ホウレンソウ1 発芽しました!(農:土肥裕花)
2016年10月14日 (金)
こんばんは。最近ぐっと気温が下がりましたね。通学で自転車に乗って風を切ると、寒さが身にしみます。しかし、この寒さでほうれん草が甘くなるのだと思うと、今年の冬はいつもより少しだけ前向きに過ごせる気がします。
さて、前回の投稿から一週間ほど空いてしまいましたが、表題の通り本日ホウレンソウが発芽し、鉢に植え替えをしたので、順を追って報告していきたいと思います。
10/12(室温22.5℃)
写真の通り、17時頃に種を11粒植えました。私は鉢植えの野菜は1種類しか育てないので分からなくなる心配はないと思い、ろ紙に品種名を書くことはしていませんが、土に水をまいておいたり、シャーレを段ボールで覆って暗くしたりと、他の方の投稿はいろいろな点で参考にさせて頂きました。
10/13(室温22.5℃)
この日の夕方の時点で、いくつかの種の皮がわずかに割れてきていました。夜もう一度確認した際に、ろ紙の水分がやや足りなくなっている気がしたので、21時半頃に霧吹きでろ紙の表面の湿り気を増やす程度に水をあげました。
10/14(室温23℃)
朝家を出る直前に確認したところ、いくつかの種が発芽しているのを確認しました。前の晩にはわずかな発芽もなかったのに、朝になったら写真のように長いもので4㎜ほどの根が出ていました。水やりがきいたのか、単に時間が十分に経過したからなのかは定かではありませんが、発芽を待っている間はとても長く感じられたので見つけたときは嬉しかったです。
帰宅してから、種の観察と植え替えを行いました。11粒の種のうち、発芽したのは6粒です。大きく根が出ているものが3粒、わずかに出ているものが3粒でした。
上の写真を見て頂くと分かるかと思いますが、種の割れるところ(しずく型の種の尖っているところ)が上になっているものから大きく根が出ています。種を置く向きも大切であることが初めて分かりました。残りの発芽しなかった種はもうしばらく様子を見て、発芽が遅れるのか、それとも発芽しないのか観察したいと思います。余談ですが、ネームプレートを書くときにうっかり「ホウレンソウ」の「ン」を書き飛ばしそうになりました。頑張ってごまかしましたが、正直微妙です・・・。これから写真を撮るたびに「ホウレソソウ」が写るかと思うと恥ずかしいです。
そして、発芽した6粒を鉢に植え替えました。鉢に水をやったのが2日前でそのあとずっとベランダに置いておいたためか、土が少し乾いている気がしたので再び水をやってから種を植えました。根がより長く出ている方が後々よく育ちそうだと思い、その3粒を真ん中に、残りの3粒をその周りに、と言う感じで種を配置しました。
図で☆で書いたのは根が長く出たもの、●で書いたのは根がわずかに出たものです。2グループの種の成長に違いはあるのか、注目したいです。すべて芽が出た場合、この鉢に6つは狭いので間引きをしようと思います。鉢は基本的には室内に、遅くならずに帰ってこられそうな日はなるべく外に出す予定です。
予想より遥かに長い記事になってしまいました。文字に起こしてみると、ここ三日の間にたくさんの変化があったことを実感します。今後も植物の変化を見逃さないようしっかり観察していきたいです。
コメント
投稿ありがとうございます、ラボスタッフマスコです。
ホウレンソウ、順調に発芽して良かったですね!移植もばっちりです。
ホウレンソウの種皮はアブラナ科に比べて非常に固く、とても発芽しづらいです。ブロッコリスプラウトを選択されていたと思うので、それと比べてみると、給水後でもホウレンソウがだいぶ固いのが分かるはずです。そのため、種子が水に接する向きも重要になったのだと思います。種皮が丈夫な理由として、固い種皮をものともせず発芽するくらいの強い個体を選抜するためとも、1つの種皮の中に複数の種子が入っていて発芽しづらいためとも言われてます。
そして、ホウレンソウは直根性で特に移植や根を傷つけられることを嫌います。根を丁寧に扱わないと今後の生長にも影響が出ます、その辺りはOKだったでしょうか。いつか間引きをするときは、他個体の根を傷つけないよう、地上部を切り取って食べると良いかもしれません。
図で分かりやすく示してあるのはとても良いなと思いました。あとは、アップの写真に定規やなにか規準になるものをつけるともっと良かったと思います。後で中間報告、最終報告の際にもきっと役立ちます。
種子の発芽~移植までには、非常にドラマティックな変化がありますよね。種って生き物なんだな!と再確認する瞬間です。今後、双葉が出て、本葉が出る頃にはまた面白い変化があると思いますので、ぜひ楽しんで栽培してください。
ブロッコリスプラウトの様子もぜひお待ちしています。
ラボスタッフマスコ