10. ミズナ紅法師 赤丸二十日ダイコン ニューコメット⑦ 71日目~83日目(宮教大:金あおい)
2018年12月29日 (土)

ミズナ(ミズナ紅法師)、ニューコメット(赤丸二十日ダイコン ニューコメット)について報告します。
〇オガタさんからのコメントに対して
・ 折れた葉については明らかな病変があれば除去すべきですが、はっきりしないうちは残しておいて構いません。この場合は株に勢いがあり葉の枚数が多いので除去しても差し障りはないと思うのですけれど、変化を見てみるのも重要かと考えますので。
→ 明らかに折れてしおれてしまっているミズナは除去してしまいました。また折れてしまった場合には変化を見てみたいと思います!
・ 茎にアントシアニンが出やすいものですが、植物全体にも出るのですね。寒くなってその形質が強まったのでしょう。
→ 今回後半のミズナ紅法師の写真では、植物が全体的に茎や葉脈と同じような紫色になったものが、多くみられるようになりました!
・ ハツカダイコンは品種によっていろんな形があり、また栽培条件によって若干形が変わります。
→ どんな形になるか楽しみです!週末に収穫して、観察をして重量を測り、食したいと思います。
・ さて、鉢受けに水が溜まって虫?でしょうか。何の虫でしょう。この季節に水たまりに発生する虫、蚊なんでしょうか。夏ならごく少量の水でも発生するものなのですが。
→ 先日は、何の虫かを観察せずに、受け皿の水を捨ててしまったのですが、今回の観察中には、コバエのような虫を発見しました。もともと土にいたのか寄ってきたのかわかりませんが、葉を食べないでくれるといいなと思います。
〇 71日目 約10℃、約70%(13:18頃)
植物の様子をご覧ください。
この日には、別のプランターで育てていたミズナを、ラーメンにいれて食べました。
ミズナをカットする前の、別のプランターのミズナの様子をご覧ください。
長さが大きめに伸びた、14本のミズナ紅法師を収穫しました!いろいろな葉の形がありました。
断面は下の写真のようになっていました。3本の繊維がありました。
喜多方ラーメンの醤油味を作って食べました。具材は、もやしや、ブラックペッパーベーコン、市販のミズナ、収穫した2本のミズナ紅法師です。ミズナ紅法師をさっとゆでましたが、ゆでると紫色の茎の部分が青くなりました。紫キャベツのようだなと思いました。お湯やお酢での変化を今度見てみたいと思います!
ミズナ紅法師の食感は、シャキシャキとしていて、甘さを感じました。美味しかったです。また収穫して食べたいと思います。
〇 73日目 約8℃ 約58% (15:08頃)
この日、水やりをしました。
・ 分かれ目からの本葉の最大の長さ (前回と比べて±)
ミズナ : 24.7cm(+0.7cm)
ニューコメット: 10.2cm(+0.8cm)
・ 本葉の数 (左側・真ん中・右側の順に)(前回と比べて±)
ミズナ(3つのうち一番左側のミズナ)
: 約34枚(+約1枚)
ニューコメット
: 13枚目(+1枚)0.5cm・ 8枚目(+0枚)1.4cm(+0.4cm)
右側のニューコメットは、9枚目の部分が小さく出てきていました。
・ミズナについて
以前、葉に紫色の粒粒がでていましたが、葉全体で紫色に変化している葉が増えてきました。
・ニューコメットについて
左側のニューコメットは、黄色くなった葉が3枚に、右側のニューコメットは、黄色くなった葉が2枚となっていました。
下の写真は、左側のニューコメットの葉のようすの写真です。
下の写真は、右側のニューコメットの葉のようすの写真です。
また、今回は、鍋にミズナ紅法師を少しいれて食べました。
美味しく頂きました!写真には、市販のミズナ、豆腐、豚肉、ネギ、えのきなどが入っています。最近はよく鍋をしてあたたまっています。
〇 81日目
植物の様子をご覧ください。
こちらの写真のミズナをよく見ると、(写真の真ん中の葉の葉脈の近く)丸い斑点が見られました。様子を見てみたいと思います。
