東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【アウトリーチ活動】青森県立五所川原高等学校・SSH運営指導委員会、山形県立東桜学館高等学校・SSH運営指導委員会、兵庫県立氷上高等学校・課題研究検討会、仙台市立新田小学校・特別講義、清真学園高等学校・SSH国内研修、岩手県立一関第一高等学校・SSH講演会、小中高大連携型「科学者の卵養成講座」特別講義(6/30, 7/15, 19, 24, 26追記)

2025年6月30日 (月)

 6月最後。仙台は30oC越え。35oC以上という「猛暑日」が全国で100観測点を超えたとか。明日から7月。9月まで暑さが続くとしたら、100日弱。今年の夏の暑さがどうなるかで、秋のアブラナの作付けにも影響することが今から気になっているわけで。。。
  20250701094212-dd1c1344225fb6db4ec9fb46899df7c9bebb7a48.JPG
 6/30(月):青森県立五所川原高等学校・SSH運営指導委員会
 6/30(月):山形県立東桜学館高等学校・SSH運営指導委員会
 
 6月最終日はSSH運営指導委員会を梯子。これがリモートで参加できることのよい点。終わったあとに、ゆっくり話す時間が取れないという欠点もありますが、参加できるというプラスの点が一瞬で移動できる点。このおかげで、2つに平行して参加できるわけです。五所川原高はI期目、東桜学館高はII期目だったかと。皆さんそれぞれの問題点を抱えつつも、頑張っておられました。詳細はご容赦ください。
 20250701094237-302960a8a73d132b9cf4ea2c5a3248553b423156.JPG 
 6/30(月):兵庫県立氷上高等学校・課題研究検討会
 
 とある学会での接点で兵庫県立氷上高・濱邊先生のマメ類の高校生の研究を時々、進捗状況相談と生徒さんたちとの議論。SSHでも同じですが、実験を計画して、発表して、質疑応答して、というのが大事な点。生徒さんたちとの議論もなかなかでした。議論の詳細はご容赦を。。。
  20250701094340-87b32afa04f905dda9c8fbe97b642027dbd41350.JPG  
 7/15(火):仙台市立新田小学校・特別講義「環境問題を多角的に考える」(楽しい理科のはなし2025--不思議の箱を開けよう--主催:河北新報社、協賛:東京エレクトロン)
 
 今年で8年目となる「楽しい理科のはなし」。東京エレクトロン、河北新報社との共同企画。最初の予定では6月下旬だったのが、こちらの不摂生でこの日にシフト。仙台市立新田小学校は県内でもトップの児童数。講義をした6年生は4クラス。昨年度と同じように、「環境問題を多角的に考える」。
  20250716095643-e74837309ea566cc374b8d39e23f4d8fc4d3d390.JPG 小学校の教科書で学習する環境問題は地球規模の大きな問題。でも、実際には身近なところに様々な「環境問題」。渡辺自身、席替えは楽しみな「環境問題」でした。そんなところからスタートして、環境問題の本丸とも言える地球温暖化。CO2の削減は地球レベルの課題。どうやって削減するのか、みんなで頭を抱えているわけですが、普段の学びから興味深い発想を提案してくれました。この回答には感動!!!!まさに、「コロンブスの卵」でした。低温不足による開花しない木々、遺伝子汚染など、多岐にわたって考えてもらい、発表する2時間でした。これからもなぜかな??と思うことを見つけて、考える習慣のきっかけになれば、と思った出前講義でした。
 20250716100507-099b3328d30060f49b4093c177e60a80ea7abe5d.JPG20250716100532-66548bc892f9637bbdd148df61415922d23a7b2a.JPG20250716100659-d69a3a1d1b025e5cda52591cb2f4b1cc10eed90a.JPG  
 7/19(土):清真学園高等学校・SSH国内研修「植物を用いた「考える」実験」

 SSH実施校である清真学園高等学校の生徒さんが研究室訪問されるのはこの時期。これまでの多くが梅雨明けまで雨降りなのが、今年は空梅雨だったこともあり、天気がよかったのですが、その代わり、アブラナ科植物を観察する時間もなく。実験と研究室見学。例年、10名程度の生徒さんだけなのですが、今年は卒業生で農学部の学生さん2名も参加。「経験値」が高いということが、実験だけでなく、色々なことで大事ということを実感頂けていれば、ありがたいのですが。いかがだったでしょうか。後半の研究室の見学は大学の実験環境であったり、多様な植物を扱っている実感を持てたかと思います。TAをして頂いたM2の直江さん、M1の村尾君、ありがとうございました。
 
 講義の前々日に柴山校長先生、SSH担当・十文字先生が研究室に来て頂き、SSHの今後の方向性について議論できたのは貴重でした。
 20250721145850-4bf091a0efc9318921087de22c1ae0e458d48194.jpg 

 7/24(木):岩手県立一関第一高等学校・SSH講演会「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」
 
 SSH運営指導委員も務めている一関一高への出前講義。課題研究を通じてその分野の「歴史(先行研究)」学ぶことの重要性、課題研究を通じた経験値を上げることなど、何故、課題研究を行うのかということを、前半に講義。
 
 後半は渡辺の小学校からの歩みを紹介して、キャリアをどのように積み上げるのか、キャリア形成のために学んだことをどのように活かすのか。渡辺の歩みが参考になればよいのですが。講義のあと、SSH担当の先生方と意見交換。昨年度の講義で質問した生徒さんがこの講義を活かしてキャリア形成に繋がっているというのを伺い、何よりです。 
 
 
 7/26(土):小中高大連携型「科学者の卵養成講座」特別講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」
 
 2009年に始まった「科学者の卵養成講座」。昨年度は日本バイオテクノロジー学会とのコラボで行われたこの講義。今年度はいつものように土曜日の講義枠の中で。コロナ禍からは事前に講義をビデオ学習し、講義当日は講義を聞いたあと、グループで討論。そのあとに、質問タイム。hybrid開催なので、現地とリモートの両方から質問。
 
 
 講義内容は植物の生殖、受粉反応、自家不和合性。植物も工夫して生きていることを実感できたのではないでしょうか。
  

 わたなべしるす
 
 
 
 
 

ARCHIVE