東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成26年度 活動ブログ

2015年8月の記事一覧

2015.08.08

卵を終えて5ヶ月 ~近況①~

26年度受講生 宮城県仙台第三高等学校-現2年の岩間公希です。
高校生の夏も2年目。多くの科学イベントに参加しています。
夏休みでヒマも少しだけあるので近況を色々と書こうと思います。

①化学グランプリ2015 (第1予選)
僕の学校では、2年生から化学基礎・化学を勉強しています。
まだ、理論化学の化学反応式の計算が終わったところです。
しかし、僕が所属している自然科学部-化学班では知識がかなり足りない状況で
化学グランプリ2015に挑戦しました。難しいよ~と思っていましたが、考えれば解ける問題もありました。それは、問題の前後にちょっとした問題に対する解説?の様な説明があったからです。
学校の化学の先生によると化学グランプリではただ解くだけではなく既習範囲ではない部分や難しい内容について簡単な解説があるるので解くと同時に化学の深い世界を学ぶ事が出来るようです。
結果はまだ返却されていませんが、4割行くか行かないかだと思います。でも、化学の深い世界を2時間という長いような短いような時間で学べたという実感があったので良かったかと・・・。

②サイエンスデイ2015 & 表彰式
科学者の卵のNEWSのページでも紹介されていましたが、改めて僕も紹介します。
サイエンスデイ。東北大学の川内キャンパスで開催されました。簡単にいうと、1日で子供からおじいちゃんまで科学をエンジョイしよう!的な企画です。natural scienceという団体が主催しています。
学校からは「カラフルな銅箔を作ってみよう」と「-195.8℃の世界を一緒に予想してみよう」の2点を出品しました。事前申込制だった「-195.8℃の世界を一緒に予想してみよう」は、申し込み開始後、すぐに満席状態になったとか・・・。「カラフルな銅箔を作ってみよう」については、班員が研究した銅箔の色調変化について小学生を中心に実際の変化を見せて、記念に美しく変化した銅箔を持って帰ってもらいました。どちらも大盛況でした。ここで大事なことは、ただ楽しんで終わりではありません。
発表・見せる側が責任をもって小中学生を相手に目の前で起きている自然現象について理解してもらうことこれが大事。私はそう思います。

続きは今度にします。

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2015.08.05

科学者の卵 重点コース(初回)の感想

こんばんは。三本木高校 二年 齋藤 早樹子です。

昨晩、保存だけしたつもりが、中途半端なまま公開されていました。

申し訳ございません。

 

暑い~!わぁ、涼しい~! を、繰り返した三日間。

仙台でも珍しい猛暑日(三日連続)だったようで 笑

夜になっても照り返しで真昼のよう・・・。

なになに、新記録だと?!

 

と、ここ数日の異常気象はさておき、重点コースの感想を。

 

今回の重点コースで「自家不和合性」をテーマとして選んだのは、

昨年の基礎コースの渡辺先生の講義と、3月11日の発表会で「自家不和合性」を研究した班の研究をみて興味をもったから。

 

メンデルの遺伝の法則を学んでから、植物の近親交配はどのように防がれるのかなぁ。と疑問に思っていました。

植物のイメージはどうしても『静』。風やら、雨やら自然現象にされるがままのイメージがありました。

でも、今回の実験で『動』へと。

こんな小さい体の中にこんなパワーがあったのかと驚かされるばかりでした。

 

どんな実験をしたかというと、

花の花粉にプラズマを照射し、そのプラズマ放射が自家不和合性にどう影響するのか、

準備や、染色などいくつかの工程を丸三日かけて行いました。

一日目の、花やつぼみを採取する作業にしても、つぼみのめしべだけを残し他を取り除く作業にしても、プラズマを照射した花粉をピンセットを使い柱頭に付ける作業にしても、細かく、とにかく正確さが求められる(失敗するとやり直し、三階からまた別な建物へと花を採取しに行く。何度も失敗してしまい、何度も往復。指導してくださった、渡邊さんごめんなさい)ものでした。この三日でだいぶ、集中力と忍耐力がついたかなと自画自賛している、齋藤です。

 

二日目は、前日花粉をつけた柱頭を染色。二時間ほどで終了。

その後、タイムラップスを。タイムラップスとは一定間隔で写真をとる、いわゆるこまどりです。

まず、柱頭を顕微鏡を用いて観察。

そこへ、花粉をばふっ! 大量に付着。例えると、たらこみたいな感じの塊が笑 

すごく、気持ちがいい。

というもの、前日にも、柱頭に花粉をつける作業をおこなったのですが、しっかりついた気配を感じられず、ひやひやしていたんです笑 きっと昨日のやつにもついているだろう!と、一安心。

そのあとの、柱頭に20個ほどだけ花粉をつけるという、至難の技も。

タイムラップスの後のお手伝いも根気のいる作業。

 

そして、三日目。

まとめともいえる、観察。

花粉管と、維管束の見分けが難しい。。

 

 

この三日間、研究の厳しさを目の当たりに。

少しでもミスしてしまうと、即やり直し。

研究職を目指している私には、将来と向き合ういい機会となりました。

向き合う、というのは、研究者が自分に向いていないいんじゃないか?というようかことではなく、今後どういうことを目標に高校生活を送っていくか。そんな感じのことです。勉強はもちろん、性格的なことも。繰り返しが苦手な私(だから、暗記も苦手なんです汗)、でも、この三日間の繰り返し?は全然辛くも、大変でもなかった!もしかしたら、自分の好きなことを研究していけるのであれば向いているのかもしれません。研究者に大事なことは、「好きであること」。三日間、お世話になった渡邊さんも教えてくださいました。

 

私の高校生活も、折り返し地点。

まだまだ二年生。勉強にしても、なにかしらの挑戦にしても。

『自分探し』といういい方は少し変かもしれませんが、

『自分に合うもの』というものを、自分の限界に挑戦し、見つけ、一年半後、そして、何年も先に、

胸を張って、今回のこの三日間を話せるように、精進していこうと思います。

 

三日間、お世話になりました渡辺先生、渡邊さん、辺本さん、研究室の皆様、

本当にありがとうございました。

また、お世話になります!よろしくお願いします。

 

 

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