ニューコメットは、土から顔をだしていました。
ニューコメットの葉の様子は、左側、右側の順にこのようになりました。
〇 83日目 約8℃ 約60% (22:40頃)
この日、肥料と水やりをしました。土が乾燥していたので、たっぷりと水を与えました。
・ 分かれ目からの本葉の最大の長さ (前回と比べて±)
ミズナ :24.2cm(―0.5cm)
ニューコメット: 10.2cm(+0cm)
・ 本葉の数 (左側・真ん中・右側の順に) (前回と比べて±)
ミズナ(3つのうち一番左側のミズナ)
: 44枚(+11枚)
ニューコメット
: 14枚目(+1枚)・ 9枚目(+1枚)
・ ミズナについて
多くの葉が紫色になり色が濃くなりました。葉脈の紫色と葉の紫色が同じ色になるくらい、紫色に変化していました。葉の裏側も、全体的に紫色が広がっていました。
だんだんと紫色に近づいている途中の葉の裏側は、こちらのように紫の色のたくさん粒粒が見られました。
・ ニューコメットについて
肥料を与えるのが遅くなってしまい、以前より黄色い葉になってしまいました。
左側のニューコメット↓
右側のニューコメット↓
また、水をやっている際に、虫がいました。(コバエ?)
温室については、使っていない水槽がありますので有効利用して、かぶせようと考えています。下の部分に隙間を空けて空気が入るようにしようと思います。次回ご報告します。
いよいよ冬本番ですが、あたたかいものを食べて、風邪をひかないようにあたたかくしてお過ごしください!
よいお年をお迎えください☺
本日の記事の文字数(2245)
コメント
金さんこんにちは
コメントを引用して分かり易く応答して下さってること、感謝です。
その中で特にコバエの話が出ています。なるほど、そんなことがあるのですか。コバエは何か腐りかけのものがあるとどこからともなく発生してきます。畑ではあまり見ませんが、家の近くにはよくいますね。基本的に生きている組織は動物植物とも食べないものなので、害虫にはならず、栽培している植物たちには害がないものと思われます。害虫で多いのは甲虫、蛾、蝶の類いでしょうか。
さて、写真で見ますとミズナは大きく育ち、収穫の時期になりました。これは葉を随時取って収穫しているのでしょうか。
葉の観察、三本の繊維があるなどよく見ましたね。実は私も知りませんでした。
食レポは喜多方ラーメンですか。とても綺麗に作っています。さてそこに入れると紅が青くなったんですね。面白いことです。食品の化学も身近で分かり易いですね。実は中華麺には、小麦粉のグルテンを安定化させて麺のコシを出させるためにアルカリが加えられています。主には炭酸カリウムです(ちなみに体に害はない。そして中華麺が黄色いのもこのアルカリのため)。逆に言えばアルカリが入っていなければ中華麺とは言いません。
それで、ミズナのアントシアニンがアルカリによって青く見えた、ということだと思います。
鍋ではあんまり青くなったりしてないように写真では見えます。
ついでですが、おそらくラーメンの醤油が濃いと、そこには有機酸が含まれていますから青くならなかったと思います。また、加熱時間が長いとこれまたアントシアニンが分解されてしまうので青くならない気がします。この場合は絶妙だったのでしょう。
色はとにかく味が良くてこちらも安心しました。当研究室の紅法師もけっこう大きいのですが、まだ食べて確認していませんので。
ハツカダイコンも次第に成長してますね。収穫近いでしょう。
水槽で温室というのも、意外に展開ゼミ初ではないかと思います。自宅生ならではですね。それを使う効果がどれほどなのか興味あるところです。
さて今年も最後、連日寒いことではありますが、二年参りまたは初詣の際は体調に気をつけて。
実は私の方が具合悪くなってます。今、娘が帰省していますので、あれやこれや、特に食わせてばっかりです。私も食べ過ぎ&寒さで風邪、倒れそうです。
ではまた
ラボスタッフ オガタ