ハツカダイコンの根元について(農:齊藤芙紀子)
2017年12月13日 (水)

こんにちは、農学部一年の齊藤芙紀子です。
先週12月3日に二度目の施肥を行いました。ここ最近気温が低いせいかあまり成長には変化が見られませんでした。まだ寒さ対策に何をするかが決まっていないため、ここ一週間は夜の間鉢植えを家の中に入れていました。
先の日曜日(12月10日)に追肥をしようと土を掘り起こしたところ、先週加えた肥料が溶け切らずに残っていました。
そのため追肥はしなかったのですが、これは水を与える量が少なかったためでしょうか...。インターネットで調べてみたのですがはっきりとは原因がわかりませんでした。根腐れが心配で水をやりすぎないようにしていたのですが、もう少しこまめに水をやったほうがいいのかもしれません。
さて、次に現在の植物の様子について報告していきたいと思います。
コマツナ
こちらが現在のコマツナの様子です。一番成長しているもので葉は5枚出ており、
高さは4.6㎝、一番大きい葉は縦5㎝、横3㎝、でした。
こちらは現在のハツカダイコンの様子です。一番成長しているもので葉は5枚出ており、
高さはおよそ5㎝、一番大きい葉は縦4.9㎝、横2.9㎝、でした。根元の赤みが薄いものが一つあるのが気になりました。
残り二つの苗は葉のほうにも赤みが広がっているのですが...。(この写真を撮った後土寄せをしました。)また、根元が赤くなってから肥大するとのことでしたが、前回の記事投稿時から根元の太さにあまり変化がないように感じました。原因について調べてみます。
年末年始は実家に戻りますが、鉢植えを割ってしまうのが怖いので鉢植えは家に残しておくつもりです。
その間の水やりや日当たり、寒さ対策についてもそろそろ考えていきたいと思います。
寒さ対策が決まり次第記事を早めに更新したいと思います。
コメント
齊藤さんこんにちは。
しっかりと植物を気にかけていただいて良いですね。それぞれの株、バラツキはありますが大きくなってきているようです。
寒さ対策ですが、それほど急がなくともよいと思います。受講者の作物はみな仙台の冬で枯れるものではありませんし、特にこの場合のコマツナ、ハツカダイコンは生育期間も短いものです。確かに加温した方が早く大きくなりますが失敗する確率も大きくなります。
夜間のみ取り込むというのはあくまでも熱帯植物(観賞用ラン、アンスリューム、グズマニア、ジャスミン、などなど)で絶対的に低温に弱い場合です。この場合はそれぞれ保つべき最低温度が決まっています(例えば、シンビジュームで7℃、カトレアで15℃)ので、それ以下しないようにします。しかし、この場合は夜間のみ取り込むと呼吸の消耗が激しくなり、昼間は低温で光合成できず、なんとも悪い条件になります。ペットではありませんので昼夜間の温度差15℃、いや20℃でもコマツナなどは大丈夫です。
水やりについて、写真ではわりと乾いているように見えますので充分にやって下さい。施肥は一週間よりは開けてもいいのですが、まだ土に残っているのは意味が違います。詳しくいうと、肥料は水溶性のものばかりではありません。園芸用ではコーティングタイプや吸着タイプも多々あり、それぞれ放出特性が違い、使い分けるものです。この場合の肥料は特にコーティングなどはない野菜用のものですが、水溶性成分だけではないと思います。鉱物成分を混ぜていて、一気に溶けないタイプと思います。その鉱物が残って見えているかもしれません。肥料は植物の状態と日数で考えていいでしょう。
根の赤みについてですが、確認していないのですが赤いタイプのハツカダイコンだけではなかったような気がします。白いタイプが混ざっていたら、白いまま大きくなりますね。いずれにせよ土寄せをしっかりして栽培を続け、肥大してくるのを待ちましょう。間引きはいずれ行ってください。まだ大丈夫です。
さて、八戸帰省されるとのこと、その間の対処、また考えましょう。向こうのえんぶりなど私も見たことないのですが、どんなものでしょう。仙台のページェントほどちっちゃいものではないと思いますが・・ まあページェントもちらっと見る分にはいいもので、灯りを見ていると、イカ釣り船の灯りに寄ってしまうイカの気持ちがよく分かります。
ではまた、報告お待ちします。
ラボスタッフ・オガタ
農学部・齊藤さん
おはようございます、遺伝の渡辺でございます。寒さ対策をみなさんはじめたので、植物が心配になりますよね。でも、前にも誰かの記事にコメントしたとおり、植物にとって、昼は暖かい、夜は寒いというのが、通常です。ところが、夜に家の中に入れると、逆になります。それは避けてほしいですね。というか、そこまで植物は軟弱ではないですから。それから、肥料、これは、鉱物が含まれていて、それに水をかけることで、中から窒素、リン酸、カリなどの肥料分が溶け出すという仕組みですから。せっかくですから、例えば、スプラウトの栽培が終わっていれば、その容器に、水を入れて、肥料を落としてみると、肥料分が溶け出すのが分かると思います。それも大事な実験というか、理解ですから。
植物体そのものは、緑が濃いので、太陽光を当てるという意味ではよく管理できていると思います。ハツカダイコンの肥大がないのは、もう少し施肥を行う、あと、根っこの部分をもう少し隠れるように土寄せをしてみてはどうでしょうか。あと、細かなことは、ラボスタッフのオガタくんがコメントしてくれると思いますので。
わたなべしるす