の時間をoverするくらい、今日の講義の感想、質問などあり、それでも時間が足りないくらいでした。今治で出前講義をするきっかけを頂いた常盤小学校で、こうしたふるさと出前授業ができ、こちらもほっとです。来年は予定を合わせることができれば、現地に伺いたいと思います。

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 11/30(木):山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義「SSH課題研究を始めるに当たって」

この冬一番の寒気が入り、仙台市内でも雪が舞い、昼間の気温が6oCくらいが最高気温。北風も冷たい。そんな11月最後は山形県立東桜学館高等学校へ。峠筋は真っ白に積雪。もちろん、山形県側の方が仙台よりも一段と寒い状況。外気温だけで、室内は暖かいので、講義に問題ないわけですが。

 コロナ禍だったり、会議・講義の重なりなどがあり、現地での講義は3, 4年ぶりのような。とはいえ、リモートであっても現地であっても、講義内容は同じというか、質量ともに変わらずにやることが要諦。「課題研究」を行うためにどのような心がけが必要か、また、そのテーマを決めるとき、どの様な過程を踏んで実験系などを構築するのかということについて、Research Question(RQ)という言葉を使って、実際に「花」を使った実験例を紹介することで、どんなことをやるのか、イメージを持てたのではないでしょうか。

20231201094133-eeb29af8b110a5fef7f36758e430433fa76d411b.jpg 講義の後半は、課題研究で身につけた考え方は、大学、大学院、社会人としても大事なこと。そうしたキャリアを積み重ねる過程でも大事にしてほしいということで、渡辺の歩みを紹介しつつ、どんな問題点に接して考えたのかについても。これからの課題研究、さらにキャリア形成のヒントになればと。最後の質疑の時間もしっかりした質問が多く、課題研究発表会を楽しみにしております。また、現地の講義風景を写真で頂きました。ありがとうございました。

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 11/30(木):山形県立東桜学館高等学校・SSH特別研究指導「データをどう考え、どのようにプレゼンテーションを行うのか?」

 講義のあと、課題研究を行っている2年生のチームから、現状までの研究成果をまとめたものを準備いただき、プレゼンを拝見しながら、データに対する考え方、どの様なストーリー性を持たせるのか、結果として何を結論にするのか、など、研究室にいても学会発表、学位審査などで問われるような点について、議論をしつつ、研究指導を行いました。

 生徒さんたちにとっては、これが限界という形でプレゼンを作ったようでしたが、こちらからのコメント等で、ずいぶんと実験に対する考え方も変わったようでした。実験をまとめる時、今回と同じように考えるようにしてみて下さい。また、今回の研究指導を他のグループにも展開して頂ければと思います。

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 わたなべしるす





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