東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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科学者のひよこ

科学者のひよこ養成講座の活動を記録しています

2017.03.14

~文部科学大臣表彰を受賞~

みなさん
こんにちは!山梨大学の卵3期生の徳永です.

先日の発表会おつかれさまでした.
このブログから3回?2回連続でブログを書いていきたいと思います.

このブログでは,サイエンスインカレのことについて書きたいと思います.

このたび,サイエンスインカレに出場をしまして,ポスター発表部門の最優秀賞である「文部科学大臣表彰」を受賞しました.

P1050495.JPG以下のページに詳細があります.
山梨大学HP  : 「工学部3年の徳永 翔さんがサイエンス・インカレにおいて「文部科学大臣表彰」を受賞」
山梨大学工学部HP  :  「文科省主催「サイエンス・インカレ」で土木環境工学科3年生 徳永 翔さんが「文部科学大臣表彰」を受賞」
山梨大学工学部土木環境工学科HP  :  

そこで,
1.インカレって何?
2.どんな研究したの?
3.インカレに参加して

の三つのことについて書いていきます.


まず,サイエンスインカレってなに?ということについて
理系の大学学部生や高等専門学校生を対象とした、全国規模の自主研究の研究発表会です。
まず,書類選考があり,この書類選考を通過した,ファイナリストが口頭およびポスター発表のいずれかで自らの発表をします.
今年度は241題の応募があり、書類選考により口頭発表部門46題、ポスター発表部門134題の研究が,筑波大学で行われた研究発表会で発表をしました.ポスター2.jpg

書類選考を経た,ハイレベルな研究が集まってきていますので,賞をとることができるとは思っていなかったです.
書類選考を通過しただけでも奇跡だと思っていて,ファイナリストになったときにとても喜んだものです.

出る杭を伸ばすことをモットーに文部科学省が直轄で運営していて,JSTや企業さんなども応援をしてくれています.
そのため,ひよこたちも多く??

ひよこの村田さんも「痛み・採血無しで手軽に測れる非侵襲血糖値センサに向けたグルコース吸光イメージング」でスクリーン賞を受賞していました.
ほかのひよこさんは,すいません,把握できていません....

ぜひ,卵のみなさん,大学生になったときに目指してください(1回目)


次に,どんな研究したの?
「土壌硬度計の高精度化による斜面崩壊発生機構解明に関する研究」という研究です.
 斜面崩壊発生メカニズムの解明を目的に、新しい簡単な土壌強度の計測方法を開発しました.従来の土壌強度の計測方法では、試験に時間がかかることや、値段が高いといったデメリットがあります.本研究では、山中式土壌硬度計をデジタル化しました.

詳細は大学のHPをぜひ

次の記事でこの研究をはじめたきっかけについて語りたいと思います.

次に,インカレに参加しての感想を

まず,山梨大学キャリアハウスプロジェクトの先生,指導教員の先生,ありがとうございました.
山梨大学工学部では,キャリアハウスといって,統合能力型高度技術者養成プロジェクトの一環で,早期に研究室に所属し,研究ができるコースがあります.
自分は,大学1年の後期からこのコースに所属し研究活動をしてきました.
申請をすることで研究費をいただくこともでき,自分の使える研究費のなかで,
材料や機材,加工賃を出し,研究をしていくことができます.このようなコースがあったからこそ,今回一つの研究をすることをできたと思います.

そして,インカレに参加して多くの友達を作ることができました.

多くの分野の研究,大学生,高専生が集まります.
特に,仲良くなった人について書きたいと思います.
その高専生は,情報系ながら医療機器についての研究をしていました.
工学部ながら火山,地質をしている自分の研究とかぶるとこともあり,
そして,研究内容も,今ある測定方法では問題があるということで,新しい機器を作るというところ
分野は全く違います.しかし,研究手法,目的はとても似ている
そんな仲間を出会うことができるのはサイエンスインカレならではないでしょうか.

そんな仲間なにがいいの?って
それは,まず研究について語れることが一番大きいと思います.
「こんな実験してるの,こんな解析してるの」と話せば
似てるからこそ,「え?それ無駄じゃない,こんな風にしたら?,このグラフってなに?」と自分では気づかなかったことを教えてもらえることができます.
研究で違う視点が持てることはとても重要なことではないかと思います.
そして専門が違うからこそ相談できることもあります.
正直,プログラミングなんかできません,しかし,情報系であればそういうことも相談することができます.

インカレのHPにもそのうち,自分のコメントが(写真も.....)でますので
そちらも見ていただければと思います.

最後に,
全国の大会で賞をとれるとは思っていませんでしたし,賞にこだわっていたわけでもなく
ただ,自分の研究を多くの人に伝わってほしい,分かりやすく発表したいと思って発表をしました.

土の中でとても地味な研究でありましたが,3年間こつこつ研究をしてきたことが評価されたのでしょうか.

ただ,この研究は,一人でできたものではありません.
指導教員の先生,金属加工をお願いした学内のものつくりセンター,あまりの手作業の計算に呆れて計算をしてくれるプログラムを教えてくれた友人,模型作りを手伝ってくれた友人,キャリアハウスなど多くのサポートがあり,このような賞を受賞することができました.

ありがとうございました.

この受賞で自分に自信をもつことができました,今後もよりがんばっていきたいと思います.

だからこそです,卵のみなさん!大学生になったときには目指してください(2回目)

報告になりましたが,最後まで読んでいただきありがとうございました.

徳永 翔

投稿者:徳永 翔/ひよこさん1号

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