お知らせ
- 2025.05.29【本領域主催】「禹の三角形」モデル構築90周年記念シンポジウム(2025年9月17日)のご案内
- 2025.05.272025年度 班会議を開催しました!
- 2025.04.302025 International Symposium on Rice Functional Genomics(2025年8月23日~27日)のご案内
- 2025.06.09【プレスリリース】アジア在来コムギの黄さび病抵抗性の遺伝的基盤を解明 〜木原博士以来収集された在来品種の育種活用へ〜(清水班)
- 2025.04.24【プレスリリース】卵子は精子を食べて受精を成立させる -食作用に類似する受精様式を発見-(齋藤班)
- 2025.04.21本領域のメンバーが令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞しました(元村班)
両性花を基軸とした植物の繁殖戦略の「挑戦性の痕跡」を
紐解くため、先端情報学をコアに異分野を連結して
生殖システムの基盤原理の理解への変革を目指します。
植物は自ら移動できないため、着生環境に合わせた可変的な繁殖戦略を見せます。その典型例が自殖(自己交雑)と他殖(他者との交雑)という真逆の生殖システムを内包する「両性花」です。それぞれの植物種は、繁殖戦略に合わせてこの自殖と他殖を目まぐるしく改変しており、その作働因子群における極端に速い進化の動態は、ゲノム配列やタンパク質立体構造に痕跡として刻まれています。本領域では、この両性花を基軸とした植物の繁殖戦略の「挑戦性の痕跡」を紐解くため、AI技術を中心とした先端情報学をコアとしてゲノム生物学、構造生物学や有機化学等の異分野を連結し、静的な植物の極めて動的な生殖システムの基盤原理の理解への変革を目指します。
