東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成26年度 活動ブログ

2015年1月の記事一覧

2015.01.29

久しぶりの投稿です

盛岡第一高校一年の皆川幸穂です。これで2度目の投稿です。

今月の1月10日から、発展コース「個人ゲノムの暗号を解読せよ」の実習が始まりました。内容は、ミトコンドリアの細胞のゲノムの一部を解読し、それを世界中の800程のゲノムのデータと照らし合わせて自分のものと最も似ているデータを探し、自分の母方の先祖がどこから来たのかを調べるというものです。私は今まで本格的な実験器材を使って実験する機会があまりなく、しっかり実験できるか不安でしたが、担当の先生方がとても丁寧に実験の内容や仕方を説明してくださるので、今のところバスカードを実験室に忘れたこと以外は大きな失敗をしていないように思います。

私が科学者の卵に応募した動機は、科学が好きだけど、何の分野に最も興味があるのかが分からなかったので、この講座で様々な分野の科学にふれ、私が最も興味を持っているのかを見つけたいと思っていたからでした。これまでの講義で様々な分野の科学にふれ、発展コースで実験させていただいていることで、ゲノムへの興味が深くなりました。この発展コースで実験する機会をいただけて、本当に幸せです。残る実習もゲノムのこと、実験の仕方、まとめ方など様々なことを学べるように頑張ります。

話題が変わります。先日、盛岡市で行われた「国際リニアコライダー(ILC)市民講演会」を聴講しに行き、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の素粒子原子核研究所の講師の藤本 順平さんの講演「子どもから大人まで宇宙の謎にのぞむ」を聞く機会がありました。私は小さい頃から宇宙について興味があり、岩手が建設候補地となっているILCにも興味がありました。講演会の内容は、ILCとは何か、ILCのしくみ、ILCが岩手にもたらすこと、ILCに期待されていることなどでした。もし岩手にILCが建設されたら、世界中の研究者が岩手にやってくるそうです。講演会を聞いて、研究者になりたいという思いが強くなりました。

将来何の分野の研究者になるのかはわかりませんが(まあ、研究者になれるかどうかが重要な問題ですが...)どんな分野に携わるにせよ、人々生活に役立つ研究をすることは共通していると思いました。発展コース担当の大林先生のお話からも、ILCの講演会のお話からもそのことを感じました。
残された科学者の卵も少なくなってきましたが、これからの講義でも、科学についての知識はもちろん、科学者に必要なことや大切なことも学んでいきたいと思います。

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