バスボムを作ろう!in ガス展
2017年10月17日 (火)
こんにちは、M1の引地です。今回の記事は少々長いと思います。
最近急に寒くなりましたね~。
寒い日の夜には、ゆっくりお風呂に入りたくなりますね。入浴剤を入れてゆっくり湯船に浸かると、体の芯まで温まります。
粉末状の入浴剤も良いですが、バスボムタイプの入浴剤は、しゅわしゅわぁ~っと発泡しながらお湯に溶けるので、溶けかけのものを手で握ったりして楽しいバスタイムを過ごせますね。
街中では、至る所にカラフルで良い香りがするバスボムのお店が...。自分用に使うのは勿論のこと、ギフトとしても定番です。
そんな「バスボム」、実は身近なもので作れるんです!
先日の10/13(金)~10/15(日)、たかさきさんと私は東北大学サイエンス・エンジェルの活動で、仙台市ガス局さんが主催する「第50回記念市ガス展」でお子様向けバスボム作りのワークショップを行いました。
作り方は、食塩:クエン酸:重曹=1:1:2 と、好きな色の色素を蓋付きの容器に入れ、振ってよく混ぜます。
混ぜた粉をビニール袋に移し、無水エタノールを噴射して湿り気を与え、揉み込みます。
後はシリコン製の型に混ぜたものを詰めるだけです。
私も試作してみました。できたバスボムは、こんな感じで袋に入れてお持ち帰りできます。固まるには1日かかるので、翌日優しく型から出してみると...
今回は型に詰める際に、アヒルのおもちゃも入れておくことで、入浴剤が溶けたときにアヒルちゃんが浮いてくるという仕掛けにしました。
さて、ガス展1日目...
お子さんをターゲットにしていたのですが、平日だったこともあり、会場の国際センターには大人の方ばかり。初回のお客さんは、大人の方やご年配の方となりました。
これには我々も驚きましたが、
「今回は子どもは少ないけど...昔の子どもならいるわよ♪」というおばあちゃんのお言葉通り、皆さん目を輝かせながらとても楽しそうに作っていました!
ありがとう、と言いながらバスボムを持ち帰るおじいちゃんおばあちゃん、大人の方の笑顔を見て、心がじんわりと温められました。
午後になったら保育園・幼稚園帰りのお子さんが少しずつ増えてきました。
2・3日目以降はほぼお子さんのお客さんで席が埋まり、満員御礼!席も1テーブル4席から5席へと増やしました。
私達は説明やサポートをしながら、ママやおばあちゃんと一緒に、上手に作っていました♪
そうそう、なんと3日間連続で来てくれた子もいました。
たかさきのことが大好きになり、「お姉ちゃん(たかさき)のテーブルでやるー!」と、ご指名まで。
なんと、その子が作ったバスボムをたかさきにプレゼントまで...!
仲良くなれてよかったね!
バスボム作りの後は、シャボン玉実験をしました。
実際にバケツにバスボムを溶かして、しゅわしゅわ~と発生した二酸化炭素がバケツの中に溜まるので、そこにシャボン玉を入れると二酸化炭素の力でシャボン玉がその場で浮いているように見える、という実験です。
原理も分かりやすく、簡単にできるかと思いきや...シャボン玉が途中で弾けたりして、中々うまくいきませんでした。
前半は、「中々成功しないのですがご覧ください。」と言いながら実演していたので、お客さんに気を遣わせてしまったり、お子さんだと何をやってるのか伝えられなかったりと反省点がありました。
しかし、(実は)かつて吹奏楽部に所属していた私は、「pp(ピアニッシモ)の音を出すように吹けばいいのでは?」とふと思いつきました。
pp(ピアニッシモ)のように優しく、かつ腹筋を使いながら息を吹くことをを心がけ...
結果...
「おぉー!浮いてるよ~!」「すごいね~!」
高確率でシャボン玉を浮かせることに成功しました。(この写真では注目を浴びすぎて緊張。)
その後、僕もあたしもやりたい、という声があがり、子ども達のシャボン玉タイムへ。
最後はすっかりシャボン玉に夢中でしたが、どうしてしゅわしゅわが出てくるのか、シャボン玉が浮くのか、という興味を持ちながら今回のバスボム作りを体験してくれたらと思います。中にはリケジョ志望の子もいました!小学生くらいなのにしっかりと進路を考えていると思いました。
休憩時間中には外で開催されていた「東北うまいもんフェア」「仙台マーボー焼きそばサミット」で食を楽しみました。
マーボー焼きそばは文字通り、焼きそば(or揚げそば)の上に麻婆豆腐がかかったものです。
お店によって辛さ・麺の種類など全然違っていて食べ比べが面白かったです。
右の写真の、宮城調理製菓専門学校の学生さんが出していたお菓子もとっても美味でした!
このイベントを通して感じたことは、人の温かさです。
訪れる人は皆さんお礼を言ってくださいましたし、サイエンスエンジェル同士でもうまく手伝い合いながら準備から後片付けまですることができました。
私とたかさきさんはサポートメンバーでしたが、企画や主な準備はコアメンバーのエンジェルさんや、担当の職員さんが行なってくれました。
そして何より、仙台市ガス局の職員さん、当日のスタッフさんがお客さんの誘導・整理券の配布まで行なってくだったおかげで、スムーズな実験教室が行なえたのだと思います。
市ガス局さんからは差し入れや、ガスくじらくんのグッズまで頂き、いろいろとよくしていただきました。本当にありがとうございました。
ラボの皆さんも、金曜日や打ち合わせのときに研究室を空けてしまいましたが、フォローなどありがとうございました。
充実した3日間でした!
M1 ひきち