9*(後半)わき芽&無事に育て(農:岡田和花)
2017年12月 3日 (日)

スプラウトと同棲することになるかもしれないリンゴ。いくつか買った内の一つを食べたら、とてもおいしかったです。青森県産。
さて、後半は普通に茎ブロッコリーとミニニンジンの観察報告です。特に何もなければ一つの記事でまとめれたんですけど...。
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と、言いつつまずは水やりについての話を。
土の様子を見てみると大きい鉢(5号鉢)と小さい鉢(3.5号鉢)で土の乾くスピードにかなり違いがあることに気が付きました。
写真の左側が5号鉢(ミニニンジンが植えてあるもの)、右側は3.5号鉢です。左の鉢は3cmほど中を掘ってみてもかなり土がパラパラとしていて乾いているのに対し、右の鉢は表面がまだかなり湿っていて土が黒く見えます。鉢の大きさが違うだけでこんなに乾き方が違うんですね...。外気に触れている面積が広いからでしょうか。
しかし、同じ5号鉢でもミニニンジン3株の鉢のほうが茎ブロッコリー一株の鉢より乾燥するのが早いです。茎ブロッコリーのが葉が大きくて土が日陰になりやすいことも原因なのかもしれません。
で、茎ブロッコリーなのですが、先ほどの温室の話であったようにちょっとしおれさせたこと以外は特に問題が無いように感じます。
12月1日 15時頃 曇天 (外気温6℃)
5枚目の本葉が成長中です。葉をかき分けながらものさし当てながらカメラのピント合わせるのは難易度が高いです...。赤丸で囲まれているのが5枚目の本葉です。
同じく 12月1日 15時頃 曇天 (外気温6℃)
3.5号鉢の茎ブロッコリーを並べてみてみると、葉が左右対称の大きさではないことがわかります。また、左株の左向きに出ている葉と右株の右向きに出ている葉はそれぞれの本葉の中(5枚目を除く)で一番小さく、どちらの株でもこの葉が1枚目の本葉です。株が大きくなればなるほど大きい葉が出るのは何となくイメージできるのですが、それにしても極端に小さいです。なんでだろう...。大きくなってもいいような気がするんですけどね...。ちなみに写真にはないですが、5号鉢の茎ブロッコリーでも同様な葉の大きさです。
それから、12月3日 am12:00ごろ 快晴 外気温 9℃ 温室内 32℃(±5℃)
茎ブロッコリーの子葉の上、赤丸部分に他の部分より色の濃いわき芽が出ていました。脇芽が出たのもびっくりなのですが、子葉の上からだったことがさらに驚きです。そこもわきに含まれてるとは...。どんな成長をするか楽しみです。
それからミニニンジンの報告なのですが...。
12月1日 15時頃 曇天 (外気温6℃)
なぜか一本倒れてしまっていました...。原因がわかりません。確かに割と土を乾燥させていたけれどいつも通りくらいだし、温室に入れた後なので強風も考えられません。もちろん猫も。触ってみるとしおれたというより茎が根本から折れているといった風でした。というか物差しの当て方下手ですね。
12月1日 15時頃 曇天 (外気温6℃)
原因がわからないのでどうしたらいいのかわからなかったんですがとりあえずつまようじと糸で支えを作りました。根元が折れてる?なら枯れてしまっても仕方ないと思うのですがその翌日も今日も特にしんなりした様子はなく...。急にどうして...。
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それから、これも急で原因がわからないのですが、病気気味の葉のミニニンジンの子葉が枯れてしまいました。
12月1日 15時頃 曇天 (外気温6℃)
写真でしおれているのが伝わるでしょうか...。
二日後の今日、12月3日 am12:00ごろ 快晴 外気温 9℃
完全に枯れてしまいました。温室に入ったことでの環境変化がきつかったのかもしれません。
ミニニンジン無事に収穫まで行けるのだろうか...。
以上で報告したかったことすべてです。
観察時間を揃えるのが今週はあまりできていませんが、日々の観察は割とまた習慣化できているように思います。でもその分書く内容が多すぎてとっても大変です...。ううむ...。書く力だけでなくまとめる力も必要ですね。
9回目の更新はこのくらいで...。
コメント
農学部・岡田さん
おはようございます、遺伝の渡辺でございます。りんご、おいしそうですね。植木鉢の大きさで乾燥の具合が違うことによく気がつきましたね。植えてある植物の元気度というか、蒸散とか、そんなことでも影響が違うと思いますが、。一律に管理でなくて、土、植物を見ながら、水やりをして下さい。12月1日の植物の写真。少し子葉が黄色くなり始めていますね。施肥を7-10日でしっかりやって下さい。基本は、植物の個体が大きくなれば、全体も大きくなるはず。でも、そうなってないのは、その葉っぱが最初にできるときの環境、生長するときの環境などが違うからでしょうかね。このあたりは、まだ、解明されてないことだと思います。おもしろい点に着眼しています。子葉の脇から腋芽が出ているのは、そうですね。かなり例外的ですね。たぶん。子葉と本葉は形態学的には違ったような。成り立ちが。でも、これをみると、基本は同じような気がしますね。
ニンジンは少し気になりますね。もしかしたら、土壌のpHでしょうか。ニンジンを栽培するとき、灰などをまいて、土壌のpHをアルカリ側にしたような。さすがに、100円お店に、pHを計測するものはないと思いますので、これ以上被害が出るときは、pH試験紙が研究室にありますので、是非、お立ち寄り下さい。試験紙と指標のcopyを用意しますので。文章は、まずは、書いてみることです。その上で、それをどの様にまとめるかですから。
わたなべしるす
ー 追記 ー
そろそろ葉が紫に見えるものが増えてきますね。寒くなるとアントシアニンを作る植物はけっこう沢山あります。
ホームセンターでこの時期葉ボタンが売られています。冬の間は色合いが貴重ですね。植物を育てているとホームセンターでなくとも、スーパーでも植物がけっこう売られているのに気が付くと思います。クリスマス前、シクラメンやポインセチアのいろんな品種が出ているので見るのも楽しいものです。買いたいところですがうちの猫に一瞬でやられますので買えません。
自分事ばかりですが、逆に庭に初めて木を(私は草花は好きなのですがあまり庭木は植えようとしなかった)植えました。娘の弘前を記念してリンゴの木ですね。しかし、植えた品種がなぜかシナノスイートとグンマ名月です。。。
ラボスタッフ・オガタ