第2回:成長速い!〈カブとミックスの第1回間引き〉(教:三浦 佳織)
2024年10月15日 (火)

こんにちは!三浦 佳織です。
本題に入る前に何か雑談を書こうと思うのですが、書くことが思いつきません、そして載せる写真がありません笑。
この前の記事のコメントでオガタさんが宇都宮の話を聞きたいと書いてくださったので、宇都宮出身ではないですが宇都宮の話を書こうと思います。
写真は夏休みに宇都宮餃子を食べた時のものです。私は家ではよく餃子を食べていたのですが、外食で宇都宮餃子を食べたのは記憶上初めてだった気がします!栃木を離れると栃木観光っぽいことをしたくなるんですかね?しそ餃子とかゆば餃子とかの珍しい餃子を初めて食べられて面白かったです!ちなみに私の家族の推しぎょうざは「まさし」という店のものです。野菜多めなので何個でもいけます!
ではこの辺で本題へ!
1.カブ(たにぷん)の成長
播種から2日(10/7)~播種から7日(10/12)にかけての成長を書いていきます。
【播種から3日】10/8(火)7:37(気温15℃,湿度85%)
芽を出し、子葉が開きかけているものが増えてきていました。
(写真撮影のために一時的にプランターを室内に移しました。)
【播種から5日】10/10(木)6:19(気温18.5℃,湿度77%)
全ての株の子葉が完全に開きました。合計35個の種をまき発芽したのは32個で、発芽率は約91.4%でした。
適当に種子をまいても根が上や横に伸びたりしないでうまく土に根を張れるのが不思議だと感じ、調べてみたところ、「根が横向きになっている場合はオーキシンが根の下側により多く供給され、下側の表皮の細胞の成長がかえって阻害されるために、根が下側に向けて屈曲する」ということが書かれていました。(私が読んだものはこちらです)自分で植物を育てるまではこういう疑問を抱いたことがなかったので、新しいことを知ることが出来て面白かったし、当たり前のように思える事にも複雑な仕組みが備わっているのだと気が付きました。
前回の記事に対するコメントで、つぼまきの場合は間引きを早く行う必要があるとのことだったので、過去のブログのオガタさんのコメントを参考に間引きを行いました。間引きの最大の意義が「日照競合」であることを初めて知り、納得しました。間引きのタイミングが分からず迷っていたのですが、「葉が重なっていたら間引き」という明確なアドバイスがあり分かりやすかったです。どれを間引くべきなのか悩みましたが、子葉の形が整っていない株と小さい株の合計12株を間引きました。
↓間引き後
間引いたものを観察しました。茎の下の方は白くなっていて、グラデーションのようにだんだん緑になっていくことに初めて気づきました。茎から根にかけて少し曲がってるのも、上に書いた、根が下に伸びる仕組みと関係しているのかと考えました。
【播種から7日】10/12(土)15:41(気温21.8℃,湿度48%)
木曜日は1.4㎝程だった葉が、2㎝くらいにまで大きくなっていました。
主脈が木曜日よりもはっきりと見えるようになっていました。
2.ミックス(べじりーず)の成長
こちらも、播種から2日(10/7)~播種から7日(10/12)にかけての成長を書いていきます。
【播種から3日】10/8(火)7:37(気温15℃,湿度85%)
10株から芽が出て、そのうちの7株では子葉が開きかけていました。
一部の株では5mmほどに茎が伸び始めていました。
【播種から5日】10/10(木)6:19(気温18.5℃,湿度77%)
発芽が進み、様々な大きさの芽が見られるようになりました。すべての子葉が開き切っていなかったので、間引きはまだしないでおきました。
何の種子から出た芽なのか分かりませんが、一部の株では茎がますます伸びていっていました。2.5㎝くらいの長さでした。
【播種から6日】10/11(金)7:10(気温19℃,湿度68%)
子葉の展開がだいたい完了したので、ミックスも間引きを行いました。種類が違うためどれを間引くべきか考えるのが難しかったです。葉の重なりを除くことを優先し、合計8株を間引きました。
↓間引き前
↓間引き後
【播種から7日】10/12(土)11:53(気温22.6℃,湿度54%)
右側に生えている大きい2つの株は、ほかの株に比べて葉脈がくっきりと見えていました。
葉が黄色くなっていたり虫食いされていたりする株が散見されるのですが、防虫ネットを付けたほうがいいのでしょうか。べじりーず元気に育ってくれ~!
木曜日に2.5㎝だった茎は5㎝になっていました。
3.終わりに
1週間カブとミックスの成長を記録してきて、「いろいろな観点から観察する」ということや「どこに定規を当てるか」ということをあまり意識できていなかったと思います。今後は、1日1日少しでも植物をじっくりと見るようにしたり、成長を追う株を定めたりしていきたいです。
ではまた来週にお会いしましょう~
コメント
三浦さんこんにちは
立派な(?)雑談で良かったですよ。宇都宮といえばもちろんそれですので、見事読者の期待に応えてくれました。誰しも地元のことは案外知らないものですから、改まった紹介というのは難しいものです。そして餃子といえばここ仙台でも数年来餃子祭りがあり、ご当地餃子がいくつも出品されるイベントとして馴染んでいます。個人的には岡山県津山の餃子なんかが好きだったりします。まあもちろん宇都宮の餃子にも頑張ってほしいですよ。宇都宮には、多種類の餃子が食べられる餃子会館(だったかな)があったりして、素晴らしい試みだな、と思います。元々宇都宮は乾燥した寒さがあり、小麦の生産もあり、大陸文化である餃子が多いのも納得です(そうしたら浜松がなぜか、という疑問が出ますが)。
さて今回の記事内容、特に問題はありません。
画像はサムネイル形式ではないようですが、何かの加減でそうなったのでしょうか。それはさておき、今回の投稿で良かったのは播種日からの日数や温度提示など、コメントの話をよく聞いていると感じたことです。そういった反応がいいですね。
そしてもう一つ、オーキシンの話のように、疑問を持ち、それをきちんと調べるところまでやっているのがいいですね。更には引き抜いた株を観察することまでやっています。
栽培内容では、先ず間引きの状態は、ミックスに関してはまあまあ適切、カブについては早いうちにもう一段の間引きが必要かと思います。カブは最終的に何株残すのか、考えながら行わなくてはいけません。ミックスの方は小さいうちに収穫しますのでカブよりは密でもいいかもしれません。ぼちぼちやりましょう。
さてしかし、全体的に伸びが大きく、そして細い(つまりは徒長の可能性がある)ので、光の量に関してはあまり条件が良くないのでしょうか。光に関する環境情報が欲しいところです。画像では直射日光を感じられるものもあるのですが...... 今の時期の徒長は、株が倒れて風による害を受けやすい態勢になりがちです。せめてもの対策として水の量をやや控えて下さい。ここまで発芽すれば鉢土が常に湿って見えるほど与える必要はありません。やや乾いたな、と確認できたら与えるくらいでいいと思います。
ではまた、コンスタントな投稿お待ちしています!
ラボスタッフ・オガタ