お変わりありませんか。(教:井上千晴)
2018年2月 6日 (火)

こんにちは。井上です。
学期末ということで、投稿のお休みをいただいていました。ご無沙汰しております。
留学生との交流が好きですと、セメスターの終わりには必ず「別れ」があります。今日もまた一人、仙台を発ち、インドネシア行きの飛行機に乗っていった友人がいます。日常生活には無数のきっかけがあり、問題はどの出会いを大切にし、生かしていくかという選択にある。そこに自分があらわれる、と言ったのは私の好きな歌人です。私はこの出会いに、感謝しています。
またいつか再会できますように。始めは飛行機の手配から...。やはり、お金はだいじです。
さて、テストにひいひい言っていた私を横目に、ミニハクサイは結球が進んでいます。
真上から見た全体は23.1cm。横からみると中央の葉はぐっと立っています。土からの高さは8.4cmです。オガタさんのミニハクサイと比べると小さく、見た感じの葉の厚みも薄いようです。じっくり、育てていこうと思います。それにしても、オガタさんのお弁当は凄いです!蓋を開けてこんなお弁当だったら、ふふっ、と声をだしてしまいそうです。
中央部はこのように円状に葉が密集しています。
鉢で育てている2つ(下)と、スナック菓子の容器で育てている2つ(上)はほぼ差がなく育っているように見えます。若干、小振りに見える左下のミニハクサイは、実は種蒔きをした鉢、すなわち移植をしていない鉢です。一番状態がよさそうなものを残したつもりだったのですが...。鉢とスナック菓子の容器は幅が全く違うので、それぞれ根がどのように展開しているのか、収穫している時に注目してみます。
一方こちらは水耕栽培です。
葉の色が薄くなってきており、下の方の葉は黄色になってしまったものもあります。肥料を溶かした水の濃淡が関係して、栄養分が不足しているからかもしれません。肥料入りの水を作り直して様子を見ていますが、このまま葉の元気がなくなっていくようであれば、食べようかと思っています。
ひと月前にご報告したアオコは、根に絡みついたものを根気強く落とした結果、きれいになったように見えます。(上の写真は、根の様子が見やすいように、液体肥料ではなく、水に浸してあります)。再繁殖が見られないのは、容器をアルミホイルで覆ったことが功を奏したかと思います。
こちらを真上から計測した全長は14.4cmと、土で栽培をしているミニハクサイと比べると小さいですが、中央部の葉の「巻き」をよく観察することができます。写真からわかるように、葉は、左右の上部が内側に巻き始めていくようです。これに枚数と大きさがあればその巻きが重なり合って、「ぎっしり」と層をつくるはずです。葉は小さいものの、大きな命の営みを感じます。
大学に入学してから1年が経とうとしています。毎日寒いですが、2月4日は立春でした。福寿草、水仙、梅の花...春を告げる花は、いつから動きを始めるのでしょうか。
春休みは一念発起、新しいことに挑戦してみるつもりです。もちろん、アルバイトで貯めたお金を使います...
春よこい、はやくこい。新しい出会いがそこにあるはずです。
それでは、また。失礼します。
コメント
井上さんこんにちは。
ゼミが終了を迎えても、こうして記事を上げて下さること感謝します。これは開かれたゼミですので、見ている人も少なくない人数に上り、それらの人はその後どうなったのかな、と思っているでしょうから。
そしてこれは私の持論ですが、人間関係というのは利害関係がなくなってからが勝負です。関わり合いが存在する時にきちんと対応するのは当然のこと、その必要がなくなってからも優しさを失わないのが大事なことです。私自身、転職や転勤時に、もう利害関係がなくなるとみるや急に態度を変える人も少なからずいるのを経験しています。
さて、初めの写真は17円、これは不思議です。
それはさておき植物も本当に大きくなりましたね。ちなみに当研究室のものは一例ですので、比べることはありません。また後ほど当研究室のを載せます。
ハクサイの大きさ、葉の厚み、とても立派ですよ。結球に向け葉が立ち気味になってますね。前回の写真から見るとよくわかります。数株の比較も興味深く見ています。こうして一括で見せられると分かりやすいですね。
移植の有無に関わらず、成長しています。私もこのハクサイたちは元気なので大差はないだろう、とは思っていましたが逆転するほどまでだとは思いもしませんでした。栽培的にハクサイは移植禁忌、これが頭にあったものですから。貴重な所見です。
水耕栽培はここにきて枯れが入ってきましたが。いや、ここまでよく大きくしました。もうそれで充分です。
肥料不足、特に窒素不足の場合には全体の緑が薄くなり、成長が衰えて、下葉が枯れます。このように葉の縁から枯れることはあまりありません。どちらかというと肥料が濃すぎる塩害の時に出る症状です。ところが葉の色自体がやや薄く、日照不足なのか判別つきませんので確定ができません。
窒素以外の肥料要素かもしれません。土であればカバーされるような温度要素、微量成分要素が関係するかもしれませんね。カルシウム不足の時などに表れやすいものです。実はハクサイの水耕栽培というものは、非常にレア過ぎてどこにもそういう吸肥のデータはないと思います。
まあ、実を取る野菜ならともかく、葉を食べるハクサイですからもう食べてしまうのが頃合いかな、と思います。小さいながら結球始めも観測できました。途中問題になったアオコ対策も上手くいったようです。後輩たちに良い所見が残せたでしょう。
