お知らせ
- 2023.11.21若手の会2023を開催しました!
- 2023.10.03「会いにいける科学者フェス」でポスター発表します!
- 2023.06.132023年度 班会議を開催しました!
- 2024.03.14本領域のメンバーが第20回(令和5年度)日本学術振興会賞並びに日本学士院学術奨励賞を受賞しました(藤井班)
- 2024.03.08本領域のメンバーが令和5年度日本植物形態学会<奨励賞>を受賞しました(元村班)
- 2024.02.15【プレスリリース】花が散りゆく仕組みを遺伝子から解明 〜オートファジーにより、古い花びらの根本を狙い撃ちして除去していた〜 作物や花卉の落花時期の調節も可能に(伊藤班)
両性花を基軸とした植物の繁殖戦略の「挑戦性の痕跡」を
紐解くため、先端情報学をコアに異分野を連結して
生殖システムの基盤原理の理解への変革を目指します。
植物は自ら移動できないため、着生環境に合わせた可変的な繁殖戦略を見せます。その典型例が自殖(自己交雑)と他殖(他者との交雑)という真逆の生殖システムを内包する「両性花」です。それぞれの植物種は、繁殖戦略に合わせてこの自殖と他殖を目まぐるしく改変しており、その作働因子群における極端に速い進化の動態は、ゲノム配列やタンパク質立体構造に痕跡として刻まれています。本領域では、この両性花を基軸とした植物の繁殖戦略の「挑戦性の痕跡」を紐解くため、AI技術を中心とした先端情報学をコアとしてゲノム生物学、構造生物学や有機化学等の異分野を連結し、静的な植物の極めて動的な生殖システムの基盤原理の理解への変革を目指します。