東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

第33回生命科学セミナー「S-RNase-Based Self-Incompatibility in Petunia」開催(6/11)

2018年6月12日 (火)

 台風5号は、関東沖を北上し、火曜日の早朝には、温帯低気圧に。そんなで週明けの月曜は朝から雨模様。夕方にかけて、強く降ることもあって。。。世の中ではもちろん、日々、色々なことが起きているわけですが、ルールの解釈でやり直しというのが。。。ルールをきちんとやるというのは難しいのだなと。

20180612080702-3dfecf82761e72313e2b7804af3f889c24263e16.JPG そんな梅雨の走りの月曜日。ほぼ3年ぶりに、Penn. StateのProfessor Kaoを招聘して、セミナーを。今週、岐阜で開催されている、The 25th International Congress on Sexual Plant Reproductionで、講演をされるための来日で、今回も来仙頂きました。渡辺はその学会の「Scientific Advisory Board Members」を務めているのですが()。。。こちらからの紹介、Professor Kaoの紹介でもあったことは、初めて会ったのが、1991年のInternational Congress of Plant Molecular Biology in Tscusonだと。30年近く前になるわけですが。。

20180612080715-03ef7522073f127f32c794a25dbe99843fab6e11.JPG 自家不和合性のことを記したのが、C. Darwin。「The effect of self and cross fertilisaton in vegetable kingdom」と。self-sterilityと言われた時代もあったと。何かの書き物に、こんなことを書くのですが、意外と知られてないこと。講義の途中で出てくる引用文献。学生・助手の頃に読んだ論文の数々。とても懐かしいのは、年を取ったと言うことなのかもと。また、雌雄因子の相互作用を壮大な系で実験をしていたり、こちらも学ぶべきところもたくさんあり。。。「量が質を凌駕」するとでも言えばよいのか。アブラナ科植物の自家不和合性とは、異なるシステムとはいえ、今回も数多く学ぶことができたセミナーでした。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 PS. セミナーの前後には、これまでの研究教育など、多様なことについて議論。いわゆる、大学に入る年齢の人口が激減する時代に。そんな時に、何をどうすることが大事なことなのか。。。様々なアプローチを考えないといけないと。。。そんなことでも、貴重な時間でした。また、何かの機会に訪日頂ければと。。。

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