研究室の野菜たち(1/30)(ラボスタッフオガタ)
2018年1月30日 (火)
皆さんこんにちは。
ラボスタッフのオガタです。あっという間に月日は流れ、もう立春の頃がやってきます。恵方巻の方角を知らないのですが、皆さんはその風習を実行されますでしょうか。
受講、本当にお疲れ様でした。植物が上手に育った人もそうでない人も、頑張ったと思います。今年は温室などを頑張って作られる人が多くて驚きました。置き場所の工夫、また栽培についてユニークな実験をされている人も見受けられました。
トラブルとしては思いがけないものもありましたね。逆に今年は途中で鉢を割る人は出てこなかったと思います。かえって鉢を増やして熱心に栽培する人が目立ちました。
あえて言えば、ですけれども、今年は計測の面でばらつきが多かったかな、と思います。とても細かく計測し、グラフ化してプレゼンする人もいました。その反面数字的なものがほぼ無い方もいましたね。
各人と言えば、今年は高校生が予想以上に頑張ってくれました。部活や勉強の合間によくやってくれたと思います。それから、青葉山で植物栽培のサークル活動されている方、家が農家の方、さすがによくやっていました。工学部・男子も頑張りました。
さて、今回は現在(1/28)の当研究室で育てている様子を示そうと思います。決してこの通りでなくてはいけないという訳ではなく、一例としてです。お渡しした種子の種類全ての栽培はできなかったのですが、参考までに見て下さい。実は私どもも、この時期に植えるとこうなるのか、と初めて分かったことも多々あります。
置き場は研究室の温室の中、といっても無加温ですので、夜はほぼ外気温と一緒であり、マイナス6度を計測することもあります。昼間はさすがに18度程度でしょうか。日照は直射日光が一日2時間ほどであり、決して良いところではありません。施肥は通常通りとしました。
全景を示します。
次に一つ一つですが、ロマネスコはそこそこ低温でも伸長してくれました。やや茎が細めですが枯れた葉はありません。そして、中心にはなんと花蕾が形成されています。見えずらいですが
約4mmほどの大きさに見えます。
ミニニンジン、これは成長遅いですね。根の太さもまだ5mm程度であり、食べられる大きさではありません。見せるために土を少しどけていますが皆さんはあまり土をいじらない方がいいでしょう。また、水やりのために鉢からこぼれた種が周りで育っていました。しかし中には葉と茎が赤褐色に変色して成長が止まったものも見受けられました。
ハクサイ、これは低温でもゆっくり大きくなりますね。水やりが大変なくらいです。よく見ると中心に向かうにつれ葉が立ってきています。まだまだ結球はしていませんがその予兆は感じられますね。楽しみです。
コネギは最も成長が遅くて、食べられるような大きさに至っていません。拡大して見たとすると、確かにネギに見えます。特に葉が分かれているところなどはネギらしいですね。ネギは冬野菜のイメージがあったのですけれども低温での伸長は比較的よくありませんでした。
さて最も収穫に近いのはミニダイコンでした。見える根の直径は4cm近く、結構立派なものです。葉も大きく広がっています。栽培して初めて分かったのですが、この5号鉢の大きさでは2株、少し無理すれば3株いけたでしょうか。また、気温が下がりマイナスを計測するようになると葉が垂れて、地面に着けるような姿勢を取りました。もちろん温室内は雪が積もりませんが植物は準備するものですね。
各植物とも今後しばらくは栽培を続ける予定です。シュンギクなども播いてみればよかったな、と今さらながら思います。さてさて、大御所であるロマネスコの収穫、この鉢でどれくらいの大きさが採れるでしょうか。予測がつきませんが取りあえずは世話を続けます。
皆さんの植物のことも、各人の状態を私どもは憶えていますので、今後も想像していますよ。
ではまた。あ、ちなみにうちの子に作った弁当の一例の画像を付けました。不合格発表で後悔するの図です。皆さんは留年しませんように。