話は変わって春休み、どーんとお金を使って何かするのもいいですね。大学も2年生になります。ご自分では全く意識していないと思うのですが、100%若さ!と言い切れる意欲・記憶力・行動力は20歳までです。私はうちの娘には、バイトする時間はねえぇぇ、思いっきり遊べぇぇと言ってます。
あ、関係ないですが、ついでに弁当の写真を一枚付けます。本来、勉強の一助として始めたことです。
この一枚は倫理で習うイギリス帰納法哲学者フランシス・ベーコンの言った、帰納法に大敵であり人の判断を狂わせる有名な「4つのイドラ」を表わしています。洞窟のイドラ、劇場、種族、市場、ですかね。海苔で書くのは無理があって・・・
さて、ここからはついでながら当研究室の野菜、特に今日(2/7)頃合いと見て収穫したミニダイコンについて画像を上げます。
先ずはハクサイですね。井上さんが言及していたので当研究室のも計測しました。ほぼ30cm定規と同じ程度の広がりになっています。
そしてミニダイコン、先ず鉢から抜く時には、軽く鉢を叩いて根を剥がします。そして写真のように鉢底の網の部分を押してやりながら引き抜きます。でないと上だけ千切れてしまいます。
抜くと根が鉢全体に回っているのが分かります。
収穫するダイコンの部分、計測すると太さ4.4cm、長さ8.9cmありました。この鉢に2株栽培しましたがどちらもほぼ同じ大きさでした。
形は表現が難しいですね。上の方が細い円筒形、普段見るダイコンとは異なった形です。また、色は根の上の方も白く、青首になるような気配はありません。植えられている時には土寄せをしているにも関わらず1.5cmは地表に出ていましたが。表面は綺麗で、根が割れたり変形していたりは認められませんでした。
根の上部で切り取り、葉は葉で食べるつもりです。黄色くなった葉は捨てます。利用する葉もそこそこの長さがあり立派です。ちなみに枚数はどちらも9枚ほどです。
根は洗って切断しました。
横断面・縦断面とも綺麗です。スが入っている様子はありません。収穫時期としてはやや早めであったかもしれませんね。細かく見ると維管束・篩部などが分かります。
さて、根は輪切りにして塩もみし、浅漬けのようにして食べました。やや硬く、味は非常に甘味があり、逆に辛味はほとんどありません。市販のダイコンとは違いが大きいものでした。品種特性なのか栽培条件によるものかは分かりません。例えでいうと少し歯応えがシャキッとしたカブのようなものでした。主観的感想ですが美味しいものでした。
当研究室での収穫第一弾です。そのうち結球したハクサイもとりたいものです。
ではまた、報告いたします。底を打ったように見えても寒さは仙台の場合まだまだ続きますし、ドカ雪もあるかもしれません。まだまだお気を付けを。
ラボスタッフ・オガタ
教育学部・井上さん
おはようございます、遺伝の渡辺でございます。後期の試験期間が終わったのでしょうか。試験期間中に降雪があったり、結構大変だったのでは。川内の教養部時代の試験がどうだったのか、あまり覚えてないですが、経済学の試験で試験用紙を余計に1~2枚たくさんもらって解答したのだけは覚えています。留学生に限らず、一緒に過ごした方がいなくなるのは、寂しいものです。研究室にいると、3月には修了生が卒業していきますし、4月には新しくいらっしゃいます。卒業した方々が社会で活躍してくれて、また、どこかで研究室に来てくれるようなこと、コラボできることがあれば、楽しいなと思う次第です。「念じれば、何とか」だと思いますので。。。ラボスタッフのオガタくん同様に、17円の意味を考えて見ましたが、難解でした。。5円は、ご縁がありますように。だと思ったのですが。
前置きが長くなりました。ハクサイ、ずいぶん立派になりました。特に、ハクサイの4枚目の写真で、4つのハクサイがほぼ、同調的に成長しているのを見ると、これはすごいと感動でした。多分、左下が水耕栽培で、残りが植木ばちかなと思ったのですが。その写真を見比べてほしいのですが、3つの植物の広がっている葉っぱは、葉っぱにギザギザがなくて、楕円形です。水耕栽培のは、同じように楕円形です。3枚目の写真で、拡大したのがあります。それまでの葉っぱは、周りにギザギザがないですが、3つの植物とも中心部がギザギザのある葉っぱになってきています。このギザギザのある葉っぱが結球をしようとしているのであればよいのですが。気になるのは、気温が少しずつ春になってきて、日長も長くなってきています。それに伴って、抽苔(茎が伸びて花を咲かせようとする)になろうとしているかです。抽苔であれば、早めに収穫をする方がよいですね。葉っぱが堅くなります。つまり、葉っぱにたまっている栄養を花を作る方に変換しようとすると、出てくる茎・花の部分は柔らかく食べることができるという側面もあります。なので、葉っぱの中央の部分を少し葉っぱをめくってみて、中に花蕾がないか、確認するのがよいかと。
あと、水耕栽培。この水耕の水の量で、これだけになっていることが、すごいです。管理ができているということかと思います。葉っぱの葉縁部から枯れている原因は、ラボスタッフのオガタくんが書いてくれてあるので、参考にしてみて下さい。ハイポネックスを使った水耕栽培の限界までチャレンジしたということになるかと。よく頑張ったということで、食するのも、1つだと思います。新しいことへのチャレンジ、よいことですね。渡辺はこの教養部の時代。普段は講義に出ているだけで、長期の休みになると、家庭教師のアルバイトをして、これという電化製品を買うことに使っていました。2年になれば、専門の講義も増えると思います。その講義の下支えというか、基礎というか、そんなことにもチャレンジはつながるかと。。。
わたなべしるす